ムラ以来、久しぶりに東京で観劇しました。
熱量が増していましたね!!
と言うことでキャスト別の感想。
ロナンのこっちゃん。
あぁ、観たかったこっちゃんだー!!
少年性に溢れ、熱量に溢れ、成り上がり魂に溢れ、
めちゃめちゃ歌ってくれるロナンこっちゃん!
これぞ、これぞ、これぞ、観たかったこっちゃんだー!!ありがとう!!
そう、こっちゃんって虐げられる(成り上がってみせるぞ)側が似合うよね。
その点、咲ちゃんやれいちゃんは生まれながらの貴族・富裕層が似合うし、キキちゃんやれいこちゃんは成り上がり後が似合うと思う。
そもそもロナンって、
田舎から出てきた無学の田舎者なのに、
何故かインテリな革命家たちから一目置かれ、
新参者なのに印刷工仲間からもリーダー的に扱われるという、
割と「何故!?」なキャラクターなんだけど。
こっちゃんロナンは、その熱さというか、
「虐げられて堪るか!」「立ち向かうぞ」が凄くて、皆が仲間になりたくなるのが分かるのよね。
1幕であまとフェルゼンとの立ち回りがありますが、
ここで凄いなぁと思うのが、こっちゃんロナンが「田舎者の立ち回り」になっていること。
あまとフェルゼンは剣を学んだ貴族の剣使いなんだけど、
こっちゃんフェルゼンは「へっぴり腰、付焼刃」感が出てるんですよね。
これって、上手に立ち回りするよりも、よほど難しいと思う。
ムラの時はそこまで感じなかったので、東京までに進化されたなと感じました。
歌の素晴らしさは言うまでもなく。
こっちゃんの歌は以前から、もちろん「上手いわぁ」だったんだけど、
最近は技術的な上手さに加えて、役としての気持ちが強く感じられるようになったと思う。
あまりの熱演に、ロナンの生き様に手に汗握る。
(し、こっちゃん、生き急がないで!と心配になる)
(まぁ一息入れようよ、お水差し入れしたくなる)
ムラで観劇したとき、パレ・ロワイヤルの場面で、
こっちゃんが新聞を持ってくるのを忘れるという
ハプニングに遭遇したのですが。
大慌てで袖に新聞を取りに行く、
こっちゃんの身体能力凄いなと思いました。
(銀橋で猛ダッシュとか…普通怖くて出来なそう…)
そして、自分だったらこの場面、どう乗り切るかなとか考えた。
(「今は持ってないけど刷ったんだ―」で誤魔化そうかな、でもその後の場面が詰むかな、とか)
なこちゃんオランプ。
か・わ・い・いーーーーー!!!!
かわいい!可愛い!!かわいい!!!
あれでしょ、ベルサイユ宮殿内に、
隠れオランプ・ファンクラブあるでしょ!?
リーダーで会員No.1はラマール。
秘密警察きしょう君たいき君がNo.2・3。
そのほか宮殿内の侍従たちで、
今日のオランプちゃんについて語り合ったり、
隠し撮りオランプちゃん交換したりしてるでしょ!?
いーなー、私も混ざりたい!
(↑注:全て妄想です!)
という可愛さで、
そりゃぁロナンこっちゃんも惚れるわ、
秘密警察も追いかけるわ、
アルトワ伯も執着するわ、
マリーも傍に置いておくわ、と思いました。
ムラから東京でずいぶん演技も変わっていて、
コミカルな場面はより大仰に、シリアスな場面はより繊細になっていました。
特に、ロナンに無実の罪を着せるシーン。
ムラではまぁ普通だったんだけど、東京ではアニメのような大げさな演技になっていて、
会場から笑いが生まれていました。
ところでオランプがバスティーユでロナンを助けた後の、
お父さんの「罪滅ぼしに君を助けたんだ」という台詞。
「罪を擦り付けておいて、罪滅ぼしも何もないだろ…?」とずっと思っていたのですが、
東京のなこちゃんオランプの演技が体当たりで、生き様ががむしゃらで、その様子が健気で…。
ロナンの「王妃を助けるために俺を身代わりにして、そういう風にしか生きられないんだろ」、
の台詞が初めてストーンときました。
ごめんねオランプ、可愛いかわいいばかり言って。
オランプの魅力は可愛いだけでなく、その一生懸命さ、必死さなんだね。
それが心を打って、皆がオランプに惹かれるのね。
なこちゃんに気付かされました。