最近、卒業制作のために言語学の書物を読み漁っていて、最近思ったことをメモ。
けっこう自分のためのメモだから、端折るし、出来るだけ分かり易く書くつもりだけど分かりにくいかも。僕の考えに変な誤りがあるようなら訂正希望。IT IS NOT やぶさか。


ことばと国家の関係性についてのいくつかの文献を読むと、「言語」は国家が定めるものであって、それに成功した国家はうまいこといく、と書かれている(←説明荒)。
逆に言えば、言語のフォーマットを制作するのに国が上手く関わらなければ、スムーズな国家統治は上手いこと行かんということだ。

ちょっと話が飛ぶけど、最近の政治不振のもっとも大きな原因はきっとこれなんじゃないのか、と思った。(度重なる汚職隠蔽というのも最強最悪の原因の一つだけど)

今の日本の政治不信の原因は、政治家と国民が上手いことコミュニケーションできてない状態にあるからだと思われる。
だって、単純に僕は彼らが何のことを話しているのかよくわからない。というよりも、何故もっと分かり易く話してくれないのか分からない。
そんな僕を嘆く人も大勢いるだろうけど、重要なのは、何故そんな輩が発生するかどうかを分かっていない国家全体が、その事態に危機感を持てていないことだと思う。
会議中によくある「貴方がなぜ理解出来ないか、私には理解出来ない」という状況。
お互いに分かり合えていない状態。
うまくコミュニケーション出来ていない也。

ほんで、その原因には私たちの使う「ことば」の影響もあるんじゃないのか、と急に思ったわけです。
これが最初のとっかかり。

たとえば、現代の言葉の進化のスピードに、日本国が定めた言語フォーマットが追いついていないとか。
「日本語」の許容できない段階に差し掛かっている、というと乱暴だけど、実際なんとなくそんなかんじがする。

ここでの「日本語」てのは日本国が定めた日本で使う言葉のフォーマット。つまり日本の母国語だ。
コミュニケーションのために言葉というツールが非常に有効なので、国家がその言葉のルールを定めたわけ。
言葉ってのは常に進化し続けているから、おそらくフォーマットも何度もアップデートを繰り返されて、より洗練されてきた。
けど、昨今のデジタル時代の到来で、人類の歴史上最も有り得ない速度でコミュニケーションの仕様が大量に書き換えられ、コミュニケーションツールの一つである「言語」のアップデートが、正直追いついてない気がする。これは多分世界的にそういう状況にあるんじゃないかとも思う。

あと、iPhoneが英語という言語を母国語にもつ国から誕生したのにも何か理由があると思うし、あのインターフェイスは、どこか今のコミュニケーションの速度についていってるカンジもする。



日本語の言語フォーマットが現代人の使っている言葉と違う、というより、
新旧それぞれのコミュニケーションの方法自体に、これまでにない大きな感覚的差異が生まれてきているのかも。

政治家は全員何もわかっちゃいないと軽く決めつけてるので非常にアレだし、仮説というのもうんこ恥ずかしいぐらいの思いつきだが、メモっとく。
今日の結論:
政治不信の原因は、国家と国民のコミュニケーションが難解になってきたため。言語的部分含めな。



文字の形、文法、など、遅ればせながらではあるものの毎回国家もアップデートを繰り返してるよね。
死語とかあるし。使ったら駄目な漢字とかも最近少し増えた。
敬語の使い方の番組が流行るのは、乱れた言葉の微調整を国家が暗躍して操作。
現代若者言葉のポジションはいつも何処に当たるんだ。
ギャル文字を研究する言語学者も存在するぐらいだから、つきつめると色々とおもろいんでしょうね言語学は。


あんま関係ないけど
ひろゆき周りの言語の進化速度は鬼。
ケフィアってなんぞʬʬʬ