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便利になったもんだ。

 

 

いや~。

面白かった…面白かった‼

アメホラSEASON3、最終話まで観賞しました。

ファンタジックなホラーかと思いきや、最後はきっちりと、人間(ていうか魔女)の業と、それに対する落とし前を、ご都合主義に陥らず描き切っていたのがお見事。

さすがアメホラ。
アメホラ印、やはり健在でした。

老いと衰えに対する恐怖から逃れられず、最終的には実の娘のコーデリアに、スプリームの地位を明け渡すことになったジェシカ ラング。ていうかジェシカ演じるフィオナ。

ジェシカ(ていうかフィオナ)の犯した数々の悪行の中で、何が1番、決定的に罪深いことなのか。

てなことを、彼女の落ちた無限地獄の描写を思い出しながら考えると。

何もない平凡な日常。倦怠期の夫婦。下品な夫。魚の臭い。無力な主婦。

…それがフィオナの地獄なの?って感じですが。

野心的で華やかで、誰よりもパワフルで、それ故に、自分以外の誰も愛せない。

自分以外の存在を、呵責もなく虫ケラの様に殺してきたフィオナ。

そんな彼女が、田舎の主婦で、夫の捕まえてきた魚を食べて、発狂寸前になりながら平凡な日常を生きて行く。

傲慢さの対局にある、無力な存在に成り下がる訳ですね。

ハタから見たら、地獄には見えないけど、フィオナにとっては無力であることが物凄い恐怖で、結局そのことから解放されないまま寿命が来てしまった訳で。

コーデリアからの、今生での最後の言葉がテーマを象徴してたな、と。
誰もあなたを恐怖から解放することは出来ない。
自分で経験する他ない。

そして始まる、フィオナの地獄、ミスティの地獄、マダム ラローリーの地獄、マリー ラブォーの地獄。

それぞれの無限地獄の描写が、描いてきたキャラクターの弱いところ、痛いところを付きまくっていて。

特に深いな~と思ったのが、重大な罪を犯してきたとは思えないミスティまでもが、彼女なりの無限地獄に落ちるところ。

一見善良そうに見えても、誰しもに地獄はある、ってことかしら。


精神科病棟と近いと思ったのは、このお話もやはり、女性の野心と、行き場を無くした母性の物語なんだよね。

そのテーマを描くのに、一貫して差別・被差別のモチーフを持って来るのが、「精神科病棟」以来、このドラマの特徴で。

肌の色、有能と無力、病、老い。

そして恐怖とは、全て人間の弱さから来ていて、その弱さも十人十色であり、誰も他人の弱さを肩がわりしたり、ましてや救うことは出来ない。

自分で弱さに向き合い、克服する勇気を持たないと、待っているのは延々と繰り返す恐怖体験のマッチポンプ。

アメリカ人の描く恐怖って、訳の分からない怖さじゃなくて、物凄く理路整然としているんだけれども、それ故に余計怖い。

ホントこのドラマは凄いわ。

今年10月からアメリカで放映予定の
SEASON4 フリークス ショウ
が、一体どんなことになるのか、
ファイナルシーズンってことも合わせて、
ワクテカで待とうと思います!
(*^^*)