次回のれいまど別箱公演は「二人だけの戦場」。

その初演を、予習のために見ました。

 

作・演出は正塚先生。

一路真輝さんと花總まりさんの公演です。

 


「架空の連邦国家」が舞台なので、ファンタジー色のある作品かと想像したのですが。

 

違いました。

 

土と、火薬と、嘆きと、命のにおいが充満する、

がっつり内戦の話でした。

 

公演は1994年。

架空の国家と言っていますが、

ユーゴスラビア紛争に触発されハリーが作った、

けど実際の国名は使えない、といったところでしょうか。

(台詞で普通にヨーロッパ云々とか言ってるし。)

 

折しも現在も、ロシアのウクライナ侵攻は終わる気配がなく。

劇団がなぜ再演を決めたかは知りませんが、何とも苦しいです。

 

ちなみにユーゴスラビアは、元はオーストリア=ハンガリー帝国の領土。

現在の花組公演では、れいちゃんルドルフ……もとい峰果とわフランツの地域ですね。

(うわー宝塚って勉強になるわー)



さて、作品は冒頭、上官殺害の罪に問われたティエリー・シンクレア(一路さん、次回はれいちゃん)の裁判から始まります。

 

この裁判に行きつくまでの過去パートと、現在パートの裁判シーンが交互に進む、という構成です。

 


主だった登場人物はこんな感じ。




ティエリー・シンクレア(れいちゃんで決定済)

理想に燃える若き将校。

身分・立場の違うライラ(まどち)と恋に落ちる。

 

ライラ(まどちで決定済)

地元民俗の踊り子

 

クリフォード

れいちゃんの士官学校からの友人

れいちゃんと同じ基地に赴く

 

アルヴァ

まどちの兄

虐げられた自分たち民族の独立を目指す

 

シュトロゼック

れいちゃんが赴任した基地の地元民族の議長

まどちとアルヴァの父

 

ハウザー大佐

れいちゃんとクリフォードの基地のトップ

地元民族と友好関係を築く

 

クェイド大佐

れいちゃんとクリフォードの基地の副官

上司のハウザー大佐と対立

 

ラシュモア軍曹

軍の隊員ながら、地元民族の恋人をもつ

 

エルザ

酒場の女店主、ラシュモア軍曹の恋人

 

リサ

地元民族のおしゃまな女の子

 

検事

れいちゃんの裁判における検察側の証人

 


配役予想をするなら…。

 

クリフォードはまぁ、ひとこでしょう。

初演で轟悠さんが演じた役です。

 

公演三番手格は、初演を見る限りは和央ようかさんが演じたアルヴァ

あかさんかとも思ったけど、希波らいと君かな。

早いもので新公ラスト学年。

がつーんと演じてほしい。

 

さおたさんとりんきらさんの専科チームは、

シュトロゼックハウザーでしょう。

どちらがどちらを演じても似合うのですが、

コメディ要素のあるハウザーがりんきらさんかな。

 

男役でそのほか目立つのは、ラシュモア軍曹

ひげ役だけど。

天城れいん君とか、鏡星珠君とかだったら面白い。

(あかさんがアルヴァだった場合は、ラシュモアが希波らいとだろうな。)

 

そんなあかさんは、クェイド大佐かな。

これは若手には出来ない役でしょう。

きょんさん、ふじもん、びっくなどの上級生チームの可能性も高いけど。

 

娘役は。。。。役が少ないなぁ。。。。

民俗チームと、冒頭で士官たちを送り出す恋人&母親たちくらい…。

 

娘役2番手っぽいのはエリザ

その他ちょっと目立つのがおませ少女のリサ

このあたりを、朝葉ことのちゃん、愛蘭みこちゃん、湖春ひめかちゃんが演じるのかな。

 

旧聞ですが先行画像いいですよね。

意志をつらぬく男と、運命に翻弄される女。

ポスターも楽しみだなぁ。

 

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