雪組さんの再会を祈り、夢介の楽しさを伝える記事No.2。
【町の人々】
・三太(和希そら)
スリの少年。17歳くらいの設定らしい。お銀とはお
救い小屋で一緒に育った仲。孤児。大人びた妹(花束ゆめ)とヤンチャな弟(莉奈くるみ)がいる。夢介が女に惚れられたという情報を持ってきてはお銀に焼きもちを焼かせる。得意の弟キャラで作品に馴染み雪組に馴染み、イケメンボイスを劇場中に響かせながら、りーしゃさんに追いかけられつつ下手から上手へと疾走中。
(原作)弟妹はいない。お銀とは知り合いではない。初登場時は子分2人を引き連れていたので、これを弟妹に代えたのかなと思いきや、その後は単独行動。年齢は14〜15。夢介やお銀によく懐いて、色んな情報を持ってきたり手助けしたりしてくれる。お糸ちゃんとは幼馴染ではない。代わりに舞台版お糸ちゃんの要素を一部持っているお米ちゃんという女の子と知り合い。人情あるヤンチャ少年。
・斎藤新太郎、新次郎(諏訪さき、一禾あお)
剣客修行中の兄弟。家の斎藤道場は有名。東海道中で夢介を狙うお銀を見かけて、お銀が夢介から金を盗み取るか賭けをした。江戸に着いてからも夢介を気にかけている。兄のほうが遊びも分かる通人で、弟は真面目一本らしい。すわっちの侍姿には何とも言えない説得力があり、助太刀シーンの「経験させていただく」の台詞は痺れる。
(原作)兄弟ではなく師匠と弟子。弟子の名前は海野。旅籠ではなく江戸の料理屋で、夢介とお銀に賭けのネタばらしをした。金の字はいないので2人旅。お米ちゃんの蕎麦屋開店祝いにやってきて、お銀が夢介の元で真面目な人間になって暮らしていることを喜んだ。
・金の字(縣千)
遊び人の金さん。斎藤兄弟の修行旅に同行する中、夢介とお銀を見かけて斎藤兄弟に賭けを持ちかけた。実は立派な血筋で武道に長けて頭も良い。なのにふらふらしているから叔父さん(桜路くん)や斎藤兄弟がヤキモキしている。着物の裾を捲り上げて走り去る場面は個人的見所。お白洲での安定感は、あぁ宝塚は大丈夫だと思わせてくれる。
(原作)出てきません。
・大前田源吾(透真かずき)
故郷に送るなけなしのお金を三太にスラれたかわいそうな貧乏侍。夢介を三太の仲間と勘違いして奉行所に連れていく。お金戻ってきてよかったね。一つ目たちとの乱闘で助太刀してくれるが、なんせ、りーしゃさんなので勝てそうな気がする。稽古場ではカレンさんをメロメロにする。
(原作)名前は出てこない。三太にスラれたのは侍二人組。ろくろっ首娘の絵看板に目を惹かれている間にスラれたとのことたが、どんな看板やら。
・市村忠兵衛(桜路薫)
通称、八丁堀の旦那。奉行所の重鎮。スリ疑惑で連れてこられた夢介に寛大な対応をする。遊び人の甥っ子が悩みの種。走助(華世京)という子分を従えている。
(原作)お銀と暮らす夢介を心配しつつ、何かと気にかけ味方になってくれる。
【五明桜】
・浜次(妃華ゆきの)
美人芸者。これまたとんでもなく色っぽくて夢介でなければコロっと色仕掛けにかかりそうなものだが、夢介は純朴なので蜆と船でコロっといく。身の上話の歌唱は素晴らしいので必見。とっくり一気飲みも必見。まなさんやあーさが焦る見事な啖呵も必見。お銀・三太と同期3人だけのシーンは超必見。
(原作)手を組んでいるのは一つ目一派ではなく、3人組の偽旗本。取り戻したいと嘘で泣きつくのは義理のおとっちゃんの船。恥をかかされた梅次のヒモである悪七に待ち伏せされる。
・梅次(杏野このみ)
美人芸者。あーさ総太郎と良い仲。その艶やかな芸者姿は、まさに和物の雪組を伝える娘役ここにあり。
(原作)悪七をヒモにしている。総太郎とは良い仲。あーさとあやなと良い仲になれるなんて、あんこさんしか出来ない(あ、今は原作の話をしてるんだった)。
次回は気合が必要な一つ目一派と春駒一座です!