雪組さん公演再開おめでとうございます!!



いやぁぁ良かったぁ。待ち望みました。

ということで、公演再開を祝して、夢介千両みやげの魅力あるキャラクターを語ろうの回第3回。


【一つ目一派】

・一つ目の御前(真那春人)

隻眼の偽旗本。お銀に言い寄ったり浜次と組んで夢介を騙そうとしたりと色々悪さをする。一味を抜けた悪七に苛立っている。本作においての悪役だが憎めない。どでんの構えるポーズが印象的だが、あ、何か倒されそう、という魅力ある悪役なのはまなはるさんならでは。大団円、下手花道でお縄になりながら手拍子決める一つ目一派を是非見てほしい。まなはるさんは頭アフロになりながら茶碗が頭に刺さってるところ見てほしい。

(原作)舞台版と違い可愛らしさはない。貴公子然で苦味の効いた雰囲気。無表情。言葉少な。店先に座り込んでお金を巻き上げたり、店内でいちゃもんつけたり、お銀を拉致したり、お金持ちを脅したりと色々悪さをする(ただし自分では手を下さない)。


・悪七(綾凰華)

一つ目一派の若手。一つ目一派では切込隊長。本業は船頭。本名は七五郎。三味線師匠のお滝(希々良うみ)のヒモ。夢介に顎を外されるは、お滝と一緒に夢介を嵌めたらうまくいかないわと大変。終盤の「俺を斬ってくれ」の振る舞いの美しさは最高。舞台で心情が大きく変化し成長する数少ない役の1人だと思うので、今回退団のあやなちゃんにこのような役を充てていただいたことに心から感謝。女房(希々良うみちゃん)と桜の花びら拾いながら幕が閉じる退団公演ラストには石田先生にお中元送りたくなる。

(原作)改心しない。原作に出てくる悪七と清吉という登場人物を合わせたのが舞台版悪七と思われる。原作版悪七は梅次のヒモ。一つ目一派の切込隊長的立場ではある。清吉はお滝とグルで美人局をする。悪七と清吉が一緒に夢介に挑んだりする。


・鬼熊、虎吉、猿蔵、猪崎(久城あす、天月翼、眞ノ宮るい、星加梨杏)

一つ目の手下。一つ目さんが出てくるときに周りでわちゃわちゃしている。悪役ポジだがとにかく可愛い。髭モジャ、もみあげ、赤いステテコ、着流しと見た目も個性豊か。衣装も役名にちなんでいるらしい(海咲圭くん楽屋日記)。銀橋で地団駄踏んでジャンプを決める猿蔵ことはいちゃんを是非みてほしい。ラストお縄になってるところでアフロ&ネギの猪崎先生にも大注目。なぜネギ…!?

(原作)一つ目の周囲には人相良くないのが10数人いる。人相の良くないお化岩、相撲あがりの岩ノ松音五郎、力自慢の鬼辰など。猪崎先生は出てくる。


次回が最終回の予定!