東京国際フォーラム公演MAKAZE IZMの初日を観てまいりました。
思い起こせば1年前、オデッセイ初日に出掛けようとウキウキしていたところに知らされた中止の連絡…。
それと同じ時期同じホール…。
あの喪失感が癒えることはありませんが、同じホールで宝塚の幕が無事に開いたことには嬉しさしかありません。
で、マカゼイズム。真風の歴史を振り返る良い公演だったと心から思うし、そういう感想を書こうと思っていたのよ。途中までは。あのトークコーナーまでは…。
すっしー、まっぷー、ずんちゃん、じゅんはなの4人が揃ったトークコーナー。まぁ箸休めの時間ですよ…。
そう、箸休めですよ。観てるほうもプログラム的にも石田先生的にもそうだったのでは。
だって、ずんちゃんが「はい、ペンライトを使ってアンケートをー」って言っていたのよ(このずんちゃんの呼びかけは全て無かったことになりますw)
なのに…なのに…。ここから始まる潤花ワンマンタイム…w。
「みなさーん、ゆりかさんへの愛を届けましょうー」ということで、舞台上にいる上級生(すっしー、まっぷー、ずん)の誰とも打ち合わせしていないガチの突撃タイム。その名も「真風へのハートを作ろう作戦with初日の客席」。何このカオスwww。ちなみに当の真風には「このトークは聞かないでくださいって2日前からゆりかさんにお願いしました」とドヤる潤花。あぁ潤花(客席とすっしーさんの心が1つになった瞬間)。覚悟を決めてデキる黒子となる管理職2人と元気印桜木…。ハートの形をキレイに微調整するすっしーさん。
その後も、ひたすら暴走する潤花と、ひたすら楽しそうな潤花と、ひたすら真風への愛を叫びまくる潤花と、ひたすら明るい潤花…。を、暖かく見つめつつ場を納める上級生たち…。そして満を辞して出てきた真風は一連のやり取りに泣くほど笑っているし…(「聞かないでってお願いしたじゃないですかー」と言う潤花をひたすら笑う真風)。
あぁ宙組サイコーか…!!!!
わたくし本日、偉大なるトップスター真風涼帆最後のコンサートを見に行ったつもりだったのですが、終演後記憶に残っているのは潤花のキャハハハでした。いい意味でね。
下級生の頃から吐きそうなほどの抜擢をうけてきた帝王真風。その辛さは初新公主演開演5分前に泣き出して組長さんが飛んできた(けど演じ切った)というエピソードから伺いしれます(何度聞いても震えるエピソード)。その後も新公学年内での大役、ノバボサ3役、などなど。萎縮したゆりかちゃんを経ての宙組異動後のイケメン先輩開花。あぁ素晴らしい。
という真風の最後のリサイクルなのかコンサートなのか分からぬが、いやぁ潤花ワンマンライブだったよ最後は。
雪組でひたすら新公ヒロインを重ね、バウヒロも東上ヒロもして、コロナが無ければ全ツヒロもしていた潤花。コロナがなければどんな娘役人生だったのか知るよしは無いし何が幸せだったか分からないけれど。
とにかく今幸せそうで良かったーーーー!!!
そして、そんなワチャワチャした雰囲気をひたすら楽しむ宙組ファンもだと思います。
思っていたものとは少し違ったけれど、これぞ宙組が作り出すハッピーな公演!という感じでした!!
真面目な真風のセットリストは改めて感想に書こうと思います。とにかく宙組っていいなぁと思いました。