「天使にラブソングを」主演、な久城あす


神父・久城あす、という配役を見たとき。

いやーあすくん今回もいい芝居してくれるんだろうなぁと思ったのですが。


違った。


いや、いい芝居でなかった訳ではなく。


してくれたのは、芝居以上にミュージカルだった。

突然始まるシスターアクト(邦題「天使にラブソングを」)、主演・久城あす


歌う歌う!歌う歌う!!

song &soul!!!

ウーピー・ゴールドバーグもびっくり。


普段の公演から歌う機会の多いあすくんでも、ここまで1幕2幕と歌って歌って歌ってるの新鮮だよ。


そしていい声なんだ。

上手いのはもちろんだけど、声が暖かいんですよ。

ナイス配役だったと思います。



後半に出てきてそのカッコ良さはないぜ。桜路薫


イケオジ好きの宝塚ファンを、毎公演狂わせるおーじくん。

今回もやってくれました。


2幕になって、今更、こんなカッコいい人出てきて、どうすればいいの?私たち??


という痺れるカッコ良さ。


おーじくん演じるフランク・ハマーの、

貫禄・実績・落ち着き・寡黙・眼光・ヒゲ…。


オジ好きには堪らない要素のプレゼントBOX。


こんなひとがいるから雪組はやめられないのです。



腕をまくりが魅惑的なルーキーポリス、咲城けい


一方その頃、若き保安官だって必死に頑張ってます。

の、テッドさんちゃん。


いやー、爽やかで惚れ惚れした。


ボニーに選ばれてないのは、まぁしゃーないなと思うのですが(これはテッドの問題ではなくボニーの問題)。


観客にはめっちゃ選ばれますよ!という麗しさ。


「ポリス男子特集」とかあったら全米の表紙飾っちゃうやつ。

(そしてボニーが「私の表紙のほうが魅惑的なのよー!」と嫉妬しちゃうやつ)


ポリスの衣装。特に正装しているときよりも、シャツ姿が良かったですねぇ。


リアル「会社にいる憧れの先輩」感があって。


役としても、ボニーを想う暖かい青年、職務を遂行する冷静な保安官と、見事に演じていて良かったです。



その他、もろもろ。


・カセキョーの脚が長過ぎる。特に前半のラフな服装で際立つ。身体のすべてが脚だ。


・聖海めぐちゃんの顔がいい。群衆芝居でもフィナーレダンスでも目に入ってくる。背丈が大きい訳ではないのに。これがスターオーラか。


・沙蘭令愛くんは何処にいても目立つ。どんな場面でも目立つ。絶対目に飛び込んでくる。稀有な才能。ボニーにサイン貰えて良かったね。


・愛羽あやねちゃん新公学年とか絶対ウソでしょ。マジで知事。マジで政権。


・麻斗海伶くんの撃たれ芸。東映映画の斬られ芸並み。(いや誇張抜きで、銃弾の音と身体の動きが完全に一致しててビビる)


・少年少女のクライド・ボニー。予想以上に出番が多くてびっくりしたし良かった。何より上手で舞台度胸も素晴らしかった。


・あんこさん、ほんと綺麗。

「あなたがいつ死ぬか心配なのよ」と訴えるところは、お母さんのところに帰ってあげて…とボニーに思ってしまったよ。


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