岩佐美咲1/22はやウタ出演 アキラ発売年TV出演歌唱レポ~聖地函館からアキラの思い出を巡る~ | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

ネットワークや融合によって音楽文化を発信する。
音楽による新しいビジネスの形を提案していきます。
音楽イベントやビジネスを制作、プロデュースします。
皆さんよろしくお願いします。

はやウタ NHK総合 1月22日(月)午前4:15〜午前4:45

出演 #岩佐美咲 #細川たかし #天童よしみ #三山ひろし #大江裕 #川野夏美

歌唱曲 細川たかし 残雪・津軽 天童よしみ 星見酒 三山ひろし 恋…情念 川野夏美 裏窓の猫 大江裕 高山の女よ 岩佐美咲 アキラ

NHKXより引用

新年1回目の放送!▽細川たかし・実力はプロ級!○○○に凝ってここまで極めました▽天童よしみ・紅白歌合戦・大阪新世界中継ウラ話を披露▽三山ひろし・自宅でドラム猛特訓&今年もけん玉に挑戦?▽川野夏美・寒がりで暑がりならではの苦労が▽大江裕・この季節はやっぱり「みかん」10個は軽い!!▽岩佐美咲・自慢の楽屋のれんを披露▽司会:井上芳雄・浅野里香アナウンサー

https://nhk.jp/p/hayauta/ts/XRJG468P8L/schedule/… 

岩佐美咲ブログより

 

 

岩佐美咲「アキラ」2021年10月6日発売

オリコン週間演歌歌謡ランキング第1位!

 

【初回生産限定盤】

[CD+DVD]TKCA-74991 / ¥1,636+税 (税込¥1,800)
[CD]
1. アキラ
2. ありがとう(いきものがかり)
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. ありがとう<オリジナルカラオケ>
[DVD]
1. アキラ  MUSIC VIDEO
2. アキラ  MAKING VIDEO



【通常盤】 

[CD] TKCA-74992 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
[CD]
1. アキラ
2. ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~(森口博子)
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~<オリジナルカラオケ>

 

2022年5月25日 岩浅美咲「アキラ」特別盤発売!



【特別盤A】
TKCA-75041 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
1. アキラ
2. 夜に駆ける
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. アキラ<半音下げカラオケ>


【特別盤B】

TKCA-75042 / ¥1,227+税 (税込¥1,350)
1. アキラ
2. SAKURAドロップス
3. アキラ<オリジナルカラオケ>
4. アキラ<半音下げカラオケ>

 

BS日テレ令和歌謡塾より引用

岩佐美咲「アキラ」レポ 2021テレビ出演歌唱まとめ

 

2024年も明けました。皆様はいかがお過ごしでしょうか?岩佐美咲さんの「アキラ」発売年である2021年はいろいろなことがありました。音楽の世界におきましてもコロナの影響も開くことができなかったり、ファンの皆様となかなかお会いできない日が続きました。岩佐美咲さん10月に10枚目の新曲「アキラ」を発売。新曲リリースにあわせて、出演した2021年テレビ番組での「アキラ」歌唱の様子をレポートにしてまとめてあります。「アキラ」は発売から2年以上たち、新曲の発売が待たれるところです。2024年を迎え、NHKはやウタ出演を機に「アキラ」のことを発売当時の歌唱より振り返り、この2年4か月程度の締めくくりとしたいと思います。本年早々にデビュー12周年を迎える岩佐美咲さんの今後の活躍をお祈りいたします。

 

岩佐美咲ブログより

10月6日 BS日テレ令和歌謡塾

 

岩佐美咲ブログより

以下の画像はBS日テレ令和歌謡塾より引用

10/6は村木弾さん、門松 みゆきさん司会のBS日テレ令和歌謡塾に出演しました。岩佐さんは一番目に登場、「よろしくお願いします。アキ、ラタイトルからしてすごいですよね。(村木が本名あきらというんです)ほんとですかあ。ちょっと信じちゃったー。人命がタイトルになった曲は初めてで、今回も秋元先生に詞を書いていただいたんですけど、さすがというかタイトル聴いただけでどんな曲なのかなと記になって頂けるんじゃないかと思います」ここでワンポイントレッスン。「サビでアキラというワードが出てきまして、そこを際立たせたいので、サビまでは淡々と歌っていただいて、アビのアキラのところを思い切り気持ちをのせていただいければ気持ちよく歌っていただけると思います。ぜひ歌ってみてください」

