エリザのDVD届きましたね!!私は早速城田トートバージョンの1幕だけ見たけど歌いながら見るのって楽しくてしょうがない!ほんと全国回った思い出もあってしみじみ。家の中の一番でかいテレビで大音量で見ました。でも迫力は舞台にかなうもんじゃないですね。

さてさて王宮では寂しがり屋のルドルフが。フランツに「おはようございます。皇帝陛下」ってこの時から大我の声が違ったのでびっくりした。低いんです。それでよく通ってた。2016の方がよりハキハキしてたかな。「待てルドルフ!」ってフランツに声かけられてドキッと。フラ「私を批判する新聞~お前が記事を書いたそうだな」ルド「知らない」フラ「証拠も揃ってる」ルド「…僕を監視するのは止めて下さい!」ってビシっと言い放つんだけど全然貫禄ない。(あ、全部大我ルドで書きます)「お前に政治が~」「時代が~」ってまた同時に違うメロディーで歌うというエリザによくあるパターン。そこでルドルフは「ママと同じ意見が、間違いだと言うの」「黙れ!」「ママのこと見捨てた理解せずに~」といってハプスブルクの危機だって事を一生懸命訴えます。まったくこの父子は親子とは思えない感じで多分皇帝教育で育ったルドルフは父というより王家の王だと思ってる感じ。ママとのシーンは全然ないんだけど、とにかくママ派です。おばあ様も父上も自分に優しくしなかったから嫌いなんでしょうね。「国中渦巻いてる憎しみが~」←ここ難しいメロディの上がり方するとこ。大我すげい!ほんとに練習すれば歌えるんだねー。私なんて真似も出来ない。「よく見てください!」ってルドルフ結構父上に色々言ってるんですね。なんか力入りすぎてルドルフのシーンはあれこれ考える余裕がなかったのかも。で、群衆の「ハプスブルクを打倒せよ!」とかデモ行進みたいな怒り、憎しみ。「ユダヤ人を追い出せ」とか言ってます。これってヒトラーで合ってますか?ハーケンクロイツっていう旗が上からばさーっと。でっかい。それをルドルフは力いっぱい引き下ろして踏みながら前に来ます。はい、このあたり歴史に関してはまったくわかりませんので誰か教えてください笑
あ、後から調べたところ、この時代にヒトラーはいなかったらしい。ので歴史上はちょっと違うらしい。多分あれはドイツを強く見せるためにハーケンクロイツが出て来たみたいです←歴史好きな友達より。

そこでトートと会う。ああそれ会っちゃダメなやつ。トートは待ってましたとばかりにルドルフを引き寄せて「闇が広がる」です。2015は「闇がひろがーる」の所をトートが主旋律、ルドルフが下ハモだったんですが、2016になるとルドルフが主旋律を歌うようになってびっくり。去年より声量が上がったからかなとか自分のご都合主義で思ったり。とにかく子ルド時代にトートと友達になってしまった猫しか殺せないようなか弱いルドルフ、呼んでくれれば来てあげるとか言われて自分の味方だとすっかり思ってしまう。まあ味方っちゃ味方なんですけど。ルド「とーもだちを忘れはしない、ぼくはーいーまー、不安で壊れそうだ」トート「そばにいてやろう」ってとにかくルドルフを煽りまくるトート。「不幸が始まるのに見ていていいのか、未来の皇帝陛下~」ルド「がまーーーんできなーーーーい!」ってすっかりトートのペースに飲み込まれる。トート「見過ごすのか~たちーあがーれよー王座にー座るんだー!」ルド「おーーーーざーーーーー!」ってシアターガイドって雑誌に大我くんのインタビューが載ってたんですが、今年は「王座」に力を入れて歌いたいって言ってた通り、凄く目力強く決意した「王座」でした。去年の古川さんのCDを聞くとかなり声張ってるんですね。大我は去年は弱々しかったので(役作り?)あんまり下パートも大きく聞こえなかったです。が、今年の大我は違います。綺麗にハモっててめっちゃ良かった!

