兄は今日小さな峠をひとつ超えた。
しかし、ふたつ増えた。というかんじ。
4人兄妹のうち、唯一の男子仲間である046は高三の受験生。今はもっとも大事な時期だ。
高2から美大を目指していた僕と違って、まだ046は殆ど進路が定まっていない。
将来自分が何をしたいのかがわからない状態だ。
選択肢が多すぎるが故の贅沢な悩み。
年をとっていくうちに「自分は何をしたいのか」という悩みが「自分は何ならできるのか」になっていく。自分がやりたいことを選べる状況から、どんどん道が狭まってくる。選択肢、可能性が少なくなってくる。
046は今は何でもできるし、何にでもなれる。
ほら言うても僕やってまだまだ若いけん何でもできるっちゃできるんやろうけど、046のほうが何倍も若いけん彼の方が凄いわ。可能性の塊やけん、言うて。
受験勉強は大変だろうな。僕も受験は苦痛だった。実技は楽しかったけど。
彼は目標が明確に定まっていないから、余計に苦しいと思う。
なんのために勉強するのかが曖昧だと、モチベーションが上がらないだろうと思う。
その先がほしいだろうな。
だから、彼はもっと夢の話をすればいいと思う。大きな理想を描いて、にやにやすればいいと思う。
さっき電話で、弟が上京してきたら一緒に住む約束をした。
春には一緒にマンションを探そうと思う。
頑張れOちゃん。あと少し。
ホントにあっという間だと思うけど、後悔の無いように。
無事、合格できるように切に祈る。
今日は毬藻とコトーと学校で会って色々話した。
昨日の日記で、いこう会でどこか行こうとか言うてたけど、なかなか忙しくて行けないかも。
む~ん。
いちいち色々とドキドキするなあ。
…。
父さんや母さんは僕ぐらいの年代の時はどんな心境だったんだろう。
いったい何に一喜一憂していたんだろう。
卒業論文にヒーヒー言ってたのかな。
勉強は優秀な2人だから、僕とは違って要領よく卒論済まして、もう遊んでたのかな。
父さん母さんの若い頃の遊びってなんだろう。クラブとか行って踊ったりするのかな。
今とあまり変わらないのかな。
でも、僕の両親はあんまり遊んでいないイメージだな。そうでもないのかな。美大のヒッピー達(?)を見てるからそう思うのかな。
それぞれ色々とロマンスはあったんだろうか。…おえ~。
父さんは大学院に行く準備をしてたのかな。
母さんは留学の準備かな。英語学校に行ってたのかな。
こういう話、彼らはお互い話したこと有るんだろうか。
興味深いですね。
僕が出てきた人たちが経験してきたもの。ぜひ知りたい。何か面白い発見が有るかもしれない。卒研に役にたつかもしれない。
一部分でも思考が合体出来たらいいのに。
コミュニケーションのおもろいところですな。