この日は発売日ということでテレビの前で初めてこの歌を聴いて下さった方も多いと思います。アキラの初披露は8/13の10周年コンサートの時、その時は一回だけだったので、わからない部分もありましたが、岩佐さんが言うように、サビのrところのねえ、アキラ♪のフレーズが耳に残り、インパクトのある曲だなあという印象でした。それと同時に昭和の風情溢れるオーソドックスな歌だとも思いました。その後ヨーロー堂での配信ライブでも歌唱され、MVも公開されました。

令和歌謡塾での歌唱はすでに安定感があり、収録はかなり早い時期で発売したばかりなのに完成度の高い歌唱でした。岩佐さんこの歌はとてもフィットしていて、前曲よりも歌いやすい印象で、この時も気持ちよさそうに歌っていたように思います。切ない歌なのですが決して暗い曲調ではなく、リズムに乗って軽快に進行する聴きやすい歌だという印象でした。テレビでは初披露で初めてこの曲を聴いてくれた皆さんにも一定のインパクトを与えられたのではないかと思います。

 

岩佐美咲ブログより

10月23日 BSテレ東 サブちゃんと歌仲間

 

岩佐美咲ブログより

10/23はサブちゃんと歌仲間出演。収録は9/15だったと思います。この番組では最近毎回司会のお手伝いをさせていただいて、今回も北山たけしさんと二人で司会をやっていました。普段からMCのお仕事もこなしている岩佐さんですから、この日もゲストの皆さんのお話を引き出し、時には笑顔で時には真剣に自分のことを話過ぎず、用意所でhあ自分の話も交えて、とてもよい司会者ぶりおでした。「おはようございます。元気でした。皆さん若いですね、皆さん年下です」

以下の画像はBSテレ東サブちゃんと歌仲間より引用

トークテーマはデビューということで「気が付けば10年目、AKBを離れて5年目、あっという間でした。一番覚えているのは無人駅の時それにかけて無人駅でイベントをやろうということになった時です。真夏だったんですけど逃げ場もなくて、冷房もなく日陰でも待てなくて、歌を聴いてる方もこんな風になりながらやっていたという思い出があります」というエピソードをお話しされていました。

この番組での歌唱はどうだったかといいますと、いつも緊張する岩佐さん、この日も緊張していたようですが、特に乱れもなく言葉を紡ぎだして確実に歌っていたように思います。収録したのは発売前ということで特に歌える感動も大きかったのかもしれません。すごく感情をこめて一生懸命歌う様子がうかがえ、ここのところが時に印象に残りました。熱情が表現されていたにせよ、岩佐さんならではの繊細な表現は失わず、歌や振り付けで、女性らしいいなめらかな所作が素晴らしかったです。サブちゃんと歌仲間は何回も出演されており、北島三郎さんをはじめ、すっかり演歌歌手の一人として認知されていると思いました。

 

岩佐美咲ブログより

11月7日 テレビ東京 洋子の演歌一直線

 

以下の画像はテレビ東京洋子の演歌一直線から引用

この番組は長山洋子さんがMCを務める番組です。岩佐さんは新曲を出すたびに出演されています。岩佐さんは番組の中盤、竹島宏さんのあとに登場。長山「今パン作りにはまっているそうですね」岩佐「そうなんですよ、姉がパティシエをしていまして姉に教えてもらいながら作っています」長山「お姉さんパティシエってうらやましい。これって普通にパン屋さんで売ってててお金払ってトレーに入れてみたいな」岩佐「ホームベーカリーがあるので粉を入れるだけです。焼く前に卵を塗るとつやつやになります」

このころはアキラを何度か歌っていたと思いますので、サブちゃんと歌仲間の時よりはリラックスして歌っていたように思います。この曲を歌う時はいつも感じるのですが、歌う場所やシチュエーションにおいても、あまり優劣の差がない歌唱で、その安定感が光ります。

「右手と左手のブルース」の時には歌う機会があまりなかったせいか、歌唱の出来栄えにばらつきがあり、なかなか100%の力を発揮できないことが続いたと思いますが、このアキラに関して言えばそういうことは全くなく、いつも安定したクオリティを出していると思うのです。これは「アキラ」という曲がシンプルな構成で岩佐さんにとって歌いやすい曲を提供したこともあると思いますが、こういう大人の歌を歌わせても岩佐さんがしっかり消化できるそういう年齢に達しているからかもしれませんね。

 

徳間ジャパンツイッターより引用

11月9日 テレビ東京 月~金お昼のソングショー ひるソン!

