カチャ主演星組全ツのお芝居「 バレンシアの熱い花」の感想です。
バレンシアを生で見たのはまぁ様版宙組全ツと、
今回です(それ以前のものは映像のみ)。
宙組全ツを見た際は、
恋愛ドラマ、メロドラマな物語と感じたのだけれど。
今回は復讐の話という印象を持ちました。
何でだろ。おそらく宙組全ツを見た頃は、
まぁ様の次の相手役は誰?真風の相手役は誰?
(具体的には、うらら様なのかまどちなのか)
という気になることがあったので。
役同士の恋愛模様(もっと言うとコンビの相性)に
注目して見ていたのだろうなぁ。
一方で今回はセンターが
専科歴も長くなってきたカチャ(萌えを越えた究極の男役)、
固定の相手役がいるなこちゃん(紛うことなきこっさんの正妻)、
なので恋愛要素は薄めに感じました。
だからか、以前見た時はフェルナンドひどい男だなぁと思ったですが。
今回はあまりそんな印象は受けなかったですね。
フェルナンドもイサベラも、ひと夏?の割り切った関係と思えたというか。
といっても、もちろん、カチャ✖️なこちゃんの
並びはそれはそれで良かったです。
最近は専科的な役が多かったので、
娘役を包み込むカチャを久しぶりに見たのだけれど、
暖ったかいわぁ。
カチャの包容力を再認識しました。
なこちゃんもキレイだったぁ。
酒場のシーンや幻想シーンのダンスはもちろん最高。
イサベラとしても、フェルナンドへの深い愛情も、
しっかりと自立した女性という雰囲気も、
両方現れていてカッコよかったです。
瀬央さんのラモンも良かったわぁ。
瀬央さんの人柄もあってか、
イサベラのことも、妹のことも、街や国のことも、
大事に思う情のある青年感がラモンらしくて、
素敵でした。
開襟のビジュアルも麗しいし、
コメディっぽい間の取り方も流石です。
中心付近があまり恋愛恋愛していないぶん、
カップリングに萌えたのが、
極美慎✖️水乃ゆり。
2人並んだときの絵画のような麗しさよ…。
キワミシンはこういう忍ぶ役が合うよね。
そういえば、アルジェの男のアンドレも当たり役だった。
持ち味は現代風なのに、
柴田先生の昭和の世界観がマッチするギャップが素晴らしい。
マルガリータの乙華菜乃ちゃんを、
しっかり認識したのは今回初なのだけれど、
可愛いし上手じゃないですか!
こんなかわい子ちゃんがどんどん登場するから、
宝塚って怖い。
天飛華音のドンファン・カルデロは、
もちろん良かったんだけど、上手過ぎて、
もはや、こういう若手がやるような役では、
本人のスケールに合わないな、と思いました。
次の1789のかのんの配役はまだたけれど、
エネルギー発散できる役になりますように。
ところでルカノール公爵のかぶちゃんが色気ダダ漏れな件については、どうすればよいのでしょうか。
あと、ルーカス大佐しもちゃんの、
潔癖な役柄に一周回って色気を感じる件も。