留依蒔世と若翔りつの歌だけでチケット分取れる!



宙組ネバセイ。いやぁ〜良かったぁ。

コーラスの宙組ここにあり。層が厚い、舞台が熱い。

東京で2回とライブ配信(別途、新公ライブ配信)が無事に見られたので、感想を。


・格好良さの引き出し無限大 ジョルジュ真風涼帆


相変わらずのイケメンでしたね。

イケメンは当たり前なんだけれど、その格好良さにも色々あるというか。

始めキャサリンがフィルムを返してとやってきたホテルの部屋で、キャサリンに「キスしてくれたら返してあげよう」と言うところ。本気でキスしてほしいなんて全然思ってなさそうなんだよねー。遊び人が女の子をからかってるだけ。余裕たっぷり。

それが、じゅっちゃんに別れを告げて俺には彼女しかいないんだという銀橋の場面ではすっっっごい苦悩しているのよ。あの!余裕しゃくしゃくだった遊び人が!!自分でも止められないほどキャサリンを愛するなんて!!!というのがすごーく伝わってくる。

そして最後にキャサリンにフィルムを託す場面では、遊び人でも悩める人でもなく、確固たる意志を持った人間として立ってるんですよねー。いやぁ素晴らしい。


・自我の強さも笑顔も満開なキャサリン潤花


潤花ちゃんは無条件に好きなんですけど。

特に今回好きなのは2つ。

1つはジョルジュにフィルムを取り返しに行く前のバーの場面。頭でっかちで理想が高くて正義感が強くてまだ無力なアメリカ育ちのお嬢様を見事に演じてるんですよねー。やっぱりここの演じ方がしっかりしていないと、後半の自分の生き方を見つけたところがぼやけると思うので。

もう1つ好きなのは、一幕後半近くでパウロに勧められてラジオに出たところ。「今日もバルセロナの市民は、みんな元気に〜」と。やっぱり潤花ちゃんの魅力は笑顔だと思っているので、ここの場面の希望に満ち溢れた笑顔が最高なんです(そしてその後が辛い…)。


・生き方も声も最高過ぎるヴィセント芹香斗亜


キキちゃんも毎公演カッコいい男の生き様を更新するのですが、いやぁ、故郷を思い仲間を思い恋人を思う完璧なイケメンありがとうございます!

私は何よりキキちゃんの声、特に歌声が好きなんですよ。役としての説得力がある。宙組公演は見るたびに、全体の感動よりまずキキちゃんの曲が頭をリフレインするという。アナスタシアではネヴァ川とはどんな川か帰りに調べたし、シャーロックホームズでは新世界のメシアごっこばかりしてたし。何かのインタビューでキキちゃん自身が、声はすごく意識している、声として良くても役として違うな特に思ったら考え直すと言うようなことを言っていて。今回のヴィセントも言葉の重みが良かったぁ。あとフィナーレね。あの声量は何!?生で見たとき震えたよ…!


ということで、この後どうしても語りたいアギラールずんちゃんに続く予定。たぶん。