 

以下の画像はテレビ東京ひるソンより引用

11月9日は岩佐さんが小学生アシスタントかなでちゃん役でMCを務めるひるソンのゲストで出演しました。なので岩佐さんがどんな紹介をされるかが見ものなのですが、かなで「先日行った10周年コンサートではAKB時代からのファンの方も来て下さったそうですね」岩佐「はい、少しでも成長した姿を感じてくれたと思います。そしてそのコンサートで流れた映像として岩佐さんがスカイダイビングをした時の映像が流れました。かなで「顔やばいですね~」岩佐「4000mくらいラ飛びました。めちゃめちゃ楽しかったです」

男性への未練がありながらも芯の強い大人の女性を歌った楽曲ですという紹介。アキラのことが忘れられず何度も函館を訪れるわけで、1から9までうそでいいから一瞬でも愛してたそれは本当だよね♪ということでもわかるように、アキラは悪い男のようですが、強がりを言って、男運がないなんて思わないと力を込めて歌う場面が、せつないながらも芯の強い女性だということがわかる場面です。岩佐さんの表現の仕方もそういう切なさと、強がりを言う芯の強い女性のことをよく表現していますね。歌唱も相変わらず安定していて素晴らしかったです。

ひるソンにはクイズがあって今回は

1岩佐さんが毎日行っているのは?→半身浴 夏でも冬でも最低30分はする

2岩佐さんが半身浴をしながら行っていることは?→ブログ更新 浴室で一日を振り返る

3岩佐さんが最も好きな映画は?→グレイテストショーマン 観ると自信がわいてくる

4岩佐さんが一番好きなご飯のお供は?→納豆 子供のころからあずっと好き

以上でした。岩佐さんこれからもひるソンのアシスタント役頑張ってください。

岩佐美咲コメント今日のひるソンは観てくださいましたか?。ナレーションをしている番組に今回はゲストとして新曲を歌わせて頂きました。昨日のブログに書きそびれたな…と思っていたのですがよく考えたら毎日観て下さっているはずだから大丈夫だったかな 笑 「アキラ」を歌わせて頂きました。いつもお世話になっているひるソンスタッフの皆さんなので、緊張しがちな私ですがこの番組の収録は少しリラックスして楽しく過ごせるのです。またゲスト側でも歌わせて頂けるように頑張ります。(岩佐美咲ブログより)

岩佐美咲ブログより

 

以下の画像はBS日テレあさyたワイドより引用

11月25日 BS日テレ あさうたワイド

 

あさうたワイドは去年も出演されていましたね。この番組は三山ひろしさん、松前ひろ子さんがMCを務める番組。毎回ゲストの皆さんと楽しいトークが繰り広げられます。岩佐「おはようございます。よろしくお願いします」三山「10周年おめでとうございます」岩佐「あっという間です。デビューさせてもらったことが昨日の事のようで、でもいつまでもこの気持ちじゃいけないんだろうなと思いつつも、10周年ということでこの一年で気持ちが切り替われればいいと思います」

「AKBは13歳に入って卒業したのは21ですから7,8年です。8月に10周年コンサートがありまして、スカイダイビングの映像を流しました。最初の1分間はパラアシュートも開かず、落ちる瞬間だけで重力を感じて風がすごくてピースもできませんでした」三山「パラグライダーはやったことありますがスカイダイビングは嫌ですね」松前「私は気絶しそうです」岩佐「今日はお二人とAKB48の恋するフォーチュンクッキーの演歌バージョンをやりたいと思います。両手でおにぎりを作る振り付けがあります。三山「三角ですか丸ですか?大きいですね。それではよろしくお願いします」

ということで「恋するフォーチュンクッキー演歌バージョン」は皆さん楽しそうでしたね。三山さんオリジナリティあふれる面白い振り付けで私たちを楽しませてくれました。岩佐さんこの歌を演歌で歌う時には普段振り付けは違うのですが、やっぱりこの曲はおにぎりポーズが似合います。三山「すいませんねアレンジしちゃって」岩佐「いやもう最高でした。光栄です」松前「楽しかったです。こういう経験はなかなかできないです」ここでパンの話題も出ていました。岩佐「パンを作るの好きでがホームベーカリーを使っています」三山「私家電が大好きでよく知っています。米粉パンとか作るときがあります。簡単なので。でも買ってくればいいじゃないですか」岩佐「周りでお料理教室行っている人がいて、姉がパティシエなのでやりたいと思いました。今日持ってくるべきでした。お嫁に行く準備だけは万全です」

