なぜに今さら「猿の惑星」?
再リメイクする意味あんの?
3Dでもないし。
と、普段なら絶対観に行かない気がする「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」。
すいません、ハリウッドなめてました。
やっぱり脚本時点で面白いから、3度目の正直のリメイク企画が通ったんだろうねそもそも。
いや、実は主人公ウィル(人間ね)を演じるジェームズ・フランコをたまたま雑誌で見て、
「タイプかも?
」って。
で、実際、スクリーンでお会いしたら、実にタイプでした久々に。
すいません、こっち方面でも、ハリウッドなめてました。
やっぱワタシの場合、萌えは欧米方面から来ることも再認識。
で、「猿の惑星」。
賢くなった猿たちが大暴れするお話なんですけどね(それだけ)。
主人公ウィルは製薬会社で、チンパンジーを実験台にアルツハイマー病の新薬を開発中。
投薬されてたチンパンジーが生んだ赤ちゃんを、シーザーと名付け、家で育てるウィル。
そんな中、実父のアルツハイマーがひどくなって、ウィルは人体実験認可前のその薬を、コッソリ持ちかえって父に与えてしまう。
劇的に効く新薬。
で、この新薬ってのが、脳の細胞を異常に活性化し、知能の発達を促す、と。
シーザーは、母親が投薬されてたから、その性質が遺伝され生まれつき賢くて、
自分の仲間の猿たちに、この新薬を与えて賢くし、人間に反旗を翻す、と。
一方、この薬は、人間が服用した場合にだけ、鼻血出して突然死しちゃうという重大な副作用があり、更にそれが、血液感染していくらしいコトが示唆される。
つまりこの新薬は、服用すると、猿の場合、遺伝して子供も生まれつき賢くなる、と。
人間の場合、副作用で血を出して突然死し、そのウイルスが血液感染していく、と。
故に、地球は近い将来、猿の惑星になる、と。
That's 創世記。
まあ色々、ご都合主義的なゴーインさもありますが、
なぜ猿が賢くなって人間が支配されるのか?
つー理由を、実に21世紀的に、巧くプロットにしてます。
犯人が最初から分かっている、倒徐型の推理小説ぽい作りですね。
で、シーザーが人間に反旗を翻す動機を、これでもかーこれでもかーと
葛藤を作ってドラマにしてるので、観客はシーザー(猿ね)に
感情移入しやすい作りになっていると思います。
だたその、「人間て傲慢だなあ」つーエピソードが、かなりベタなので、その下り、大人は退屈かも。
とはいえ「差別」「奴隷制度」「人間が人間を支配する」ってテーマは、確かに今でも、新鮮であることは否定できない。残念ながら。
で、クライマックスは、知能を獲得した猿たちが、サンフランシスコのゴールデンゲイト・ブリッジで、人間の機動隊相手に大暴れするシーン。
ココは実に爽快です。
CG万歳。
ハリウッドのアクションシーンも全て出尽くしたかと思っていたが。
丸腰の猿たちが、何台ものパトカー、ヘリ、銃、マシンガン等を、全速力で走りながら次々問題解決し、なぎ倒していく面白さ。
ほお~そ~来たか・・・みたいな。
それをパトカーの陰で見守るウィル。
お前、当事者としてそれは無いだろ?と突っ込みたくなるウィルの行動ですが。
そう、この映画、シーザーの葛藤は丁寧に描かれているが、
薬作ってシーザー育てちゃったウィルって男のキャラは、ストーリーを転がすために、かなりの不思議ちゃんになっちゃってます。
ですが、ウィル役のジェームズ・フランコって役者さんがね。
知的だし愛嬌もあるし、boy next door的な親近感のあるハンサムだし、なかなかの逸材。
なもんで、途中、ウィルが色々おかしなこと言ったりやったりしても、
「・・・まあイイか。」
と、観客(主にワタシ)の突っ込みを萎えさせてくれました。
この子がOKだったから、最後まで観られたってとこが大きい。
知的で明るいしハンサムなんだけど、ちょっとナイーブな感じが色気になるタイプで、ワタシのど真ん中。
役者キャリアに、「ミルク」でのゲイ役があるのも納得。
アレです、「マトリックス」の主人公を、男臭いマッチョな俳優じゃなくてキアヌがやって成功したよーに、ちょっとスウィートな感じの俳優さんがSFとかハードなサスペンスやると、「すいかに塩」の逆パターンで、すごく良い感じになりますよね。
そういやキアヌも大好きだったなあ。
昔からこのタイプに弱い。
というか女性はみんな好きでしょ。
でもベタな王道ラブストーリーだと、逆に繊細過ぎて、彼らの良さが出ない気がする。
つーわけで、次は、ジェームズくんが、大人向けの映画で、複雑な人間関係で困ったり苦しんだり泣いたりしてくれてるところが観たいです。
