初日後にもう1回観劇しました。あとは配信を観る予定です。

 

「FLY WITH ME」はLDHさんとのコラボや野口先生演出ということもあり、現代っぽい雰囲気のライブでしたが、今回は宝塚らしいコンサートでした。

演出が石田先生ということで観る前はやや不安を抱き(好きな作品もたくさんあるよ!)、石田先生ご自身も演出の打診を受けてよいものか悩まれたとプログラムや歌劇に書いておられましたが、真風さんの歩みを振り返る楽しいコンサートだったと思います。

 

良かったなと思ったのは、真風さんの軌跡を振り返る場面。

観劇前情報として、歌劇の座談会で、 真風さんがこれまで演じた役を皆に演じてもらう…という趣旨のことを石田先生が語っていたので、(過去の何とは言わないが)寒いパロディシーンになるのではと懸念していたのですが、見ごたえのある場面でした。

始めはコメディチックなパートから入りますが、その後、真風さんが過去に演じた役の衣装を着た男役さんが順番に出てきて、真風さんがその公演のワンフレーズを歌うんです。

まず、それぞれの衣装を着た男役たちがカッコいい!

個人的に特に刺さったのはずんちゃんカイルと、きよディミトリ、しどりゅージョルジュかなぁ。

ずんちゃんのカイル・ムルシリは文句なしでカッコいいです。この扮装を観られただけで満足と言っても過言ではない。本公演では優しい弟でしたが成長したね…と。その後ろでじゅっちゃんが躍るのがまたいいのよね。新公ヒロイン(ユーリ)ですから。再現のようで。

きよディミトリは踊ってましたねぇ。他は盆から降りず捌ける人が多い中、舞台に降りて踊る踊ると目立った演出でした。

しどりゅーのジョルジュは誠実そうー!

そして、各公演の扮装をした男役(みな真風さんより下級生)を背に真風さんが歌うという観せ方が、退団前に歴史を繋いでいくというか、男役のバトンを渡していくように見えましてジーンときました。

ま、トリは潤花のシャーロックホームズなんだけどね、笑。

 

好きな場面でだいぶ長くなってしまった…が、始めから振り返ります。

 

今回のコンサートのオープニング曲から始まり、衣装はギラギラ。男役も娘役もわちゃわちゃ踊っていて楽しい。

その後、ずんちゃんを中心としたカルトワインの主題歌!カルトワイン楽しかった者として、これは嬉しい~!もちろんシエロならぬもえこもいますよ。

 

そしてダンディコーナー。ここも過去の真風さんの過去作を聴かせる場面ですね。

始めはダンディズムの「ダンディ~それは何とか何とか」の曲(曲名が出てこなくてすみません。)この曲が「ダンディそれは真風涼帆」的にアレンジされています。メンバーに、ネオ・ダンディズム(←モア―・ダンデイズムでした)が星組に取られて絶叫したと噂のりっつが入っているのが嬉しい。

続いて、シトラスの風、ロミジュリ、愛するには短すぎる、オーシャンズ11だったかな(記憶が曖昧)。

で、「ダンディコーナーはまだ終わってないですよぉ」というずんちゃんのMCのもと手拍子講座があってからのNICE GUY。ナイスガイに合わせて手拍子するの楽しい。

 

次に、スタッフの皆様からの要望が多かったという風共。タカスペでやってたけどねぇと思いつつも、潤花のスカーレットが見られて嬉しかった。タカスペの記憶が残っているので、いつソーランが始まるかと思ったよ(ソーランはこの場面ではありません!)。

 

その後ジャポネスクコーナーということで、和っぽい場面になるのですが、男役も娘役も衣装はソーラン節系の法被。もえこを中心とした白鷺の城やエルハポンを打ち込み系にアレンジした曲など。途中知らない曲だなぁと思ったら真風さんの出身熊本の民謡とのこと。こういう計らいもいいですよね。

給水&すっしーさんとのトークコーナーを挟んで、吉田拓郎さんの曲ですが、ここはきよちゃんが大活躍。踊る踊る。反る反る。跳ぶ跳ぶ。素晴らしいダンスを見せていただきました。

 

娘役ソーランは最高というか最and高でかっこいい!

潤花の出身地である北海道にちなんで、とすっしーさんはアナウンスされていましたが、ビバフェスのソーラン宙組も掛けていただいているのでしょう。ありがとうございます。思えばソーラン宙組はみりおん(本公演)、まどち(博多座)と素晴らしき娘役が繋いできたなぁ。そこに潤花が続くとか楽しいの極みですね。

 

 

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