アキラの説明の後歌唱されました。松前「MVも函館で撮影されて」岩佐「函館行ってきて、八幡坂だったり赤レンガ倉庫の前で撮影したりしました。ロープウェイで函館山登ったりもしました。松前「観光大使になるかもしれませんね」岩佐「頑張ります」三山「実際には女性の名前のタイトルが多いですね。男性の名前のタイトルは珍しいんじゃないですか」岩佐「あるのかなっと思って調べたら全然出てこなくて、与作が出てきました」三山「確かにあれは男ですね、木こりですから」

文章が長くなったのでアキラの歌唱については多くを語りませんが、細かいことはあるにせよ、特に多くを語らなくてもお分かりの通り安心して見ていられる歌唱が続いています。今回はトークが多めでたくさんお話が聞けたので皆さんも満足されたのではないでしょうか。テレビでは一部のみしか聴くことはできませんが、ストーリーと振り付けは続くので、CDや付属のMVm配信イベントなどですべてご覧いただくとこの歌の良さがさらにお分かりになると思います。

 

以下の画像はNHKはやウタより引用

12月12日 NHK はやウタ

 

12月12日は岩佐美咲、今年「アキラ」でNHK初登場、番組が始まる前から反響が大きく、NHKの力がいかに大きいかを痛感させられました。司会を務めるのはミュージカルで大活躍の井上芳雄さんとNHKアナウンサーの保理小百合さん、岩佐さんは3番目に登場しました

「実家でチワワを飼っておりまして、2匹とも性格が真反対です。ちーずちゃんは素直でいつもしっぽを振っている性格で、はむちゃんhあ女王様気質でちょっとわがままなツンデレな性格です。この写真はちーずと写真を撮ってたらはむが嫉妬してちょっとかまいなさいと来た写真です。井上「どちらがかわいいというのはあるんですか」岩佐「どっちも違うかわいさがありますね。いいバランスで・・・・」と言いかけたところで小鳥の声が聞こえ時間となりました。

井上「どんな男なんだ、アキラ」アキラの紹介をした後、一人をおいて歌唱に入りました。この番組は30分で何人も登場するのですが、さすがNHKと感じさせるような段取りと構成がみられ、トークもあり歌もあるギュギュっと内容の埋まった番組でした。テレビの放送となるとオケよりも歌声のほうが強調される傾向があるのですが、今回はうまく調整がいっていたと思います。収録したのもつい最近で、発売して2カ月ともなると歌いなれてきて、歌い方の経験値も増してきます。もとより完成度の高い歌唱を続けてきたのですが、より安心して見ていられました。NHK全国放送の出演ということもあり、岩佐さん相当緊張したらしいのですが、皆さんの応援もあり無難にここなすことができてよかったです。

岩佐美咲収録時コメント 今日はNHK「はやウタ」の収録でした!朝から、いや昨日の夜からもう既にドキドキしておりましたが無事に終わってホッとしています。皆さんにたくさんパワーを頂きました。ありがとうございました。緊張しいなのは相変わらず。そして緊張するって、すごく体力を使いますよね…笑(岩佐美咲ブログより)

 

岩佐美咲2021テレビ番組出演「アキラ」歌唱総括

 

こうして一年を通してみても岩佐美咲さんの「アキラ」歌唱は安定感があり、岩佐さんにとってh歌いやすくジャストフィットの曲であるといえましょう。ただこれからのことを考えると、歌としての完成度は高いのですが、この歌をもっと多くの方に聴いてもらえるようなPRの仕方やプロデュースの仕方にはまだまだ改善の余地があると思います。岩佐さんに強力なファンがいて新曲発売とあればCDも買っていただき、イベントにも参加してくれる方は多いです。しかしながらもっと一般の方が岩佐美咲のCDを手元に置いて何度も聴いてみたいと思わせるようンな楽曲や、彼女がいつも言うような岩佐美咲といえばこの曲という一曲にはまだ出会っていないのかもしれません。いや新曲を出せばオリコン一位を獲得し、充分成功している演歌歌手と言えると思います。10周年を迎える歌手としてはこれからもっとNHKのような番組に出演し、全国的な認知が得られ、永遠に歌い継がれる普遍的な価値をもつ楽興に出会えることを願ってやみません。まだまだ書くことはありますが今回はこの辺にしておきましょう。2022年早々10周年を迎える岩佐美咲さんをよろしくお願いします。2021年ももう少し、皆様よい2022年をお迎えください。今年もありがとうございました。

