湊かなえさんの作品は、ぶっく○ふでもamazon.マーケットプレイスでも、なかなか値段が落ちませんね。
よっぽど回転率が良い=人気があるんでしょう。
で、まあまあ値オチしたかな?と思われるのがコレ「夜行観覧車」。
送料別で、¥162になってました。
装丁がステキです。
確か帯の推薦文を、松たか子が顔写真入りでやってたかと。
ちょうどコレ、映画「告白」公開時の新刊だったんですよね。
しかしこの作品は、しょーじきイマイチでした。
ミステリー的オチが弱い、と散々amazon.でも書き込まれてましたが、全くもってそう。
お話はですねえ。
ひばりが丘という高級住宅地で、医者がその妻に殺されるという事件が起こる。
子供が3人いて、そのうち、下の息子が事件発生直後から行方不明。
向いの家では、中学生の娘が毎晩癇癪をおこし、母親を奴隷のようにこき使っている。
斜め向かいの家では、詮索好きのオバさんが、他人の家のことに首を突っ込み・・・
で、結局、医者が殺されたのは、妻に殴られたからであって。そのまんま。
ホワイダニット?の部分は、このおかーさんは、後妻さんなんですね。
で、先妻の息子である長男は、難関医学部に現役合格した秀才。
でも自分の息子は、カオと運動神経はイイけど、勉強はダメ。
父親は、別に医者にならなくてイイと言う。
でも奥さんは、先妻さんの息子が医者になったのに私の息子は・・・みたいな。
そんな理由で、夫を殺すかなあ。
この殺人事件に、すごいトリックとかあったら、この程度の動機でもよいと思うんだけど。
アリバイ作りも殺害方法も、全然そのまんま。だし。
それぞれの家族のココロの葛藤というか、一見まともに見えて実は病んでる。
ってゆう現代家族を描きたかったんだろーけど、キャラクターがいかんせん、類型的過ぎて。
ただ、「イヤミスの女王」と言われるだけあって、この手のネガティブな人間像を描写させたら、湊さんの右に出る人はいないでしょうね。
そこんとこの筆致は、確かに冴え冴えとしています。
が、それしか読み所がない・・・・![]()
舞台も学校と家との往復、という感じだし。
もうちょっと工夫というか、新しい題材とか、覗いたことのない世界とか、もう一味必要だったんでは。
「ひばりが丘」っつう名前もなあ。
今時、高級住宅地がどーのこーのとか、あるんかいな?まあ、あるんだろーけどな・・・
へんしゅーさんは、しばらくミステリー作家に
・医者
・高級住宅地
・進学校へのお受験
といったネタを、禁じ手にさせたらどーだろう。
もうテンプレ過ぎて、新鮮なお話にならないと思うのだよ、コレらの属性。
ただ、こーやって湊さんの新刊が売れまくってるのを見ると、へんしゅーさんは、量産して欲しいんだろうなあ。
もう少し値オチしたら、「湊かなえ・セカンドステージ」とゆう宣伝文句の「花の鎖」も、読んでみようかなとは思っています。
「往復書簡」が結構面白かったので、コレはちょっと、残念でした![]()
