成熟ニッポン、もう経済成長はいらない それでも豊かになれる新しい生き方 (朝日新書)/橘木俊詔
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この本、めっさ面白かった-!!

2011年10月30日初版ですが、2012年の6月に読んでもさほどそん色なし。


いや、この1年~半年の、世界経済情勢の激変で、ハンパなかったよ?

それが、未だ陳腐化してないってゆうのは、私は結構スゴイと思うんですけどどうですか。

作者の一人、浜さんは、ギリシア問題もユーロ問題も、EUの限界も、きっちり指摘されてます。

経済学者だから当たり前??


いやいや、更に浜さんは、社会保障制度、社会制度面でも、EUという考え方自体が、政治主導、理念主導で、21世紀には通用しなくなる、と指摘されてます。


もはや日本の前にモデルナシ。


21世紀のグローバル時代に即して、過去の栄光に捕らわれず、この衰退経済の潮流の中で、日本人らしく鮮やかな方向転換を示すべきでは?

ってゆうことを主張されていて、いろいろ納得しちゃいました・・・


衰退経済・・・というとネガティブに聞えますが、マイナス成長はさすがにマズイけど、大成長はもはや望めないんだから、せめてマイナス~ゼロ化しないように、1%~2%くらいのゆるやかな成長をきっちり目指すべきでしょう、という、極めて現実的な主張をされています、この本では。



で、今の日本の社会を現実的に見つめてみれば。



つい先日、ワタクシも


「邪道モテ」  ってモテ本のかんそーにも書いたんだけど、


今や日本は、血縁や姻戚関係が薄くなるに反比例し、SNSで繋がる「仲間でつるみたがる縁」が生まれつつある・・・


ってことを、この本でも指摘されてました。


人間は、何かの縁=共同体なくしては生きていけない。

でも、今までの縁は、それが血縁や地縁に、限定されがちだった。

しかし21世紀は、血縁や地縁が希薄化してしまった、或いは皆がそれを疎んじたため、違った形の共同体が、SNSによって、出来つつある。イイ・悪いは別として。

共同体だから、そこに属するメンドクサさは、結局一緒だと思うけどね・・・・


強い国家から、国民に奉仕する国家へ。

家族・血縁・村社会から、いいね!!社会へ。


・・・・まあ、今誰でもそんなこと言ってるからな。大して新しくもないか。


とはいえ、これからは、生まれた国・家族・民族に縛られず、価値観を同じうする者で、共同体が出来てくるのかもしれぬのう・・・


ウチはひたすら便利さを追求します!!とか、

ウチはひらすら健康的生活を追求します!!とか、

ウチは自然保護・・・とか、ウチは文化遺産・・・とか、ウチはエンタメ産業を・・・とか、

ウチはひたすら、大人の安らぎや住みやすさを提供する街作りをします!!とか、


そーいう共同体があったら、ワタシは迷わず大人の安らぎ追求国家に移住したいです。

単なる逃避っつー気がしないでもないが。




えーっと、話がそれました。


この本で禿同したのは、これからの経済成長が、もはや単なるスクラップト&ビルドでは実現できない、これからは、本当に人の役に立つことを提供できなければ、その事業が産業として根付くことはありえない・・・というところ。


もはや、我々は、バカではない訳だ。


このままスクラップト&ビルドやってたら、地球の自然破壊はハンパないし、バブル的物欲も、先進国になればなるほど、みんな、持たなくなってきてると思う。


そして、核開発が進み過ぎてしまったおかげで、どっかの国が暴力的手段で経済不均衡を打破しようとすると、もれなく、破滅的な破壊が待ち受けてるってこと。


ということを考えると、各国が核をもちながら、

「これつかったらおしまいだから、ちゃんと平和的に話し合おうよ」

って雰囲気になって煮詰まってる現代は、結構、幸福なのかもしれない。

まあ・・・どっかの国が暴走したら終わりなんだけどさ・・・・。

逆に、テロの恐怖(破滅規模は小さいけど)に、怯えなくちゃならんけど。



で、も一つ禿同したのが、日本女性は、かつて最高の貿易財だったが、いまや、ゆるやかに非貿易財化してる・・・ってご指摘。


非貿易財とは、貿易に向かない物のことで、


・動かしにくい。フットワークがない。

・適応力が弱い。・・・ビールなど。

・もろい、壊れやすい、やわい。


ってゆう特徴があるもの。


かつて日本女性は、虐げられてきたので、みんな我慢強くて適応力にすぐれていたが、最近の日本女性は、欧州の女性のように社会から甘やかされてしまったため、非貿易財化しつつある・・・とのこと。


