月組小劇場は生に限る!!


映像には映像の良さがあると思ってますが、月組小劇場はやっぱり生に限りますね。通行人から店の客まで芸が細かい。こういう場に絶対いる月組の職人ヤスくんがいないと思ったら、舞浜公演が「芝居」仕立てのコンサートと聞いて納得。



すみません。観る前は「おだちんなら無謀なゲリラ活動などせず時代が変わったら会社でも経営してそう」(チェ・ゲバラのカストロはゲリラかつ政治家なので別)などと思ってましたが…すみません!ちゃんとヤバい系のゲリラでした。

この話は、時代が変わる中で新しい生き方を模索するありちゃんニコラスと生き方を変えられないおだちんリカルドのすれ違いが悲劇を生んでいく訳ですが。

2幕でオーディションを前に緊張するイザベラにニコラスが「目的を遂げたいなら理由を考えろ」と言うんですよね。ニコラスは社会を良くするために戦ってきた。リカルドも口では政治を変えたいと言ってるけれど、本音は戦うことでしか自分を認められない人なんですよね。そんな生きるとは死ぬとは戦いでしか学べなかった(by王家に捧ぐ歌)男に完全になってましたねぇ。骨太が似合う似合う。ありがとうございます!


ぱる君演じるビセンテも、何故ニコラスを追うのかを間違えてしまった人なのだろうなと。本来真面目に国を思う人だろうに、嫉妬と焦りで動いてしまい、それが悲劇につながる…と。

しかし、ぱる君の頭身は改めて恐ろしいですね。五度見するわ!!


月組デビューおめでとうのあみちゃん!星組再演ゆりかちゃんを見て勉強したのかと思うと萌える。いきがってるところ可愛い、蹴られるところかわいそう(でも可愛い)、リリアナに鼻の下伸ばすところ可愛い、銃撃っちゃうところ辛い(でも可愛い)、とにかく可愛い。


ありちゃんとあみちゃんの共演という貴重な舞台を拝見できて幸せです!