ロマノフ家の皆様について
【デルフィーヌ一家】
潤花ちゃんが、可愛いーー!かっこいいーーー!
彼女はプリンセス感と現実の女性を融合させた女性を表現するのが本当にうまい。
今回のデルフィーヌちゃんは、ロマノフの末裔というお姫様である一方、自分の考えを持った(でもちょっと頭でっかちな)地に足ついた女性。
この役を、トップ娘役ならではのプリンセスオーラと、オフの彼女の持ち味である現代的な女性感で見事に演じていると感じました。
あとはやっぱりコメディ部分の巧みさね。
銀橋でのお着替えとか、イルカの立ち泳ぎとかの脚本の粗い?部分。
潤花じゃなかったら完全に事故になっていたと思う(ので、小池先生は潤花ちゃんに金一封くらいの気持ちを送ってほしい)。
添い遂げ退団なのでラブラブに終わるかと思いきや、お互いを「最高の思い出」として別の道に歩むラストは初見で意外でしたが。
それも潤花ちゃんというヒロインらしいな、と思いました(人間ウン十年生きていると、共に歩むだけが全てじゃないと思うよね)。
潤花ちゃんのお母さん、小春乃さよちゃん。
「あぁもうヤレヤレだわ」なママさん感が良かったです。
(そしてヤレヤレの原因の大半はすっしぃさん…)
何と言ってもさよちゃんは、いつもながら、声が非常にキレイでした。持ち味の歌が無かったのは残念。
あと今回、気が付く人のみが気が付く、さよちゃんの大役。
「デルフィーヌのティアラを固定すること」
アメピン3本(間違ってたらごめんなさい)で、あの大きなティアラを頭に留める娘役テク…。
マジで感動します(ヘアアレンジを全く出来ない女B)。
妹たち。ひろこちゃんとひばりちゃん。
いやぁ、可愛くて細くて、これぞタカラジェンヌ、というビジュアルに毎回感動しています。
お姉ちゃんとはずいぶん性格違うようにも思えるし、お姉ちゃんのためにお馬鹿ボンボン(ナニーロ&キョロ)からガードしているようにも見えるし。
なんにせよ、最後しどりゅーを選んだところは人生の勝ち組ですね!
【スイスの銀行家】
まぁこのカテゴリー、ましろっちしかいないんですけどね(好き)(そしてこの人、ロマノフ家の方じゃないわ)。
一幕カジノでティアラを掲げて大事な説明台詞言うところとか、二幕冒頭に舞台ゼロ番で話すところとか…。
えっと…新公学年でしたっけ。
…詐欺でしょ!?
(好き)(大事なので2回言った)
見どころは他にもたくさんで、ゲオルギーすっしぃさんの部屋でお馬鹿ボンボンに顔をしかめているところ。
ティアラが手元に戻ってきたらティアラの入った箱を愛おしそうに撫で回しているところ。
是非、見てくださいませ。
しかしスイスの銀行。国家予算にも匹敵しそうなティアラをましろ1人に委ねないでいただきたい(SP付けろや!)。
【ゲオルギー一家】
この記事で既に何度も話題に出したお馬鹿ボンボン、こと、ナニーロとキョロちゃん。
すっごくいい役だったと思う。
彼女たちの超絶ビジュアルと、バカ息子(byしどりゅー)感が、他のメンバーとのバランスの中でピッタリハマったんですよ。
いやぁ超絶ビジュアルがいい!でもデルフィーヌが避けるのがよく分かる!という感じね(若手男役が必ず通る役)。
両親の命乞いするところとか真剣さがあって、ただの軽薄な息子じゃないんだなと思いました(遊ぶ金な無くなるからとも思えるけど、心がこもっている感じがしたのよね)。
しかしこの息子たち、この後ちゃんと働いたのだろうか…。公演後の世界線でもフラフラしてそうな気がする(もうそういうキャラなんだよ)。
そんな、お馬鹿ボンボンのママ、かつ、すっしぃさんの奥さん。花菱りずちゃん。
私的には、カジノロワイヤルのベストアクトは彼女でしょう。
物語の本筋を大きな影響を与えるわけでは無いのだけれど。脇役としての記憶に残る度合いがすごい。
まずキャラ設定として、潤花ちゃん一家との対比という意味もあり。
胡散臭そうなマダム感が凄い。
ご近所にいたら、絶対関わりたくないけど、一方で仲間に入っておかないとムラ八分されそうな感が凄い。。
「あーら〇〇ちゃんのママ、ワタクシに挨拶ないなんてお里が知れるわねザマス」とか言ってほしい(でも自分は言われたくない)。
ビジュアルもよい。あのタラコ唇なお化粧が、役を良く表している。
そしてそして何と言っても。
これ是非、劇場で観劇する人、皆に見ていただきたいんだけれど。
二幕冒頭のラスプーチンさんの場面で、ラスプーチン(@キキちゃん)が潤花デルフィーヌに手を掛けようとするところの、うぇいうぇいパフォーマンス。
(両手をイェイポーズで振り上げて、顔は最高潮に笑い顔してるやつ)
これを見て彼女を好きにならない人はいない!!
私はオペラでこれを見つけてしまったとき、肩から崩れ落ちるほど笑い&感動&全人類に共有したいと思い、とにかく崩れおちました。
キキちゃんの斜め後ろくらいでパフォーマンスしてるので、どうか配信やDVDに残りますように…。
(マジで殿堂入りしてほしいパフォーマンス)
そしてこの記事のトリは当然、すっしぃさんです。
ゲオルギー大公。
いまだにすっしぃさんの退団が細胞に入ってこないので、ううぅん…?と思いながらなのですが。
今回もすっしぃさんは最高のすっしぃさんでした。
マリア皇太后のお写真も出てきて、ありがとうございます。
あらゆるSNS、ブログで言われているので
私が書くのも今更なのですが、
「これから山あり谷だと思うが、私のようにダンディ品良くにユーモアに生きれば道は開ける…」(意訳)なんて、全タカラジェンヌのバイブルだし、ヅカオタにとっての格言だし、これを舞台上で言われているナニーロ&キョロちゃんへの影響力たるや…。
皇帝すっしぃは立ち上がる〜♪