月組トップコンビの退団発表がありました。
月組トップスター・月城かなとが、2024年7月7日の東京宝塚劇場公演 ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』、レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』の千秋楽をもって退団することとなり、2023年9月26日(火)に記者会見を行います。
(宝塚歌劇団ホームページ)
月組トップ娘役・海乃美月が、2024年7月7日の東京宝塚劇場公演 ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』、レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』の千秋楽をもって退団することとなり、2023年9月26日(火)に記者会見を行います。
(宝塚歌劇団ホームページ)
れいこちゃんに関しては、
(トップ就任後は全てが代表作だとして)
銀ニ貫の松吉が好きだなぁ。
好きだった、ではなく、今でも好き。
作品自体も、
合戦も殿様もお家騒動も花魁もない、
市井の町人の真面目な半生を描いた、
いかにも雪組らしい作品で。
真面目で誠実で一生懸命なれいこちゃんが、胸を打つのですよね。
…もとい、じゅんこさん番頭に虐められて高い背を丸める姿や、仲間のあすくんとの友情やら愛すみれちゃん(同期愛!)に夕飯多めに貰えるところやら。
なんなら、寒天頑張るがおたんのほうがスポットライト浴びてるんじゃないかというような。
「小さなことからコツコツと」な主人公が、(当時は)派手さにないけれど、舞台にコツコツ取り組むれいこちゃんに、すごくリンクしたのですよね。
ラストの紋付袴は眼福だった。
(そして、そんな着実な努力が、持ち前の美と融合して、四乃森蒼紫として大輪の華を咲かせたのは、また別の話)
(てゆーか、れいこ蒼紫は宝塚100周年以降の大事件ですよ。客席21列目をことごこく生きる屍にした罪をどうお考えなのですか!?今でもご本人に聞きたい。
←客席列は東京ver.です)
月組に来てからは、あんな美形なのに、ちょっとおとぼけキャラが多くて、そしてそれが意外なほどハマって(芝居の幅がどんどん広がって)面白かったなぁ。
やっぱり好きだったのは、BADDYのポッキー巡査。
観る人によって感想は違うと思うけど、私はポッキーがBADDYの世界と客席を繋ぐポジションだと思ってるですよね。
ポッキーという、我々と同じ感覚を持つ(結果、あの世界観に流されらところも含めて)フツーの人(役)がいるからこそ、初めて飛び込む世界への楽しさが増したというか。
結末を知っていても何度観ても、あの高揚感と、ポッキーが横にいてホッとする感じ(いや、横にいないけどね)は変え難い。
それでいて最後の見せ場と、そして何と言っても、フィナーレでメガネ外してからのバチコンウインクは、客席、息も絶え絶えでしたね…。
うみちゃんは、ヒロインならダル•レークのカマラと応天の昭姫が最高なんだけど。
(ビジュアル&芝居ともに好きすぎて堪らない)
若手時代で好きだったのがマノンのホマ。
ちゃぴ演じる港区女子(←語弊…)(そして、こちらも最高に好き)に向かうところとか。
歯を食いしばって、地面をしっかり踏み締めながら、
生きてる役というのが印象的で。
あぁこれからの世代の娘役は、自立して、自分らしく立つ人が輝くんだな、と楽しみになったものでした。
明日の記者会見。
麗しいお二人の姿を、寂しいながらも楽しみにします。