あ、日本男性は、典型的な非貿易財だそーです。



せっかくなんで、なぜ日本女性が非貿易財になりつつあるか?考えてみました。

その理由を、ワシは日本女性の晩婚化と少子化にあると、仮説を立ててみた。


えーっと、日本女性の強さって、独身娘の強さじゃなく、結局


母性の強さ。


なんじゃねえか?と思った訳でございますよ。


若い独身女性は、日本ではなんか知らんけど、ちやほやちやほやされる訳です。

男がロリコン気味つーのもあると思うけど。


で、うっかりトウがたってしまった独身女性たちは、己の外見や言動を、大人の女のそれってゆーより、若作り方面にエネルギーと資本を投入しがちな訳だね。

STAY・YOUNG。STAY・GOLD。


んでもって、母となった女性も、昔みたいにお姑さんにビシビシ教育されるでもなく、たいてい夫を尻にしき、つまり家庭内では天上天下唯我独尊状態なので、主婦でありながら、どこか辛抱弱くなってしまっている訳だね。


結果、女性は「今・ココがラク~」となり、非貿易財化しつつある、と。


・・・・まあ、非貿易財化した方が、そりゃ当然、ラクだわな~。

欧州の一般女性って、かりかりしてなくて優雅やし。

知らない土地にホイホイ行って、ビシビシ働いていた昔のお嫁さん像なんてもなあ、重要無形文化財ですよ。



なもんで、この問題は、たぶん歯止めきかないと思います。

もう我々を、THE・ヤマトナデシコ像から解放しておくれや。って気がしないでもないし。



という訳でワタクシも、ヤマトナデシコは世界で超ステイタス!!とかってゆー20世紀的な日本女性としての自己認識を改め、自分の出来ることから精進していきたいと思います・・・・。



とはいえ、やっぱ色んな職業に日本女性も進出していってるのは確かなんで、THEヤマトナデシコ・社会進出編が21世紀ってことなのではないかと。


それでもやっぱり、結婚しないといけないんですかねえ・・・・・・・(自問自答)



「経済成長はもういい」

その言葉は、企業の経営者は士気を高めるため、決してはいてはいけない言葉であるが、そろそろ現実的に、成熟経済時代を日本人としてどー乗り切るか?つーの真剣に考えるべき。

とゆう作者の主張は、サラリーマンのワタクシも納得でした。


そーそー、日本は、税収の主流がサラリーマンからの源泉徴収で成り立ってるからね・・・

サラリーマンのやる気をそぐ言動は、スルーされますからね・・・・


でも我々リーマンも、バカじゃないんでね。

このままじゃ何かがいつか破綻する。中国の次はCHINAプラスONE、その次は?インドネシア?バングラディッシュ?カンボジア?アフリカ?最後は宇宙?・・・アフォかいな~!!

みたいな。


あ、この本で、浜さんは1ドル=50円時代が必ず来る、なぜなら円が強くなってるんじゃなくて、相対的に、$がどんどん弱くなってて、米国政府も、$安で国が潤うように政策転換しだしてるから。

って主張されてて、そーだよなー・・・未だ1ドル80円とかつい油断するとすぐ70円代になってるしな・・・・と、これまた納得しちゃいました。


50円/$になったら、ウチの会社もアメリカに工場つくって欲しいわ。

んで、私も毎月NYとかに出張したいわ。


もう中国出張するのは飽きたよ-!!


って、そういう会社に運命の全てを委ねる生き方を改めないとなりませんね。


と、ちょっと真剣に考えてしまいました・・・