いや~、これ痛すぎてマジひいたガーン

でも面白い、久保ミツロウ作「モテキ」。

 

主人公は藤本幸世(ゆきよ)29才派遣社員、童○では無いが彼女いない歴=年齢の、自称モテナイ君。

彼が30才の誕生日直前に、誰もが一生に一度はあるという「モテ期」を迎え、どーしたらいーの?彼女できるのか、俺?!・・・な、アタフタ振りを、女目線・男目線を取り混ぜながら、セキララに描いたマンガです。

 

幸世のモテキに到来した女の子おとめ座とは。

前の職場が一緒で、夏フェスに誘ってもらった、ロック好きの土井亜紀チャン。

飲み仲間で照明助手やってる、中柴いつかチャン。

人生で一番好きだった運命の女(?)、小宮山夏樹チャン。

亜紀チャンはおしゃれなクール系、いつかチャンは気兼ねなく話せる妹系、夏樹チャンはサバサバした性格だがフェロモン出まくってるイイ女系と、かなり粒揃いです。

男性読者は、どの娘がイイかな~ラブラブと、幸世になりきって選ぶ楽しみがありますな。

しかし、彼女たちから、数年ぶりにお誘いの電話とメールが殺到した後、その思わせぶり~べーっだ!な態度にホンローされまくる幸世が、哀れで哀れでしょぼん

 

女目線から見ると、いつかチャンのイイ娘っぷり目は、ほとんどキセキですよ。

このシチュエーションでこの相手で、○ッ△×出来なかった幸世って・・・・ガーン

逆に夏樹と亜紀チャンは、女目線から見ると、出来なかった理由がよく分かる。

夏樹チャンとは、3年ぶりに再会して、それでもNGで、この2回目はホント、作者がイジワルにひひだなあ・・・

でもありそーな話ですわ。

 

これ、青年誌「イブニング」で掲載中のマンガなんだけど、ネットなどでは、男性連中の「リアル過ぎてイタイ・・・」とゆー感想で、地味に盛り上がっちゃってるみたいです。

作者の久保さんは女性だそーだが、

「なぜモテない君30才の気持ちが、久保先生はこんなに分かるんですかあ~?!」

なお便りが、せっせと届いてる(?)らしいっす。

 

いや、幸世くんのキャラ設定は、実にリアルです。

モテない君と言っても、当世の30才男子といったら、外見は別にフツーです。

つうか頑張れば寧ろモテるのでは?な、アジカンの後藤氏みたいな風貌に描かれてます(ごっちんファンの方、ゴメンなさい・・・)。

んで、幸世くんはせっせと夏フェス行くよーな洋楽ロック好きで、プライヴェートでは上から目線の批評形式ブログを書き・・・・って、これワタシみたいじゃんガーン・・・知らない間にモテない男と同じ行動特性を・・・イヤだわ~。

 

まあそんなこたあどーでもイイとして、ちょっと頑張れば彼女の1人くらい出来るだろーよ、な幸世くんが、なぜに女子達からダメ出しされ、ことごとくスルーされてしまうのか、久保氏の鋭い女目線で描かれちまってるところが、このマンガの新しいところ。

 

まあ、簡単に言うと、幸世くんはいつも

「女の子から好きになって貰うのを待っていて」、

「相手を気遣いながら、決定的な行動を、うまく彼女達に取らせよーとする」

ところが、女目線から丸分かりなもんで、「スルー」されてっちゃうんだよね~。

 

イヤ、でもこれ、可哀想ですよ、幸世くんが。

ネットで他の方の批評を見ると、男目線ではどーにも幸世くんへのダメ出しが多くなってるよーだが、この1点だけで、ワタシは幸世くんに、幸せキラキラになって欲しいと願ってしまう。

それは、憧れの人、夏樹にラブホに強引に連れ込まれそーになって言う幸世の独白、

「俺、まだ聞いてないよ?俺の事どう思ってるの?」

って、奴なんですけど。

・・・・泣けてくるわ、純情すぎて。

がんばれ、幸世!!つうか、痛い!!痛すぎる!!

 

まあでも、亜紀と夏フェス行ったときの「格好悪いフラれ方」といい、

妄想で15才の時の自分に「その辺の女で手エ打っとけよ!」と叱責され、

「打とうとしてたっつーの昔から!・・・全員にフラれたよ、あいつら皆・・・ほかに男がいたんだ!ほかに男がいたとか、すぐ別の男と付き合い始めたとか、もうウンザリなんだ!!」

って絶叫する姿といい、幸世ってホント、どっかの誰かとオーバーラップするな。

まあ、こんな男子はザクザクいるってことだ、今までマンガには描かれなかっただけで。

 

でもこっから幸世が浮上するのは、かなり遠い気がするな・・・

そんな最初っから、愛し愛されるラブラブ境地に辿り着いてるカッポーなんて、いませんて。

自分は異性への憧れと欲情をナイマゼにしてるクセに、女子にだけ純粋な愛情をイキナリ求めるのは、フェアじゃないって、早く気付きましょう。

ちょっと優しくされたら、すぐ「俺のこと好きかも・・・」って思っちゃうのは、まあ自由ですが、「俺のこと(だけ)好きかも・・・」って思うのは大抵間違いなので、30才過ぎたら、ヤメましょう。

・・・・てゆうか、別にイイじゃないですが、俺のこと「だけ」好きじゃなくても。

色んなヒトに平等に優しく出来るヒトは、人間としての基本フォーマットが「イイ人」設定なんだから、そーいう人と恋愛関係になるのが、幸せになる近道だと思うけどなあ。

そもそも、最初っから相手絞れてる人なんて、この自由恋愛・資本主義時代に、それこそイっちゃってる電波系のヒト以外、おりませんて!!

 

・・・とゆーことを、幸世くんがこれから学んでいくのか、

それとも肉食系しし座アグレッシブ女子に出会って、受身男子として上手く恋愛に巻き込まれていくのか、2巻の行方を乞うご期待。ですな。

まあ、メンドクサイことゴチャゴチャ言ってね-で、さっさと食われちゃったら?って感じもしますけど汗