間違えた。
病気。
いや、ある意味同義か。

そう病気。
てか、最近体調悪い。
風邪がやっと治ったかと思ったら今は強めの偏頭痛です。
ああ~頭痛い。せっかくの日曜日が…。
今日こそは卒研やろうと思ってたのに、偏頭痛ひどくて無理。

2年の時に、弟とイギリスに旅行した時にも偏頭痛の一日があって、その時に買ったイギリス版バファリン「Paracetamol」がまだ残っていたので、飲んでみたけどいまいち効かなかった気がする。
おとなしくバファリンにしとくんだったか。


上京後、とても体が弱った。
運動しなくなったし、食生活も乱れがちで、寝る時間もまちまち。
そりゃ虚弱るに決まってる。
実家で食べるご飯は、基本的にこってりしていた。カロリーの高い食事。父はそんなに好きでもないようだけど、カロリー高めの大味な食べ物がTKO家の好み。
そのせいか、TKO家の子供たちの体も大味な作りになってて、僕も滅多に病気にはならなかった。1年に1回風邪をひくぐらい。
高校ではボート漕いだりしてたし、チャリで往復1時間の道のりを3年毎日通学してたし、今思うとそこそこ健康的だったかもしれない。


当時の僕にしてみたら、今の生活はもう考えられへんだろな。
堕ちたもんだぜ。
ほとんどコケのような生活。
トイレに行くのも面倒だから、寝っ転がったまま近くにあるペットボトルやコンビニ袋に用を足す生活。
風呂に入るのも面倒なので入らない。
髪の毛はフケと脂でベタベタ。もうすぐ太い1本の毛に纏まりそう…。(?)
体を擦ると凄い量の垢がボロボロと落ちる。
時々自分の体臭に気づいて安らかに気絶するような経験は、一般的な人間には考えられないだろうな。

床やベッドに散乱したパスタや生米は調理せずに食べる。料理ってすごく面倒。
調味料はさすがにキツいけど、ソースぐらいなら多少薄めれば十分御馳走。スープストックを水でふやかして食べたり。
マヨネーズがあれば三ヶ月はくらせる(段ボールや割り箸にマヨネーズつけて食う)。

部屋もかなり汚い。ゴミ屋敷なんてレベルじゃねえぞ。さながら鍾乳洞。
数年前からフローリングを見た事が無いし、なんかの液体流れてるし、虫や植物っぽいのも夥しい数。
自分の体にも色々なものが覆い被さっていて、どこから自分の体なのか分からない。
わき腹に幾つものキノコが生えてんのを発見した時はさすがにビビったw。もちろんその日のうちに食べた。
偏頭痛が起こるのも無理は無いよね。
むしろ、こんな生活でまだ偏頭痛ぐらいなら十分健康体と言うべきか。


もちろん外出はここ数年一度もしてない。
それどころか、ここ数ヶ月はMacの前から一歩も動いていない。
なのに、僕は大学に通うことが出来ているんだ。
ここからが本題。
何故僕はこんな状態なのに大学に通えるのか。

それは、僕の「念い」が外に出かけて行くから。

いつからだろう、こんなことが出来るようになったのは。
実際に触れることのできる自分の分身を、強く念じることよって作り出せるようになった。
残留思念が形になったようなものだ。
僕の「念い」は、人間の形になって服を着て、眼鏡をかけて、家を出て、大学に通い、友達と喋ったり、映画を見たり、飯を食べたり、買い物をしたり、人間と同じように色々なことが出来る。
そしてその後、「念い」が経験した出来事を「念い」の主である——今や残飯のようになった——本体の僕と共有する事ができるんだ。

僕の分身は大学の近くに部屋を借りて、あたかも僕がそこで暮らしているように見せかけてる。
「念い」は、人の形を維持することが長時間及ぶと色々と不安定な状態になるため、滅多に人を入れる事はない。
普段は見せかけの家には帰らない。
「念い」が経験した記憶を共有するために、本体の僕の部屋まで帰ってくる。
というかんじ。



いや
ちょっと待って。
本当にそんなこと出来るのか?
なんだか急に不安になってきた。
いくらグチャグチャになったからって、ただの人間にそんなこと出来るはずが無いじゃないか。
糞尿に塗れる苦行で、そんな能力が開眼したのか?あり得ない!
僕の勝手な思い込みではないのか!?
ここ4年ほどの僕の記憶は、僕が勝手に想像して作り上げた虚像なのでは…!?!?
いや、もしかしたら、実家の高カロリーな食生活や、弟とのイギリス旅行とか、ボート部だったこと、自転車通学その他諸々全ての記憶も、堕落しきった僕が救いを求める為に勝手に創りあげた理想の世界だったのでは?
そ…そん……ば、バカな!!
でも…どうやって証明出来る!?
…そんな…ことが……



……

……ここはどこだ?





おわり

頭いたい~。
偏頭痛になって頭おかしなって、思わず無駄な想像力が膨らみました。

今日はチープサンデーだぜ。