馳星周さんの

『少年と犬』を
犬🐕という題材に惹かれて
読んでみました。



馳さんというと
アウトローな、
不夜城のイメージがあり、

まともに読んだことがありません。



ましてや
直木賞受賞だの芥川賞受賞だのという
本は手に取った試しがありません。


でも、なぜか読みました。




結果、

本を読んで
久しぶりに号泣しました。

自分でも
あぁ、私にもこんな感情が
湧いてくるんだ、、と、
意外な発見でした。

子育てを積み重ね、
世間のリアルな差別や偏見を
もろに受け続けて、
昔はよく感情が表に出やすかったのに
良くも悪くも感情的にならなくなって
字面を読むだけでは
泣くなんてあり得ない人間になってました。

この本の主人公タモンは

私が飼うクウとリンクするところも
あり、シェパードと和犬の雑種?と
クウもよく聞かれるので、
勝手にクウに置き換えて読んだせいか、、

もうどっぷりと本の世界へ。

こんな感覚は

小学生の頃
図書室でずーっと伝記を読み漁って
その人の人生の中に入っているような
感覚になった以来かなぁ、、

小説は
人それぞれ相性や読む年代
色んなシチュエーションによって
世界に浸れるか否かは
別れるのだと思いますが

この本は

今の私には
余りにタイミングよく現れてくれた

素晴らしい出会いの本でした。


耳が垂れてるので
シェパードっぽくないですね。


口の雰囲気が
シェパードっぽいと、
昔シェパードを飼ってた近所の
おかあさんに褒めてもらいます。

犬を飼って良かった事は
凝り固まっていた気持ちを
沢山ほぐしてもらった事でしょうか。

この本でも
犬が
業の深い人間の魂を
沢山救ってくれる、そんな場面や
色んな気持ちを認めてそのまま受け止めてくれる

本当に
犬って凄い、、と、

改めて
気づいた一冊でした。