国際フォーラムで公演中のファントムを観劇してきました。
宝塚ファンなのでクリスティーヌから話題にして申し訳ありませんが、真彩希帆ちゃんについて。
クリスティーヌ@真彩希帆
まさに天使の歌声。
天使の歌声という言葉が先か、
真彩希帆という存在が先か。
タマゴが先かニワトリが先かというレベルで、
存在そのものが天使の歌声…!!
退団後、舞台のきいちゃんを観劇したのはこれが初めてです(映像では観たことあったけど)。
在任中も宝塚随一の歌姫だったきぃちゃんですが、
その歌声は健在!
というか、益々伸びやかに!!
きぃちゃんの歌声を何度も「天使」と表現しましたが、それくらい、異世界な感じがするんですよね。
生身の人間から発せられているはずなのに、
なんというか、天から降ってくるような、
繭のようにすっぽり包んでくれるような。
エリックじゃなくても、その歌声、誘拐したくなります。←いけません。
さて、きぃちゃん。
歌姫なのはもちろんですが。
改めて今回思ったのは、
演技が素晴らしいということ。
2幕冒頭。
宝塚版でいうところのエリックストーリー。
宝塚ではエリック母は演者が変わりますが、
今回の公演はクリスティーヌ役がエリック母も兼任。
キャリエールの独白で進み、エリック母(きぃちゃん)が、その背景で歌い踊り、物語を伝えいく場面ですが。
ここのきぃちゃんの演技がとても良かったのですよ。
キャリエールに裏切られたと分かった時の表情とダンス。
その前の幸せそうな表情から一瞬にして、
顔が強張り、ダンスも鬼気迫るものになり、
精神が壊れた目つきになる、その流れが凄まじかったです。観ていて身震いするほどでした。
役者は複数の顔を演じ分けるものとは言え、
数分前まで天使のクリスティーヌを演じていた、
一瞬前まで聖母のような母を演じていたとは思えない落差。
きぃちゃんの底知れない表情力を目の当たりにした公演でした。