さて「今夜のカフェは貸切だ」ってルキーニ。ここはカフェで反ドイツ派の人々が集まってます。ルドルフ「ハプスブルクの~崩壊防ぐため~独立運動と手を結ぶ必要があるのだー」ってまたカフェの人とルドルフで別の歌詞で追いかけっこで歌う。ここのルドルフ、すごく凜としててかっこいい。去年はなんだか利用された感満載だったんですが、2016のルドルフは本気で独立運動が帝国の崩壊を防ぐ!俺がやらねば!な感じが出てて力強かった。そこに集まってるみんな気持ちは一緒。殿下!ドイツは狙ってる~そうだ!帝国の分裂を~分裂!そのまえに新しい~連邦!連邦~!←これはドナウ連邦を組みなおそうって言ってるんだけどドナウ連邦が何のことやらわからないのでまあ反ドイツなんだろうなと。で、トートが「今なら~救える~ハプスブルク~お前が自ら導くのだ~」って余計にけしかける。まあこんな独立運動に加担してるルドルフ。独立運動とはハンガリーの独立だそうで。ほんっとわかんなくてすいません。まあハプスブルク家にとっては反逆者になるんですね。ルド「だが私は反逆者ー」革命家「救世主になれるー」ルド「違う」革命家「ハンガリーの王冠が」ルド「王冠!」革命家「待つー」でハンガリーの王になって欲しいらしい。あれ?前にフランツも王にならなかったけか?って思ったけど何もわからんので革命ねーと思って緊迫感満載の大我見てました。ハンガリーとオーストリアの連邦なのか?で、エーヤンの曲で「我らを救いしエーヤンエーヤンルドールフ」って民衆が歌う時にルキーニが王冠を途中まで被せてひょい!ってどけてしまってルドルフはカクン、ズルってなる(大きな声では言えないけどこのカクンがコントみたいに見えてました笑)ルドールッフ!ルドールッフ!って民衆が歌う。「さあ!今こそ!共にたちーあがろう 今を逃すともう二度とチャンスはないぞー」でルドルフもまじって群舞。私本当にこの群舞が好きで。大我がジャニーズっぽくないダンスをきちんきちんと踊ってる姿ってそうそう見れない。ここは群舞好きとして双眼鏡なしで観てました。で、結局警察に捕まってしまう。「名前は?」「ルドルフ…ハプスブルク」って言ってしまい「殿下!」っとなる。2015の大我は「ハプス…ブルク」って消え入りそうな声で言ってましたが2016はハプスブルクって結構観念したような勢いで言ってました。それをみつけた父上はめちゃめちゃ怒り、ルドルフに蟄居を命じます。処分は追って沙汰する。って。この時の「父上~!!」が「ちちうえー!!!」の時と「ちち…うえ…」みたいな時があり、研究してたのかなと思うと胸熱。

そんな所にいきなりシシィが帰ってくる。もう花シシィは表情さえなかった感じ。ばあさんメイクだった。でもルドルフが大好きなママだし、いいタイミングで帰ってきてくれた!ってルドルフは思ってたはず。ルドは「ママわかるよね?お願いだから聞いて!助けて!」って感じでママに歌いかける。「ママの帰り~いつも待ちわびてた~二人きり 話がしたくて~僕たちは 似た者同士だ~この世界で~安らげる居所がないよ~。僕はママの鏡だから、ママは僕の思い全て解るはーずー」に対して「わからないわ。久しぶりなのよ~」ってこれ一緒に入った友達がびっくりしてた!「えー?」って言いそうになったって。私も最初はそうでした。「ママが昔作ってくれたカレーが食べたい」に対して「わからないわ。久しぶりなのよ~」って言うんならわかる。でもそんな軽い気持ちじゃなく政治の重い話でルドルフがどうなっちゃうかって場面。あんまりだし酷い。ずっとシシィの手を両手で握ってたルドルフがそれを母から離されてしまった時、「えっ?って感じで京本ルドはずっと自分の手を見てました。哀しい。「打ち明けるよ」「最悪の事態に陥ってしまったんだ。孤立無援、誰も助けられない~ママだけーがー、パパを説得できるー」ってルドルフ一生懸命打ち明けてるのに、やっぱりフランツのフランス病の事を怨んでるのか人の話を聞く気力もないシシィが全然取り合ってくれない。そしてルドルフは「滅亡かーら~救える、道は、ないー」って一生懸命お願いする。この「滅亡かーらー」の「か」の音程って果たしてどうなんだろうとずっと思ってます。「か」が今日は高い、今日はやや低い、って古川さんもそうだったみたいだけど。まあ喉の調子かな。カテコの音程聞けば分かるしDVDを見て正しいのはどれ?を解明したいと思ってます。ちなみに2015のCDは古川さんで、上がりきってないバージョンでした。歌って難しい。わざと上がりきらなくしてるのかも知れない。そしてそのルドルフに対するシシィ「鎖は断ち切られた 陛下には頼めない あなたの為だとしても」って行ってしまう。すっかり無表情。大好きで取り返した息子なのに。まあこうなるのも運命だったんだろうね。ルドルフも。なんかルドルフの生まれた環境が心から憎い。

