両部の滝 那珂川/ 湯川/ 御沢 御滝・雌滝

訪瀑日:2023.09.01

 

連日の35度越え。

滝に行く気力が湧きません。

8月は、とうとう滝見に行かず。

 

やっとその気になって、9月初日に両部の滝を見に行ってきました。

 

場所は 栃木県北部 那須町です。

 

百名山 茶臼岳の西に在ります。

 

沼ッ原の駐車場から歩きます。

 

沼ッ原駐車場(MAPコード:548 682 334*38)に早朝到着。

気温19度 驚くほど涼しい。

 

沼ッ原湿原へ向かう道からスタート。

 

5mほど進んだら右の脇道へ。

 

道はしっかりしていますが、しばらくササに覆われています。

 

進むと、沼ッ原からの道と合流。

ここを右へ。(左に進むと沼ッ原湿原)

 

300m程 進むと、朽ちた倒木と石がゴロゴロしたところがあり、

ここを左に進み登山道から外れます。

 

曲がると大きな岩があり、その脇を下ります。

 

下りたら右へ。

この先 しばらくアップダウンが少なく、サクサク進みます。

 

進むと こんなパイプが。お湯を送っているのでしょうね。

送水管1としておきます。

この先 しばらく特筆する所は有りません。送水管ばかりです。

 

この脇で きのこ発見。

ハナホウキダケ? きれいな色でした。

 

送水管2

 

送水管3

 

送水管4 ここは右の斜面を軽く登って巻く感じです。

 

送水管5

 

そして 単管パイプと踏板で作られた橋。

(Geograpficaで位置を特定しなかったので、地図上に記載は有りません)

 

その先 何じゃこりゃ・・・という状況ですが、

単管パイプだけで作られた橋(?)です。

パイプの上を進むのは気が引けたので、

斜めのパイプの間に足を入れて進みました。

 

滝の音は、大分手前から聞こえていましたが、

この橋まで来るとかなり大きく聞こえます。

 

そろそろ谷に下る道を探します。

 

それらしき場所を見つけましたが、念のため もう少し登り確認しますが、

滝を過ぎたので元に戻ります。

注意して歩いていればすぐ見つかると思いますが、一応 目標物を・・・

 

右手に 枝が何本も出た木。

 

道を挟んで反対側に、太めのブナ? その奥にさらに太いブナ?

(右のテープは私が巻いています)

 

このブナの脇から下ります。

 

沢靴のまま突入したら滑る滑る。

あっという間に2度滑り、慌ててチェーンスパイクを装着。

 

登り返しがきついな~ と思いながら斜面を下ります。

 

ところで ここに来るまで、両足の小指辺りに軽い痛みを感じていたのですが、

斜面を下り始めたら、メチャクチャに痛みます。

堪えながら少しずつ進みます。

 

途中から ササ藪の中を進みます。

藪を抜けると、あっけなく沢に下り立ちました。

ロープを使って下りたという記事を見たので、担いで来たのですが不要でした。

 

沢に出ると滝はもう目の前。

 

そして 両部の滝到着。1時間半弱でした。

奥が 雄滝、手前が雌滝。

一つ一つは大きな滝ではありませんが、同時に二つが見えるところが良いですね。

ただ 持ってきたレンズ(24-105)では、なかなか収まらない。

もう一本レンズを持ってくればよかった。

 

先ずは 雄滝へ。

 

滝が岩を削ったのでしょうか、V字の岩盤を流れ落ちてきます。

結構な水量が流れ落ちていますが、それほど飛沫は舞い上がっていません。

ただ 冷たい風が、滝と共に吹き降ろしてきます。

滝に到着する手前で尻もちをつき、下半身がびっしょりでとても寒い。

 

滝口付近。

 

滝つぼ。

 

左岸側から。

 

そして雌滝。

個人的には、複雑な流れのこちらのほうが好みです。

 

この滝 温泉が流れ込んでいるので温かい。

吹き降ろす風も 何となく温かい。

この風にあたりながら、体を温めます。

 

木の間から日が差し込んできました。

 

一筋の光です。

 

中ほどの流れは、なかなか良い雰囲気です。

 

 

この後 下流にある 見下しの滝 に行こうと思い下り始めると、

再び 両足の小指付近が、かなり痛みます。

不安になり下るのを諦めました。

 

車に戻り沢靴を脱いで様子を見ると、

小指が赤く腫れているのと、真っ赤な筋が。

おそらく履いていた、沢登り用ソックスに折り皺が出来て、

指を圧迫したのだと思います。

こんな状況は初めてです。

履かずに行けばよかったのか?

 

歩いた距離は 8km程でした。