いや~。
面白いドラマでしたね・・・「メイドインジャパン」最終回。
1回目・2回目で、既にキャラクターはきっちり描かれ、
物語も葛藤につぐ葛藤で、どうこのお話を収束させるのか?
が、最大の見どころだった最終回。
会社再生のドラマと家族再生のドラマを、見事に重ね合わせた最終回。
「社会に役立つ技術を創ることに国境はない」、
闘いでなく協調を選ぶ矢作たち、
そして中枢を担う彼らの、その子供たち世代も着実に育ってきているたくましい未来、と。
結局、件の技術を盗んだ中国企業との提携を選ぶタクミ電機。
日本の技術と、中国企業の生産力・販売力で、世界を制覇しよう、と。
新しい技術で人々の生活を変えたいのは同じ想いだ、と。
自分たち日本人が、メイドインジャパンだ、と。
・・・実にキレイ過ぎる結末でした(←褒めてます)。
何か新しい未来を見た気になる結末でしたが、
現実世界では、次々と厳しい業績やリストラ策を発表する電機メーカーが相次いでますね。
日本の製造メーカーが曲がり角に来ていることは間違いないですし
これからどんどん淘汰されていくんでしょうね。
更に、もはや国という単位で、経済を語れない時代に突入していますし。
さいきん、同業者や取引先のアラサー、アラフォーの方々と話ていて、
新卒採用でどういう学生を選んでいるか?つー話題になり。
自分の強みは何か、自分を差別化できる特徴は何か、
自分の弱点は何か、それを補強するために何をしているか、
つーことに、意識的であるかどうか?
ってことを、直截的に聞くと、たいていグダグダな答えになるので、
うまく誘導して聞き出す、
という方がいました。
いや・・・さすがです。
まさにその通りですね~。
結局、働き手である我々一人一人が、いかに競争力をもって
差別化したアウトプットを発信できるか?
ってことなのではないかと。
で、ドラマの話に戻ると。
最後に矢作さんと迫田さんが、お互いを糾弾しつつも最終的には
物作りへの同じ想いから、
協業という結末に収斂していくのは、
なかなかに示唆的でしたね。
差別化して必死に生きてきた一人一人が、同じ目的の下、企業を越え国を越え、協力しあう結末。
ドラマらしいキレイな終わり方ではありますが、
井上先生とNHKスタッフの、熱い気持ちが感じられました!!
でもやっぱりこれってキレイ事だよなあ・・・とも思ってしまうんですけどもね(^_^;)
経済的には国境を越えつつも、国籍ってそう簡単に越えられない。
同じ企業体でも、本社と海外子会社の関係って、なかなかに複雑ですよ。
日本の技術・ノウハウと、海外企業の生産力の融合って、
お互いがお互いを必要とし、
どちらかが主でも従でもなく、
お互いがリスペクトしあって、
パートナー関係が利害関係と一致し、
相応の年数を耐えうる関係性に、ならなくてはいけない。
やはり世界が複雑化すると、信頼関係の結び方も次世代的に、
なかなかに複雑になりますね~。
ただワタクシがつたない人生経験で思ったのは、
信頼関係って、別に国籍が同じだからって、同じ言語を話しているからって、
そうでないヒトとより、簡単に育つとは限らない。
同じ想い、共感、パートナーシップって、
同じ言葉や国籍だから、生まれるもんじゃない。
つう所が、私たちの不確実な未来に、
かすかな希望を感じさせてくれる、
ポイントなのではないかと思いましたとさ。
