ハッピーミュージカル万歳!!
ということで、雪組さんで公演中のボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル。
ヅカオタ泣かせ、且つ終演後挨拶泣かせのロングロング・タイトル。
(新公終了後の聖海くん、ファイトやったで)
まぁタイトルへの感想は置いておいて、観劇の感想です。
正直、演目発表があった際は、雪組100周年にしては、雪組100周年記念ショーとの併演にしては地味かな。
なんて思ってしまいましてね。
オリジナル作品だし、既視感のある題材(宙組シャーロックホームズ)だし。
と思ってたんだけど、とってもとっても楽しかった。
ハッピーミュージカル万歳!!!(2回目)
ハッピーなのよ。何といっても。
まぁね、確かにね、シリアスな作品は見応えあるし、もちろん好きなんでけど。
人間、歳を重ねると楽しいという感情を増やしたくなるし、世の中も大変だし。
宝塚界隈も大変だし(小声)
観た後に楽しい気分になれる作品万歳だなって思いました。
↑生田くんお得意の、ほの暗ーい開演前セット。
さて、今作。演じている皆様の良さ・長所がすごく活きる役だったなと思いました。
咲ちゃん、コナン・ドイル。
まぁまず、咲奈×スーツが最高過ぎてだな。
口を開けば言っている気がするけど、鬼に金棒、咲奈にスーツ。
そこに加わった咲奈に髭。そう、咲奈に髭。
私、咲ちゃんのキャリエール(@ファントム)が凄く好きなのですが。
また更新してきました。
official(に供給される)髭(が超絶似合う)ダンディズム(なイケオジ、その名も咲奈)。
素顔は可愛い系の髭はハマると底なし沼ですからね、気を付けたい(最近の案件はありちゃん)
ビジュアルを熱く語ってしまったけれど、役も良い。
今作のコナン・ドイルさんは、ポジティブで、まっすぐで、愛や友情に熱くて、でもちょっと困ったさん。
この役どころが咲ちゃんにすごく合っていた。
咲ちゃんのあまたある魅力の一つは、滲み出る温かさだと思っており。
あるいは、ちょっとぼーっとした様にも見えるところ(例:ますっくさんの波瀾爆笑)でもあり。
そんな、「イメージする咲ちゃん」がドイルという役に合っていて。
ドイルという役を通すことによって、咲ちゃんの魅力が益々高まったように見えたんですよね。
(賛否両論だったと思うけど、私は夢介さんもすごーく好きだった)
そして、夢白ちゃん、ルイーザ。コナン・ドイルの妻。
こちらも「夢白あや」の魅力満載な役だった。
あやちゃんは演技が達者なので、シリアスな
ヒロインもいずれ見たいけれど(心中は未見)。
咲ちゃんとのコンビのゴールも見えてきた、このタイミングとしては。
ラブラブ・バカップルで天真爛漫に、咲ちゃんの隣に立つ夢白ちゃんで良かったです。
(え?ライラック?私は嫌いじゃないよ)
そう。天真爛漫を説得力を持って体現できるって、稀有な才能だと思うのですが。
ルイ―ザは、ルイーザとコナンドイルの夫婦は、他の作品なら「おいおい落ち着けや」と突っ込んでしまうところを、
ただひたすら見ている方もポジティブになれる、幸せになれる、そんな役でした。
あと夢白ちゃんは「行動するヒロイン」が似合う。
原稿を持って編集部に押し掛けるところとか、あーさを殺そうと策略するところとか(←言い方)
観ていて楽しかったです。
さぁ、そんな殺される(殺されかける)←語弊あり。あーさ、シャーロック・ホームズ000。
もう自由自在で悠々自適な盤石2番手ですね。
咲ちゃんドイルの分身?想像上の存在?ということで難しい役どころかと思うけれど。
はち切れんばかりのスターオーラで演じてましたね。
スパンコール衣装までは許容範囲だつたけど、デビル×バイオリンは感情が爆発しました(生田くん…)。
今作への感想とはズレるけど、惜しむらくは、咲ちゃんとバリバリの敵役を演じるところを観たかったなあ。
意外にやってないんですよね。(シティハンターからライラックまで、立場は違えどが良いと敵対の間くらい)
まぁそれも、芝居の月組出身のあーさだからこそ、複雑な役がこなせるからこそ、だったのかな。
とりあえず、キラキラスパンコールのあーさは大変素敵でした!!