だいぶ今更ですが、KAATで観劇した

宙組の大逆転裁判感想を。


観劇に備えた私のステータスとしては、

過去の宙組逆転裁判は1〜3を映像で鑑賞、

スマホ版のゲーム大逆転裁判を1〜2までクリア、

の状態で臨みました。


なお舞台は1回しか見られなかったので、シーンや台詞などはうろ覚えです。ご容赦ください。



成歩堂龍ノ介のもえこ
いやぁ〜良かった!!
もえこの"当たり役"になったのでは
ないでしょうか!!!

ナルホドくんの、普段はおっとりした感じや
裁判になるとキリッとする感じが、
もえこの穏やかさ、男役スイッチが入ったときのカッコよさにとても良く合っていました。

あと、追求された時のしどろもどろ感が可愛かった。
演出の鈴木圭先生から、「目が泳ぐ練習をするように」言われたそうですが、
目を泳がせたり、頬を手で叩いて気合い入れたり、
窮地に追い込まれてのけ反ったり、といった
「ゲームの再現」が素晴らしい再現っぷりでしたね。

コミカルな演技をするもえこが珍しくて、
何とも愛おしかったです。

そして何と言っても、詰襟学ランが良く似合う。
背が高いから、スラっとしたシンプルな学ランスタイルが良く映える。ビジュアルが神ってるわぁ。

今回はナルホドくんというキャラクターのため、
衣装はずっと学ランなのですが、
(途中でコート着用はあり)、
それが気にならないほどの見栄えの良さでした。

あと、黒髪の短髪も似合うよね。
もえこって「大人っぽい」イメージが強かったけど、
こういう少年っぽさ、青い感じの役が意外にハマるという新しい発見でした。

そんな勇ましいナルホドもえこも、お茶目なナルホドもえこも、ここという一瞬を捉えた舞台写真がありますので、どうぞよろしく。
(舞台写真の回し者ではありません)

そしてナルホドもえこさん。
舞台中、出突っ張りの喋りっぱなし。
とてつもない台詞量です、あっぱれ!!
なので、裁判中は舞台上(弁護士席)に水筒とタオルが置かれて、さりげなく水分補給&汗拭きをしています。(水筒&タオル渡しはひばりちゃんのお仕事)
なお私は気が付かなかったのですが、この水筒やタオルがCAPCOMさんの公式グッズだったようで、ゲームファンの方々が喜んでかださってましたね。
(つまり、水分補給が全然さりげなくない、笑)

しかし、これだけの膨大な台詞をこなしたもえこ。
そうとうパワーアップしたのでは。
次の舞台が楽しみです。


ひばりちゃんの寿沙都
ゲームから飛び出た可愛さよ!

この可愛いさを、リアルの人間が再現できるってどういうこと!?というくらいビジュアルから演技まで、
完璧でした。

まずビジュアルですよ。
袴は分かる。タカラジェンヌですから、袴は着こなすでしょう。
髪型の再現っぷりですよ。
ゲーム特有のあの髪型をしっかり再現しつつ違和感が無いってすごい…。

そして演技。これがゲームのスサトちゃんそのもの。
スサトちゃんの決めポーズとか、
ホームズさんへのミーハーっぷりとか、
スサト投げとか、笑。

改めて、ひばりちゃんはやっぱり演技が上手いし、
立っているだけで華やかなので、
ヒロインだ!という説得力があるなと思いました。

あと、もえことの並びが、すごーーく良かった。
これは嬉しい発見!!
私は根っからの身長差萌え、体格差萌えなので、
もえこが後ろからひばりちゃんを抱きしめたときの2人の立ち姿に、改たな萌えカップルの誕生を感じました。


シャーロック•ホームズ役のこってぃ
存在感が異彩を放ってた!

すごい、まんま大逆転裁判の世界のホームズだわ。

大逆転裁判の世界のホームズさんは、
変わり者というか、場面を引っ掻き回すキャラで。

うん、配役発表があったときから、
そんな大逆転裁判のホームズはこってぃにぴったりと思ってたよ。
予想どおりだったよ。予想以上に引っ掻きまわしてたよ(褒めてます)。

ナルホド&スサトに絡むウザい感じ(褒めてます)とか、裁判中の何か企んでそうな感じとか、派手に登場し派手に去っていく感じとか。

腹にイチモツあるキャラを演じさせたらピカイチなこってぃでした。

それでいて、このホームズという個性的な人物が、
こってぃという肉体を通すとノーブルさも兼ね備えちゃうのよね。ほんと魅力的だわ。


亜双義のひなこ
…惚れてまうやろ!!

これまた、まんまゲームから飛び出てきたような、
赤いハチマキ、日本刀、学ラン、足元はゲートル。
様になりまくってて痺れますわ。

この舞台はナルホドくんたちがロンドンに着いた時点の物語(ゲームでいうところの1-3のパラレルワールド的な感じ)なので、アソーギくんの登場は回想シーンのみなのですが。

すっごい回想されまくってます、アソーギくん。

配役発表時は「ひなこはアソーギかぁ、カッコいいけど出番少ないのかなぁ」なーんて心配しましたが。
もえこナルホドくんが、しょっちゅうアソーギを思い出してくれるので、無心配でした。

ナルホドくんもアソーギも腕に弁護士の腕章を付けているのですが(設定上、アソーギからナルホドくんが受け継いだもの)、
とあるナンバー中に、それぞれの腕の腕章を重ね合わせる振りがあるんですよ。
それがほんとにカッコいいのです。
舞台写真にもなっているのでよろしく。
(重ね重ね、舞台写真の回し者ではありません。)