満願/米澤 穂信

¥1,728
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米澤さん、やりましたね。
今年の「このミス 宝島社」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!早川書房」の3冠獲得されたのが、この作品です。
「満願」は6編からなる短編集。
新潮社の「儚い羊たちの祝宴」を読ませて頂いたことありますが、なかなか筆力ある作家さんです(上からですみません)。
時代物まで描ける筆力、トリック、人間性の描写、メジャー性、いずれも中の上の安定感(これまた上から・・・)という印象。
正直、「満願」が3冠・・・?と言う気もしましたが、バランスもよく粒ぞろいの6編だったので、ミステリ好きをがっかりさせることはまず無い、というクオリティが評価されたのかと(懲りずに上から)。
表題作の「満願」は、確かによく出来ておる。
「Why done it?」のミステリ構造ですが、Whyが最後に思いもよらぬ方向にひっくり返される面白さがあります。
ワタクシ的には、1作目の「夜警」が面白かった。
これも「Why done it?」なんですが、登場人物の「人間性」にフォーカスを当て、斬新な「why?」を作っていると思います。こういう「why?」って余り読んだことがないという印象。
「万灯」は、バングラディッシュが舞台の商社マンのお話。
これ、たぶん私、雑誌掲載時に読んだことがあったかな。
舞台設定の面白さとトリックの作り方が現代的。
すごく面白かった。
「柘榴」はちょっと凡庸かな?しかし筆力の高さはよく伝わって来る作品でした。
「死人宿」はトリックがやや強引かな・・・。
「関守」、コレは面白かった!伊豆・箱根に行くのが怖い!ありそう!
という訳でこのミス1位は期待を裏切らないことこの上ないです。納得のブランド力。
ワタクシ的には、「このミス」に連城作品が2作もランクインしてた上に、オールタイムベスト・ミステリ短編1位が「戻り川心中」だったことに、禿同!!つうかなぜ今まで読んで無かったんだ!!そこのお若いの、今すぐ連城作品をお読みなされ、出来れば新刊で、なぜならこのままでは絶版になってしまうからすぐ反応して!
・・・という万感の思いでいっぱいです。

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米澤さん、やりましたね。
今年の「このミス 宝島社」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!早川書房」の3冠獲得されたのが、この作品です。
「満願」は6編からなる短編集。
新潮社の「儚い羊たちの祝宴」を読ませて頂いたことありますが、なかなか筆力ある作家さんです(上からですみません)。
時代物まで描ける筆力、トリック、人間性の描写、メジャー性、いずれも中の上の安定感(これまた上から・・・)という印象。
正直、「満願」が3冠・・・?と言う気もしましたが、バランスもよく粒ぞろいの6編だったので、ミステリ好きをがっかりさせることはまず無い、というクオリティが評価されたのかと(懲りずに上から)。
表題作の「満願」は、確かによく出来ておる。
「Why done it?」のミステリ構造ですが、Whyが最後に思いもよらぬ方向にひっくり返される面白さがあります。
ワタクシ的には、1作目の「夜警」が面白かった。
これも「Why done it?」なんですが、登場人物の「人間性」にフォーカスを当て、斬新な「why?」を作っていると思います。こういう「why?」って余り読んだことがないという印象。
「万灯」は、バングラディッシュが舞台の商社マンのお話。
これ、たぶん私、雑誌掲載時に読んだことがあったかな。
舞台設定の面白さとトリックの作り方が現代的。
すごく面白かった。
「柘榴」はちょっと凡庸かな?しかし筆力の高さはよく伝わって来る作品でした。
「死人宿」はトリックがやや強引かな・・・。
「関守」、コレは面白かった!伊豆・箱根に行くのが怖い!ありそう!
という訳でこのミス1位は期待を裏切らないことこの上ないです。納得のブランド力。
ワタクシ的には、「このミス」に連城作品が2作もランクインしてた上に、オールタイムベスト・ミステリ短編1位が「戻り川心中」だったことに、禿同!!つうかなぜ今まで読んで無かったんだ!!そこのお若いの、今すぐ連城作品をお読みなされ、出来れば新刊で、なぜならこのままでは絶版になってしまうからすぐ反応して!
・・・という万感の思いでいっぱいです。
