きみを守るためそのために生れてきたんだ・・・♪
ってゆう方のライオンハートじゃなくてですねえ。
リチャード1世=獅子王・・・・のお話でもなくてですねえ。
イングランドの処女王、エリザベスとその異母弟、エドワード6世の関係を発端に。
「from E to E with love」
というメッセージと共に、未来永劫、輪廻転生して、年齢も立場もまちまちに、
再び巡り合い、瞬間だけ邂逅する、恋人たちのお話が今作。
ものすごーく昔の、里中満智子の「海のオーロラ」ってゆう漫画と、プロットが似てるかな。
恩田さんの独自性としては、エリザベスが少女でエドワードが青年だったり、若い女と中年だったり、はたまた老女と若者だったり・・・と、その年齢設定がバラバラ。
「生きている間に出会う」ことに主眼が置かれていて、必ずしも肉体的に結ばれていないってとこが新鮮だったかと。
で、ワタシはこの恩田版メロドラマに、人間の、恋という出会いに対する、「憧れ」の凝縮を感じたよ。
そうなんです、すごくロマンティックなんです、この物語は。
フィクション=ロマンである、ということを、端的に表している見事なプロットだな、と。
その永遠のBOY MEETS GIRLの起源を、あろうことか、エリザベス1世とエドワード6世の関係になぞらえるとは・・・(やっぱ姉X弟カップリングだ)
大風呂敷を広げたな~恩田さん。
でもステキです。
こういう大胆な仮説って好き。
起承転結ってゆうよりも、行っては戻り、戻っては行き、最終的には現代に近い所で終わる。
若い娘エリザベスが、そうとうは気付かず、時の恋人のエドワードと出会い、帰りにレコード屋でケイト・ブッシュのセカンドアルバム、「LION HEART」を買う。
Oh,England,My Lionheart・・・
いやもう・・・格好イイっすわ。
まあ好き嫌いがある作風だとは思うが、フィクションの持つ、脳みそが痺れるような魅力が間違いなくある、恩田作品には。
なんかこう、ちょっと俯瞰的に人間世界のあれやこれやの出来ごとを、「お話」として語っているその姿勢がすごく共感できるというか・・・つまりこう・・・・大好きだ!!(突然の告白)
失ったものはみんなみんな埋めてあげる・・・・
この僕に愛を教えてくれたぬくもり♪
眠った横顔ふるえるこの胸Lionheart♪・・・ってコッチじゃない方だった![]()
でもこっちの歌にもピッタリなお話だった。
