非常に激しい雨 東海では線状降水帯発生のおそれ 厳重に警戒を
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活発な秋雨前線や低気圧の影響で9日も本州の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、断続的に非常に激しい雨が降っています。
東海では今後線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、引き続き土砂災害や浸水などに厳重に警戒してください。
目次
気象庁によりますと、停滞する秋雨前線と熱帯低気圧から変わった低気圧の影響で、四国や中国地方から東北にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、この時間は東海や関東甲信に発達した雨雲がかかっています。
長野県木曽町で午後3時50分ごろまでの1時間に44.5ミリの激しい雨が降ったほか、午後4時までの1時間には千葉県が君津市に設置した雨量計で32ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で岐阜県、長野県、山梨県では「レベル4土砂災害危険警報」が発表されている地域があります。
また岐阜県を流れる木曽川水系の飛騨川では「レベル4氾濫危険警報」が発表されています。
雨雲レーダー

今後の見通し
前線は本州の南に停滞し、前線上を低気圧が東へ進む見込みで、四国や中国地方から東北にかけては大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
特に東海では線状降水帯が発生し、大雨災害が発生する危険度が急激に高まる可能性があります。
線状降水帯 発生可能性のある期間
▽三重県 このあと数時間
▽愛知県、岐阜県 夜のはじめごろにかけて
▽静岡県 9日夜遅くにかけて
これまでに大雨となった地域では地盤が緩んでいるほか、川の水位が高い状態も続き、今後の雨で災害の危険性が急に高まる可能性があります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
最新の気象情報や自治体が発表する避難の情報を確認して、災害リスクのある場所からは早めに避難するほか、冠水した道路やアンダーパスなどの危険な場所には近づかず、安全を最優先に行動してください。
専門家“長雨蓄積型”は避難遅れるおそれも 地域の状況確認を
停滞する秋雨前線の影響で各地で続く今回の大雨について、気象災害が専門の山口大学の山本晴彦名誉教授は “長雨蓄積型” の災害に警戒が必要だと指摘しています。
山本名誉教授によりますと、長期間雨が続いた場合、川の水位は下がらないまま氾濫の危険性が高い状態が続くうえ、地中の水分量も多くなり土砂災害の危険度も高まるおそれがあるとしています。
そのうえで長雨蓄積型の場合、災害の危険度が雨の降り方だけではわからず避難が遅れるおそれがあり、自分の住んでいる地域の雨の状況や災害の危険度をリアルタイムで確認しておくことが大切だと指摘しています。
まずはハザードマップでどのような災害リスクがあるか調べたうえで、川の氾濫や土砂災害のリスクを、気象庁のホームページで公開されている「キキクル」や川の水位が確認できる「川の防災情報」などで確認してほしいとしています。
山本名誉教授は「今回のように長く続く大雨は避難のタイミングが非常に難しい。災害リスクはそれぞれの地域の自然条件や社会条件で違うので、災害の危険度を示す気象情報や自治体の避難情報を活用して、早めの避難を意識しておいてほしい」と話していました。
名古屋市 市内全域に災害救助法を適用
名古屋市は今回の記録的な大雨を受けて、市内全域に災害救助法を適用すると発表しました。
これにより、避難所の開設など今回の災害対応でかかった費用の一部を国が負担することになります。
「大雨被害 軽傷者4人との報告」木原官房長官
木原官房長官は午前の記者会見で「東海地方の大雨による被害については午前9時時点で軽傷者4人との報告を受けているほか、家屋の浸水被害が多数発生したとの情報がある」と述べました。
そのうえで「きょうも東海地方や近畿地方、また四国地方で線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあり、土砂災害への厳重な警戒が必要なほか、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫に警戒してもらいたい」と呼びかけました。
また8日に大雨の影響で公共交通機関が運行を停止し、帰宅が困難になった人が多数発生したことについて「先日の千葉豪雨も含めて、豪雨によって帰宅困難者が発生する事例が複数生じていることを踏まえ、引き続き官民が連携して帰宅困難者の受け入れ施設を確保し、これらの事例から得られた教訓を踏まえて今後の対策のあり方について検討を進めたい」と述べました。
各地ライブカメラ



