さて生田くんと言えば、前世に何かあったのか、現世で何かあるのかと心配になるくらい。
↑余計なお世話
書けない(作れない)物書き(芸術家)が頻繁にテーマになりますが。
今作も期待を裏切らず(?)、作りたいもの(歴史小説)と求められるもの(ホームズ物)の間で葛藤する主人公でしたね。
史実のドイルさんもそうだったようですが、この2020年代の現在でも。
作りたいものと売れるものが違うというのは良く聞く話ですよね。
芸術家・アーティストに限らず。
やりたいことと出来ることが違うというのは、フツーの社会人にも共通する悩みで。
そんなところも含め、興味深く(自分事のように)観られたのかなと思いました。
あと、ドイルとホームズの最後の戦いの場面。
「キャラクターが勝手に動き出して結末を決めずに書き始めてしまった」みたいな。
作家さんあるある的な、萌ネタで面白かったです。
さて、今作で退団公演の和希そら。ストランド・マガジンの編集長。
はぁ、退団かぁ・・・・。
とかく、最後がとても格好良い、素敵で、情があり、知力もあり、才能のある。
そして妻という相手役(はばまいちゃん)もいる。
最高な役で、その役を最高に演じてくれていて、良かったです。
さぁ会場の2000人から2500人の観客よ。
ストランド・マガジンのメンバーと一緒に。
「辞めないで―」と叫びましょう。
・やっぱり鎖出てきましたね。「書けない」と同じくらい鎖は生田君のテーマなのか。
・とかくセットがキレイ。咲ちゃんドイルの診療所の土台が本で出来ているの素敵。
あと、ストランド・マガジンの編集室の机が、脚も含めて本なのも素敵。
・上述したけど、そらとはばまいちゃんは夫婦なのね。座談会読んで知った。
初見の際は、恋人か、ちょっといい関係くらいかと思った。
・ダメ親父のキャリアをどんどん積み重ねるにわさん。今回良かったよ。
しっかり息子の本を読んでるなんて、泣けるね。
・お母さんゆきのちゃんが美しい。私だっておーじかおると一緒になれるなら家を出るわ。
・ひまり&かすみ。イギリスからポルトガルに移って家庭教師かぁ。努力したんだなぁ。
ところでフェアリーの衣装可愛すぎるぞ。
・昨今、あがちんの役幅が広すぎる。今回はインチキペテン師って…。
ガチの傭兵(シティハンター)、粋な浪人(夢介)、キングオブキング(蒼穹)巻き髪末っ子(ライラック)ですよ。
外箱にも目を向けると犬(魔法使)とかパンク王子(ウトルーエンセ)ですよ。
怖い・・凄すぎて怖い・・・将来が楽しみでしかない・・。
・今作で対談の沙羅アンナちゃん。バリバリ目立つ役で良かったぁ。
・PAGADを観た身としては、「マリーアントワネットも認めた」とか「メスマー教授が」などの秘術を言われると郷愁にかられる(メスマー教授のじゅんこさん、良かったなぁ・・・)