もふもふ♪

モフモフ♪♪

もふもふ♪♪♪


 

ということで、宙組バウ夢現の先にを観劇しました。もとは初日の数日後に観る予定だったのが中止…。追加公演を観ることができました。


こってぃの初バウ主演、かつ生駒先生のデビュー作。

新人演出家さんで、実在の人物や事件を扱った訳でもなく、原作もなく、公演解説も不思議。と海のものとも山のものとも分からない公演なので感想・ネタバレを遮断し、皆様のブログも読まず、Twitterも開かず、配信感想も聞かずに当日まで過ごしてまいりました。

評判良いか悪いかも知らず。で当日開演前に隣の席の2人組の「何度も観たい公演ですよねー」という話が聞こえ、あ、いい作品なんだなと、苦笑。


観終わって思ったこと。

これヒロイン、亜音有星だわ。

ひばりりちゃんがどうこうではなく(ひばりちゃんは特上に可愛いので、それは後で書く)、完全に

キョロ(彼)→こってぃ(僕)なんだもん。

あんまりにもキョロちゃんの矢印が強いから、フィナーレに2人が踊ってるところでキョロちゃんがこってぃを観るたびに、芝居の続きかな…と思ってしまった。

普段男役同士の絡みには特に萌えない私ですが、これは興味深かったです。


物語上も、ひばりちゃんとの恋よりキョロちゃんとの友情の進展のほうが比重が重いよね。所要時間というより質的に。恋愛のほうはサクサク進むし周囲(夢の住人たち)も相談に乗ってくれるし、こってぃも楽しそうに悩んでいるし「悩んでるって言ってノロケかーい」と突っ込みたくなる。

一方でキョロちゃんとの友情は、こってぃが自分と向き合って乗り越えたからこそ、キョロちゃんに手を差し伸べられた、背中を押せたという感じ。それはひばりちゃんという存在があってこそなんだけれど。

ひばりちゃん(彼女)はキョロちゃん(彼)との関係を進展させるための要素…。うーんキョロちゃんヒロインだわ。


さて、私のキョロちゃんのイメージは「笑顔が可愛い得なヤツ」(byハイロー)なのですよ。そんなキョロちゃん、前半の底抜けに明るいです。「キョロちゃ〜ん、今日も可愛い〜」です。

それが徐々に闇ってきて「キョロちゃん…!?」「いつもの貴方はどこ…」となります。「やだやだキョロちゃんが辛いのやだ、キョロちゃんには楽しくいてほしい」と。この時点で完全に羊たちとシンクロします。羊たちのシンクロ。

そして最後は「キョロちゃん〜(泣と拍手)」と、クララが立った時の視聴者です。

(何だこの抽象的な感想)

しかもまぁ、キョロちゃん役名は「彼」のはずですが、1番呼ばれてたの「御主人様」だったよね。キョロちゃんが御主人様?何そのメイドゲーム。なんならこってぃ(僕)も「御主人」って呼びかけてたよね。キョロちゃん御主人、こってぃメイド(又は執事)ってめっちゃ分かる…(せめて役名で言おう)。



そしてこってぃですよ。

こってぃが愛おし過ぎませんか。

こってぃ演じる「僕」は常に一生懸命なんですよ。夢の中でも現実世界でも。素直でひたむきで実直だから、夢の世界の住人がこってぃを応援しちゃうのが分かる。観客もめっちゃ応援しちゃう。ひばりちゃんも前に取り乱すところとか、夢の住人に揶揄われて困っちゃうところとか、何だかもう愛おしさの極致。何だこの主演者なのに、初めて出来た彼女について根掘り葉掘り聞かれているサークルの1年生みたいな雰囲気は。

そんな良い子の僕が現実世界で友達がいないのは謎。そして、良い子とは言えひばりちゃんもう少し警戒してもいいんやで。 


こってぃ(僕)の愛は人類愛なんだよなぁ。ひばりちゃんのこともキョロちゃんのことも、恋人と友人という違いはあれど平等に尊んでいる気がする。キョロちゃん(彼)の愛はこってぃだけに向かってるんだよなぁ。そのへんがキョロヒロインがヒロインたる所以なんだよねぇ(言っとくけどキョロちゃんヒロインじゃないで)。


最近癖のある役やインパクトの強い役が多かったから、爽やかな等身大のこってぃが新鮮だったし、バウ初主演として一生懸命なこってぃと重なってよかったです。


しかし、こってぃ(僕)、なかなかに若者が普段着としては着ないようなタータンチェックばりのジャケットやズボンをお召しで、あぁこの舞台の世界観はそんな感じなのね、と思っていたら、イケ散らかした大路りせが渋カジ(死語?)みたいなファションで現れたので、僕は御曹司ということでよろしいでしょうか。



そしてひばりちゃん。

存在感そのものがヒロイン属性。

いやぁ可愛いかったぁ。もちろん可愛いだけじゃなく上手い。でもまずは可愛いを語らせてください。

まず顔が可愛い。小さなお顔にくりっとした瞳のヒロインフェイス。スタイルがいい。小顔、スレンダー、手足長い、細い、薄い。マジ凄い。そして発光している、輝いているのよ、スターオーラ。あぁ眼福。

歌もお芝居も上手だよねぇ。私はあの可愛い声も好きです。

こってぃとひばりちゃんが惹かれ合う流れはよく分からないのですが(お互い一目惚れが過ぎるし進展早過ぎ!)まぁ一目惚れもするくらい素敵な人同士だからね、と納得せざるを得ない。ひばりちゃん(彼女)の存在がこってぃ(僕)に力を与えたというのは分かりました。


さぁて次回の感想は、

・羊たちのもふもふ

・花屋は今日も大忙し

・夢の中は黒くて白い

の3本でお送りします

(たぶん)


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