8月18日に最上川第二漁協のウェブサイトで令和8年4月1日からの大井沢C&R区間の廃止が発表されました。

同区間におけるニジマスの10月末までの遊漁期間延長も今年で終了となります。

大井沢キャッチアンドリリース区間の遊漁規則・行使規則の改正についての事前周知

大井沢キャッチアンドリリース区間の廃止についてのお知らせ

 

 大井沢のC&R区間は1997年7月から設定されたそうで(朝日山の家ホームページ 寒河江川釣行記 より)、28年あまりの歴史に幕を下ろすこととなります。

現在日本各地に存在するC&R区間の先駆けとして名を馳せた大井沢のC&R区間ですが、近年の河川環境の変化に伴い渓流魚が生息しづらくなりC&R区間を続ける意義が薄くなったことを理由として廃止に。

今後は同区間を一般漁場として解放して水温に適した魚種を放流するとのことで、遊漁規則の改正(大井沢地内中上橋まで鮎ルアー釣り区間を延長)を見るに来年以降は同水域へ鮎をメインに放流していくようです。

 

 廃止理由に「近年の河川環境の変化により、渓流魚が生息しにくい状況」とありますが、ここ4年ほど大井沢で釣りした人間としては「まあそうだよなぁ」というのが率直な感想です。

区間内のいろんな所をやってみても放流地点近辺以外では魚影が薄く、放流された魚も定着することはほぼなく、大雨が降ると流されてしまうのかほぼいなくなる(特にニジマス、一部はダムまで下ってデカニジや大岩魚になるみたいだけど・・・)。

釣れた魚を持ち帰る違反者やカワウの存在もあり、楽しく釣りができるC&R区間を保てる状況ではないのは間違いありません。

 

 私が十数年前に大井沢で釣りした時の記憶では40cmを超えるニジマスや良型のイワナがたくさん放流されており、その力強い引きに翻弄された記憶があります。

釣り場も賑わっており、今の荒雄川のC&R区間に近い感じだったかと思います。

今は見る影もなく、放流されたという情報が出ると放流地点に釣り人が集まるくらいで釣れるサイズも20cm前後。

それでもニジマスやイワナを釣ることのできる楽しい場所ですし、近場で10月末までニジマスを釣ることができる釣り場は貴重な存在です。

 

 

それがなくなるというのは残念ですが、仕方のないことなのだとも思います。

漁協が発表した理由以外にもいろいろと理由はあるでしょうし。

自分が生まれる前から存在していたC&R区間がなくなるというのはなんとも不思議な気分です・・・。

 

 

 大井沢のC&R区間は今年で終了しますが最上川第二漁協の一部区域におけるニジマスの遊漁期間延長は続くようで、同漁協管轄の寒河江川本道寺区間と大沼はこれまで通り10月末まで釣りができるみたいです。

C&R区間ではないので魚が抜かれる厳しい釣り場だとは思いますが、それでも釣りできる場所があるのはありがたい(本道寺区間は放流したらすぐにイベントやりそうだけど(笑))。

 

 大井沢では今後鮎をメインに放流していくみたいですが、どの場所にどの程度放流するのかが気になるところです。

大井沢の寒河江川は全体的に平瀬や早瀬が多いので鮎を放流するのに向いていそうですし、水もとても綺麗なので美味しい鮎が釣れるはず(C&R区間下流で釣れた鮎は美味しかった)。

同水域には寒河江ダム下流のポイントにいるスモールマウスバスやニゴイのような捕食者がほぼいないので、それらを気にせず釣りができそうです。

放流数量についても今年の最上川第二漁協は寒河江川へ1400㎏放流したそうで、この放流数量は県内では最上小国川に次いで県内2番目の量(山形県内水面漁業協同組合連合会のウェブサイト 【修正版】令和7年度アユ解禁日並びに稚アユ放流実績 より)。

来年度も同じ量を放流するとして、その半分以上の量が大井沢へ放流されればそこそこ楽しめる釣り場になるのかなと勝手に期待しています(大井沢まで稚アユをたくさん運ぶのは大変かも?)。

個人的には大井沢キャンプ場前みたいな入渓しやすい場所にたくさん放流してもらいたい(笑)。

大雨が降れば鮎もニジマスと同じように流されてしまうかもしれませんが、寒河江川は一度大雨が降れば寒河江ダム下流が濁ってシーズン終了となることが多い川です。

それならば濁りさえ引けば釣りのできるダム上流へ放流したほうがマシだと漁協は考えているのかも・・・?

 

 

 大井沢のC&R区間の廃止が漁協の活動にどう影響を与えるかはまだわかりませんが、一遊漁者として今後も楽しく釣りができる環境が続くことを期待するのみです。

11月まであと3週間弱ではありますが今年もC&R区間にニジマスが放流されています。

 

 

興味があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。