やっぱ日本人は、どー転んでも草食ですよ。

仕事や恋愛、はたまた政治や外交の局面で、「勝負事」的スタンスをガンガン持ち込むメンタリティって、日本人は「しょーじき苦手・・・・」が、本音でしょ。

相手をてってー的に攻め、弱いところを突きまくり、陣地とって、利益を貪る。

植民地主義って、とどのつまり、欧州人の思考回路・行動様式にとっちゃー、極めて馴染みやすい、自然発生的なスペックだったわけで。

それを無理くり、「おっ・・・欧米に合わせなくては!!」と、血迷っちゃったのが、日本株式会社・大政翼賛会だったんじゃねーの?

って、話がキケンな方向に転びそーなので閑話休題。


森岡正博教授著「最後の恋は草食系男子が持ってくる」

表紙は「サプリ」のおかざき真理さん、出版社はマガジンハウスとゆー、

極めてスイーツ(笑)な本を読みました。


森岡先生は、若い頃から

「ココロが優しく、男らしさに縛られず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけられたりすることが苦手な」草食系男子だったそーな。

んで、本書は、そーいった草食な男子の内面をもっと知ってもらい、彼らにアプローチする方法を、女子にレクチャーします。っつーコンセプトで書かれています。

「草食系男子」ネーミングの生みの親である森岡先生自らが解説します、っちゅー、親切なんだかチョーシ乗ってんだか?な本です。


全体的に、学者さんが書いてる本なんで、非常に論旨がキッチリしてます。

でも扱ってる題材は、草食男子。

そのギャップが、真面目なんだかフザけてんだか・・・な、独特なおかしみを誘う本です。


特にシャレが効いてるわ~、と思ったのが、巷の女性向け恋愛本に載ってる、「男子を落とすテク。」を、草食男子に有効か否か?と、森岡先生がジャッジするところ。

藤沢あゆみ著「1秒で彼を夢中にさせる本」とゆーのを、遡上の鯉にしてるんですが。


①藤沢さんのテク-その1-

「彼がお酒を飲んだグラスを手にとり、”どこから飲んだの?”つって、”ここだよ。”って言われたところから敢えて飲んで、彼をドキドキさせちゃいましょう。」

→森岡先生の評価:

「草食男子にこれをやると、思い切り引かれます。・・・こーいう肉体的接触を暗示させるとゆーテクは、”男はしょせん肉欲の生き物だから、そこを刺激するのが手っ取り早い。”という男性観があるからでしょう。・・・・男性の心は、もっと複雑で繊細です。」

②藤沢さんのテク-その2-

「合コンの席では、上着を脱ぎ、ノースリーブ1枚になり、”なんか寒いね・・・”と言って腕を組み、胸の谷間を強調しましょう。」

→森岡先生の評価

「・・・恋愛ドラマの見すぎとゆうか、自分の恋愛ワールドにひたってる感じがありますね。」


イヤイヤイヤ!恋愛ドラマは、もっとちゃんと、考えて作ってますから!

つうか藤沢さん・・・大丈夫ですか、この人は。

こーいったトンでもテク(・・・・)を、森岡先生が極めて丁寧に、理論的に、有効か否かを検証してるんですが。

あまりに真面目に分析してるもんで、逆にフザけてんのか?っつー、何とも言えないブラックなコトになっていて、脱力笑いしてしまいました。


あと、森岡先生が選んだ「リアル草食系男子」4名に、人生観や恋愛観をインタビューしてます。

その中で、32歳の男性が、

「よしながふみさんのマンガに出てくるような、”やおい”な自分だったら楽だったかなと考えたことがある。」

と語っていて、ちょっとドギモ抜かれました。

ご自分のセクシュアリティに屈折しているストレートな男性も、世の中にはいらっしゃるんですね。

確かに戦後60年、男女関係の中での男性役割は、あんま変化してないんで、しんどい部分があるかもしんないですね。


あと、とても興味深かったのが、この「草食系男子ブーム」を、森岡先生が実に学者らしく、日本固有の社会現象として分析してるところ。

年代別犯罪者数などの統計から、

「日本の20代男性は、世界でもっとも凶暴性が少ない。」

「先進国では、同じように女性の社会進出が進み、豊かな社会が訪れ、経済成長が停滞しているが、20代男性の殺人件数が激減したのは、日本だけ。」

「日本人は1945年の終戦時から現代まで、自衛隊といえども、正式な兵士として戦場で戦ったことが無い。」

「そのような中で、人を殺傷するという凶暴性が、日本の若い男性から奪われていき、草食化を招いたのではないか?」

故に草食男子は、日本が安全で平和な社会になった証である、と。


とても説得力あるし、われわれ女・子供にとっちゃー、日本が極めて住みやすい国だ、とゆーことが良く分かりますね。

非核三原則に憲法第9条の効能は、ワタシ達の日常的な人間関係にも、こないに多大な影響を与えていたとは。

安易に憲法改正しちゃ-、女子の既得権益に関わるかもしれません。


だってやっぱ、草食系男子って、女子にとっちゃ理想のパートナーですよ。

ワタシも多感な時期に、こーいう優しげな男性とお付き合いしたかったわ。

そーすりゃ、ちょっとは恋愛トラウマの少ない人生送れたのに。

「ヒトは自分と同レベルの人間と恋愛する。」っつー定説がありますが、それマジ否定したい。

ほんっと、イヤだ。


「自分が好きになった人を否定しない」

「過去の恋愛は、今の自分の糧になる」

とかゆー正論を吐くヒトが、ワタシは大嫌いです。

・・・わあ、言っちゃったよ。


あと、後悔するよーな恋愛でも、しないよりはした方がいい、とか言う人もいますが、後悔するよーな恋愛は、「人生でしない方がイイものベスト10には入る。」くらいのもんです。

なぜなら、恋愛で後悔するって、徹底的に自己否定するコトに繋がり易いんですよ。

こんだけ自己否定してるワタシが言うんですから、あながち間違いとは言えまい。

自己否定して、前向きなコトや生産的コトは、一つも生まれません。

だから、草食系男子と、なかなか進展せーへんわー、とか言ってるほーが、健全だしココロが豊かになると思います。

Girls be 慎重に。ってコトで。