星組さん「記憶にございません」「Tiara Azul-Destino-」初日に行ってきました。
まずはショーの感想から。
星組とカルナバル(祭り)の相性の良さを再確認し、
竹田先生がこんなに熱い人だと知らなかった、
そんな2024年夏。
まず竹田先生。
プログラム写真のキメっぷりに、
「これは新たな逸材の演出家がやってきたぞ」と。
ワクワクな可能性を感じましたね。
(過去演出作のプログラムを見ていないので、私が知らないだけで、
もともとこういう方だったのかもしれないけど)
あ、ただし今回のプログラム写真に関しては、
大御所・石田先生が完全に持っていってしまったのは惜しかった。
(石田先生、次期総裁選立候補ですか!?)
(プログラムは写真大喜利ではありません)
さて本題。ショーについて。
炎天下の夏の星組にぴったりな、熱いショーでした。
冒頭、なこちゃんをセンターにした星組キラキラメンバーが銀橋にずらっと並び、
チョンパ的な感じで始まります。
この時点でテンション上がる!
オープニングは、水色の星組カラー衣装で爽やかに決めます。
テーマ曲も、割とゆったりめで、この時点では、
「あれ、カルナバルのショーにしては落ち着いてるかな」と思いました。
続いては、
ありちゃん・かのん・きしょうかずと君が、なこちゃんにダンスアタックする場面。
失恋したこっちゃんがなこちゃんと恋に落ちる場面。
アルゼンチンの若者たちが、カラフルな衣装を着て、
思い思いに踊って歌って青春してと、
一時期の稲葉先生の作品(パッショネイトとか、ゴールデンジャズとか)を
思い出すような雰囲気・色彩でしたね。
さて、ここまで割と爽やか×青春でやってきたショー。
中詰がカルナバル本番の夜のようですが、
ここで一気に会場の温度が5度上がります。
ショーになると、何かと戦隊モノさせられる星組さん。
(例:ジャガビー)
今回も、主要メンバーのカルナバル衣装が完全に戦隊モノでした。
まずありちゃんが、赤レンジャーで出てきます。
真っ赤な熱い衣装が似合う男役、
プリンス・アリ・アカツキ。
(これは芝居の小ネタの話)
などと思っていたら、カーテンが上がって、
こっさまが水色レンジャーで階段上センターにドーンと鎮座し、
なこピンクレンジャーが階段でヴィーナス座りしている。
何これ、カッコいい&かわいい。
キワミシンが黄色、さりおが緑、あまとが紫&オレンジと、
星組最強レンジャーが完成しましたね。
(キワミシンの衣装、といか羽根がチョウチョにしか見えなかったのは内緒だ)
とは言っても今回のショーは戦隊モノではありません。
カルナバルです。
なので、カルナバルが行われるんですよ。
客席通路で!!
事前に客席降りがあると聞いていて、運よく通路側だったので、
「誰が近くで止まってくれるかな、ワクワク」なんて思っていたのですが、
そんな通常の客席降りでは無かったです。
キラキラスパンコール衣装の男役さん、
キラキラダルマ衣装&フサフサ背中羽根、の娘役さんたちが、
カーニバルさながら、客席通路を踊って歌いながら、
次から次へと通り過ぎていきます。
近くで誰かが止まる、ではなく、
次から次へとやってくる、そんな心臓に悪い(もとい、楽しい)客席降り。
楽しすぎて私の体温が5度は上昇しました。
(というかほんとに、
踊って身体が熱くなってるジェンヌさんたちが
近くを練り歩くので、
客席の温度が一気に上がったんだよ)
良いショーの条件は「緩急」があること。
中詰(カルナバル本番)か「急」なら、
その後の展開(カルナバル後)が「緩」かな。
このあとの展開も凄く良かったのですが、
長くなってきたので一旦ここまで。