とゆー訳で、予約していたスティヴィー・ホアンの2ndアルバム「All Night Long」を聴いた。

さすがの美メロ・美ヴォイス・非マッチョ・ナヨナヨ系R&Bが、てんこ盛りでした。

Ne-Yoやアッシャーのフォロワーで溢れかえるシーンの中で、ホアン先生が際立って聴こえるのは、そのサウンド全体に、どんなに切なくてもシャープで硬質な品の良さを保っているところにあると思う。

ナヨナヨ系だけど、女々しくない。

クールでタイトなリズムに、ブルースの切なさが加わっている。

さすがのデキ。


シングルカットの「All Night Long」のキャッチーさは勿論、「U-Turn」のクールなフックの連打は・・・00年代R&Bを象徴する1曲かも。


んで、どーして自分がこないにR&Bという音楽ジャンルに魅かれるのか?考えてみた。

と、ここで、やはり欧米諸国において、人種差別に晒され続けてきた、黒人の方のどーしようもない心の陰みたいなものが、R&Bという音楽がどれだけハッピーなサウンドとリズムを刻もうとも、根底に横たわっていて、その陰に、これまたどーしよーも無く自分が魅かれてしまうんだ・・・つうことを書いていたら、いきなり記事が吹っ飛んだよ。で、も一回書いてるんですけどもね。


ホアン先生もそーですが、マンハッタンレコーズから日本先行で発売されたTim Benson「Formula」より「Someone Else Will」を聴いていて・・・・それを確信しました。


日本人でも、R&B調の音楽をやってる方は、最近、めだっていますが。

例えば、分かり易いところで言えば、く~ちゃんの声質にはブルースがあるんだけど、misonoの声質にはPOPさとロックさはあっても、ブルース要素がこれっぱかりも無いんだよ。

アムロちゃんにはブルースがあっても、あゆには無い。

ジャニーズの方々は、根本的に明るく、これまたブルース要素は無し。

演歌の方々にはあるかと思いきや、「絶対的な暗さ」は、意外と無い音楽だと思う、演歌って。

そして、とーぜんサザンにも無くミスチルにも無くコブクロにも無い。

そういうものなんですよ、ブルース要素って奴は。上手く言えないんですが。


根本的な明るい世界に、どーしても馴染めない暗さ。

そーいうものが心にあって、コレだけは現実の世界の人間関係で癒そうと思っても、癒せない。

なんかそーいう、癒しきれない絶望的な「暗さ」に、R&Bって音楽は、ど・直球に「効く」んですよね・・・

この暗さって奴の正体が何か?はっきりとは分かりません。

でもそれが、欧米社会で黒人の方々が、何十年も何百年も味わってきた理不尽な思いと、シンクロするんですかね?


そーいう暗さを、軽快かつぶっといリズムに乗せ、歌う。

この二律背反な世界観が・・・・抜けられない魅力ですよ。


ワタシのR&Bクラシックベスト1は、ミニー・リパートン「Lovin' you」なんですが。

イントロが小鳥の「ピチュピチュ・・・」とゆー鳴き声から始まる、これ以上無いくらいのハッピー感に溢れる楽曲なんですが。

全編を漂う、どーしよーも無い切なさが美しすぎて。


やっぱR&Bって、ジャンル自体が持つパワーというか魅力が、他のジャンルに無い引力を持ってるな、と改めて感じた。

ホアン先生のインストア・ライブが、マジ楽しみっす。