改めまして、
キキちゃん、さくらちゃん!
トップ就任おめでとう!!
キキちゃんのアーサー。
いやー若かった、初々しかった!!
新鮮なキキちゃんだった!!!
宙組2番手期間は、
敵役か達観した友人ポジが多くて、
そういうキキちゃんに慣れていたもので。
登場から、
爽やか衣装、金髪のくりくりウェーブ、
無垢なお顔だったので。
長年見てきたはずのキキちゃんが、
…初めてお目にかかります!
というくらいに新鮮だったよ。
(プロプロを観ていれば、また違う感想だっかも)
満を持してトップ就任の研17生が、
こんな初々しい役づくりをするなんて。
やっぱりタカラジェンヌってすごいわ。
ところで幕間、
「いやーキキちゃん初々しかったぁ。ところでポスターの黒い衣装はいつ着るんだろ、二幕で徐々に闇落ちして着るのかな?」
なーんて呑気に思ったら。
二幕冒頭から!
全身黒い衣装(ポスターのやつ)で!
客席睨んでるキキちゃんが登場して!
あぁいつものキキちゃんだーーー!!
となったわ。
まぁアーサーさん、苦労だらけですよね。
平凡に暮らしていただけなのに。
いきなり怪しげな人がきて、お前王の息子だとか言われるし、
剣を引き抜いたら王に担ぎ上げられちゃうし、
唯一の肉親であるお姉ちゃんは怪しいし、
育てのお父さん殺されてちゃうし。
(だからと言って新婚早々に嫁を無視しちゃあかん。だから友人に取られかけるのよ。)
そんな困難に立ち向かっていくキキちゃん、
さくらちゃんと徐々に距離を近づけていくキキちゃんが、ほんと健気で素敵でした。
ラスト近くの戦いのシーンでのダンスも勇ましかった(エリザのフィナーレみたい)。
すごく良かったなぁと思うのがセット。
冒頭からある階段のセット。
ずっと階段が正面を向いていて、階段裏がツタ?龍?のような作りになってるんですよ。
芝居中はまぁ普通のセットだなと思って気に留めていなかったのですが、
最後、キキちゃんが階段を登ったところで、
このセットが回転し、
正面から見ると王冠になったんです。
王冠のセット、その中心に立つキキちゃん。
痺れました。
グィネヴィアのさくらちゃん。
しゃかりきヒロインが良く似合う!
(一方で姫芝居も結構いけると思ってる)
改めて、さくらちゃんは声がイイと思った。
遠くまで声がよく通る、聞きやすいし、
聞いていて気持ちいい。
そして戦うヒロインというのがカッコいいよね。
ずんちゃん倒したり、ウルフ族に立ち向かったり、
娘たちに弓を教えたり。
前へ前へと出ていくヒロインが、
宝塚のヒロインとして全く嫌味でないのは、
さくらちゃんの爽やか故だと思う。
しかしグィネヴィアちゃん。
新婚早々から夫に無視されるなんて大変…。
「グィネヴィアー、旦那さんと早速ケンカぁ?
じゃあパーっと飲みに行っちゃおうぜ☆」
って誘って、朝までカラオケする友人になりたい(私が)。
そんな気晴らしでもあれば、
ずんちゃんとの間違えも起こらなかったろうに。
(注•6世紀の話です)
ずんちゃんランスロット。
お髭がいい!!
韓国版の映像でランスロットを見て、
わぁずんちゃんっぽいー、ずんちゃんに合いそうー、
と思っていましたが。
やっぱりハマってましたね。
キキちゃんのお兄さんポジションが新鮮だったし、
アーサーとの対立とか、
グィネヴィアを思ったの苦悩とか、
見ていて辛かったです。
(見に行ったとき、ランスロットが窮地になるごとに隣の人が泣いてました)
キキちゃんのお兄さんポジが新鮮、と書きましたが。
それはその通りなんだけれど。
お兄さんポジションはしっくりくるんですよ。
ずんちゃんのお芝居って懐が深いから。
グィネヴィアのことも、色恋というより、
純粋に辛そうな彼女を支えたい、に見えるのよね。
(それを悪用するなんてなんて事を真白っち。
←役名で言ってください)
ウルフの長のまりんさん。
ビジュアルが気合い入ってるーー!!
まりんさんが出ていると思って見なければ、
誰だか分からないレベルですよ。
ベテラン専科さんになっても、あんなに髪立てるし、顔にペイントするのね。いやぁ迫力満載でした。
しかし「父親にとって最大の不幸は息子を亡くすこと」って、めっちゃフラグだな。
そのほか、その息子の大路りせくんはやっぱり顔面最強。豪華な衣装が映えるって素晴らしいわ。
ウルフ族の娘役ちゃんたち。尻尾のフサフサ可愛い。
修道女きぃちゃんの歌声がマジ神への祈り。
まっぷーさんのお父さん役はいつも泣ける(大抵息子に見守られて死ぬからなのか)
花宮沙羅ちゃんの妃が美しかったぁ。退団とは。。
皆さんの役柄も新鮮だったし、改めて顔触れが変わったな、と思いました。
(ずんちゃん以下の路線系がほぼもえこチームだったというのもあるでしょうが)
新しい宙組も楽しみです!