突然ですが、石持浅海(いしもちあさみ)祭り開催中です。
いや~なぜ今までこのヒトのミステリ読んでなかったんだろ。
軽やかで分かり易い文体、謎解きの論理のスマートさと面白さ、イヤ汁少なめの登場人物の造型。
「日常の謎解きミステリ」とゆう分野がワタクシ割と好きなんですけども。
いかんせん、中身が地味になりがちなんですが。
それを読ませる美しさがありますね~石持さんの作品には。
やっぱ本格ミステリって、美学芸術学がいうところの、真善美があると思うの!!
とゆう、ちょっといっちゃったミステリファンにゼヒお薦め。
そうでないヒトにもお薦め。
「Rのつく月には気をつけよう」は、連作短編集。
学生時代の友達3人が、めいめい酒と肴をもちよって、一人のマンションに集まる。
音頭をとった一人が、自分の友達を一人連れていき、旧知の3人+1人で、恋バナを繰り広げる。
と、一見ありふれた酒飲み話ですが、よ~く話をきくと、そこには誰も気付かなかった日常の謎が隠れていて・・・
酒と肴の組み合わせでウンチク披露、
男女の恋話で一盛り上がり、
最後に謎解きで大盛り上がり、と。
うわ~コレは面白いわ。
もう夜中に一気読みよ。
テーマが酒と肴と恋バナなんで、夜に自宅で読むことをお薦めです。
週末なら、お好みのお酒を片手に。
表題作「Rのつく月には気をつけよう」は、牡蠣の食べごろを表す英語の慣用句「牡蠣を食べるにはRのつく月にしろ」からもじってます。
January、Feburary、March、April・・・まではOK。Mayはヤバくなってくる、つう意味ですね。
で、酒はウイスキー、白いカモメの入ったラベルのボウモアの12年もの。
肴はもちろん牡蠣です。
著者は食品会社にお勤めしながら作家やってるそう。
なもんで、味の組み合わせの描写に、さすがの説得力があります。
その他、ビール
にチキンラーメンを茹でずにそのまま、
オレゴン・ワインのシャルドネにチーズフォンデュ、
泡盛に豚の角煮、
日本酒大吟醸
にぎんなん、
ブランデー・ポールジローにそば粉のパンケーキ、
シャンパン・パイパーにスモークサーモンなどなどの組み合わせでそれぞれ一短編。
いやいやいや・・・マジやばいわコレ。
個人的には、ポールジローにそば粉のパンケーキと、ビールにチキンラーメンが気になった。
日本酒と和菓子とかもイイですよね~![]()
酒と甘いものを同時に嗜むよーになったら一人前。体には悪そーだが・・・
そして素晴らしい謎解き。
最後のオチ、乾くるみさん「カラット探偵事務所」と同オチですが、まあそれまで散々楽しませて頂いたので無問題。
しかしこのオチ、ワタクシ1話目で気付いちまったよ。
ミステリ勘の強いヒトは分かる(笑)。
まあワタシなら、登場人物、熊井渚ってゆう名前じゃなくて、熊井ハジメって名前にするかな。
あっちなみに石持浅海さん男性です。
そこんとこも、乾くるみさんと似たものを感じる。
クルミストならきっと石持さんのミステリ気にいるはず。
乾さんと違って(失礼)、石持さん多作みたいなんでそれも安心♪
