- モテキ(4) <完> (イブニングKC)/久保 ミツロウ
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最終巻の4巻は、小宮山夏樹ちゃんが表紙。
そして7月から、TV東京で森山未来主人公でドラマ化決定。
森山くんが幸世役とは・・・
一児の父になって吹っ切れたのかしら?
これ、30歳までほぼ童貞(正しくは1回だけやった)、彼女なし、フリーターの藤本幸世くんが、土井亜紀ちゃんとゆー元同僚に、フジ・ロックに一緒に行こー、と誘われた一本の電話から、モテキが始まり、色んな女の子と接触し、ヒトと正面から関われるよーな自分に成長していく、とゆう。
草食男子の代名詞とか言われてましたけど。
まあ、自意識過剰な中2病を、30歳までこじらせちゃった、フツーの男が主人公のラブコメなんですが。
この漫画が秀逸なのは、幸世に関わる女性キャラクターの造型でしょうな。
永遠の憧れ、小宮山夏樹(ゆるふわ系愛されキャラで、酔ったら誰とでも寝る。そして誰にも束縛されたくない)。
キレイ系土井亜紀(なまじ女としての自分に自信があるだけに、自意識過剰で男にリードされたい野望を捨てきれない)。
フツー系中柴いつかチャン(女としての自信がなく、自意識過剰が高じて処女をこじらせ20ウン歳。)
アネゴ系林田尚子(元ヤン)。
この赤裸々な女性造型・・・・男性作家には、ここまで見事なキャラ分けは出来まい。
特に小宮山夏樹と土井亜紀のキャラの描き分けなんて、ぜっっったい、男にはムリ。
ぼんやり「美人。」くくりで、下手すりゃ、一人のキャラに纏められたところデスヨ。
しかし、女には分かる。
夏樹ちゃんにあって、亜紀に無いもの。
亜紀ちゃんにあって、夏樹に無いもの。
そして、夏樹ちゃんは、幸世の手に負えるよーな玉じゃない。ってことも。
しかし、世の男子は、次々と夏樹系女子にハマっていくんだよな・・・と思いつつ、やっぱコレにハマるのって、一昔前の男子なのかも。つー気が、しないでもない。
まあ、ここんとこ、ドラマは男性脚本家が書くらしーけど、きっちり描き分けして欲しいポイントですね!!
うーん、しかし、ワタシとしては、女版幸世である、中柴いつかチャンがどーなるかも、描き切って欲しかったな・・・。
まあ、番外編が2つあるらしいんで。
そのうち一つは、いつかチャン編であることを期待したい。
そう、青春系ラブコメの主題は一つ。
例え、君に釣り合わないボク(ワタシ)としても。
二人の間に、どんな障害があっても。
これだけは、譲れない。
認めざるを得ない。
だから、伝えよう。
ボク(ワタシ)は、キミが好き。
・・・・っていう、一途さなんですよね~。
モテキの幸世くんは、あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてましたが、最後に、「自分を伝える」大切さに気付いたみたいですね~。
よくぞ纏めた作者。
フジロックで始まり、フジロックで終わる。
そんな、ありそで無かったベタなシチュエーションも、ぐっときました。
まあ、90年代終わりに青春期過ごしたヒト限定の舞台装置って気がしないでもないが、そーいうの、メジャーなフィクションじゃあ、なかなか無かったからさあ。
もうグランジやガレージロックとか、日本じゃ無かったことにされてんのかって気もしてたんで。
個人的には、大学生に戻ったよーで、楽しんで読了しましたヨ。
7月期ドラマは、クドカンも刑事ドラマ書くし(「うぬぼれ刑事」主演:長瀬智也)。
モテキ、金曜夜の楽しみになりそっす。
BGMはぜひ、90年代ロックでお願いしまっす!!堪忍!!