そしてトートダンサーにルドルフがクルクル回されるダンス。あれは見せ場だと思います。手をひっぱったり次に誰のとこ行くとか、何気にちゃんと踊ってるので、がっつり見せてもらいました。衣装も途中で軍服の上着を脱いでブラウスだけになるのがめっちゃ青年皇太子。そしてマイヤーリンク。トートに拳銃をちらつかされ、もう一気に望みがなくなり死にたくなってしまったルドルフ。2015の井上さんとのキスが長かった!でも2016初めて見たときに「おおっ!」とおののきました。なんとまあ顎クイ(ルドルフからトートへ)だったのです!!井上さんもしろたんも。やっぱこのあたりから死に対する欲望の強さを表してたのかな。古川さんはどうだったんだろう。井上さんもしろたんも大我より身長高いのですが顎クイ感はすごく出ててびっくりしました。唯一のトートへの能動的な行動。そしてピストルをトートからもらい、真ん中に行って、フッと笑って頭を拳銃で。この笑い、ものすごい狂気です。特にですがしろたんとのキスの後って顔が上気してたようだった。お芝居とはいえキスだもんね。ほんとにルドルフの人生って何だったんだろう。おばあ様から軍事教育でしごかれ、ママは放浪中。独立運動の失敗とかそれを超越して人生が嫌になっちゃったんじゃないかと思います。あ、ピストルの音が聞こえた瞬間、直立からいきなり横にバーン!て倒れるのが怖くないのかなーと最初は思ったけど、ちゃんとトートダンサーに支えられる。なんか心なしかトートのルドルフに対する態度はルドルフが一番よかったんじゃないかな。まあシシィが最も悲しくて死にたい状態にしなきゃいけないけど、巻き込まれ組のルドルフほんとつらー。で、トートダンサーに抱えられ滑り台のとこからすーって下に下ろされる。泣ける。

そしてルドルフ葬式のシーン。もちろんシシィは喪服を着てます。半泣きで花シシィ「ルドルフ、どこなの?聞こえてるーのー」って歌いかけます。この声が綺麗すぎて。でも途中で泣き崩れて「ママは自分を守るため~あなたを、見捨てて、しまった~この罪は~消せない~」のあたり、歌じゃなく語りみたいになっちゃってた。「私たちは 鏡どうし この世で~休めない~今、あなたは最期に~安らぎをー得たのね~」ってシシィ今頃鏡とか言い出してこの世で休めないって自分勝手だなぁ。生きてる間に聞いてあげればよかったのに!!といちルドルフファンは思いました。そしてトートに「死なせて~(地声)」っていうんだけど、トートはシシィに愛されてから黄泉の世界に連れて行きたいので「まーだー私をー愛ーしてはーいないーーー」ってトートに拒否られる。トートはシシィに完全に惚れてるし、人の生き死にも左右できるから、ほんとこういう事になるんだよね。