岩佐美咲ブログより

 

岩佐美咲「アキラ」レポ 楽曲レビュー&発売一カ月感想

~聖地函館からアキラの思い出を巡る~

 

岩佐美咲「アキラ」発売一カ月にあたり 

 

岩佐美咲さんの「アキラ」10/6に発売以来一カ月たちました。発売週オリコン演歌歌謡部門で1位をいただき出だし好調1カ月たっても有線リクエストで好位置をキープするなど、まずますの成功を収めたように思います。とはいえこれからが本当の勝負、演歌歌謡曲の真の評価は、時間がたっても色あせることなく長期間にわたってヒットし続けること。できるだけ多くの方の耳に届き、愛される歌になること、その目標のためにさらに歌い続けなければなりません。今回はこの「アキラ」についての楽曲レビューと1カ月を経過しても感想を書いてみたいと思います。そしてこの曲のすばらしさを再認識し、今後の展開につなげていければ幸いです。皆様もいろいろな感想をお持ちだと思いますが、新たな発見の機会になればうれしいです。

 

「アキラ」という楽曲

 

「アキラ」の初披露は8/13 10周年神コンサートの時でした。内容については認識が足らなかったのですが、サビのところの ねえアキラ♪というフレーズが耳に残り、さすが秋元康先生作詞、人を惹きつけるインパクトのある曲だと思いました。それと同時に古くからあるような演歌調の雰囲気も感じられ、歌謡曲としてもクラシカルなわかりやすい曲だと思いました。「アキラ」はAメロとサビと大サビで構成され、サビ以外は同じメロディーが坦々と続くシンプルな曲です。インパクトはありますが非常に単純な曲で、現代の早くて複雑な展開の歌が多い中で正直このオーソドックスな曲が受け入れられるかどうかは未知数だったのです。しかしポップスにとってシンプルで聴きやすいことはよいことでもあると思います。岩佐さんの素直な歌い方やキャッチ―なフレーズがより多くの方に受け入れていただける要素を含んでいる歌だと思います。、、

歌詞は函館で付き合っていた二人が別れてしまって、一人東京で暮らす女性。しかしアキラという男性のことが忘れられす、年に何度か函館を訪れて思い出での地を巡る女性が主人公の曲です。一言で言って歌謡曲路線は引き継いでいるものの、歌詞の内容的には昭和演歌的な要素も取り入れ、函館という舞台とともに、情緒あふれる雰囲気をもった曲に仕上がっていると思いました。秋元先生らしいアイディアも随所に見られ、サビのねえ、アキラ・・・というフレーズや振り付けなど、聴く人に印象づけるようによく工夫された曲だと思います。岩佐さん以前はこういう大人の曲を歌うと挑戦の曲だとよく言われておりましたが、彼女ももう26歳、立派な大人の女性であり、こういう曲を歌わせても、聴く人のみならず彼女自身違和感なく受け止めてられるようになっているようです。デビューしたての頃は秋元先生が10年、20年後を見据えて作詞していたのが、岩佐さんの成長とともに歌が年齢相応になってきたということでしょう。

前奏で指を一本ずつ、親指、人差し指と9本折り曲げていきます。親指内を意味するのか全く予想がつかない展開。函館は今も一番好きな街よ♪ああ函館が舞台の唄なのだなあということがわかります。何度訪れたって変わらないから♪函館に深い思い出があったのでしょう、函館の美しい情景とともに、なにか恋の物語があったことを想像させます。坂道の途中海が見えて来る度、あの頃の潮風が吹き抜けてく♪始まりから坦々と続くメロディーの繰り返し、どことなく寂しげな曲調ですが決して暗くなることないリズミカルな伴奏、坂道が多く、歩いていると海が見えてきて、潮風が吹き抜ける。函館の美し以情景と絡めて、女性のさびしい感情をよく表現しています。

そして突然、ねえアキラ、ねえアキラ♪と霧が開けるように感情をぶつけます。それまでの坦々としたメロディーはここで思い切り感情を表現するための戦略だったのか?岩佐さんも「アキラ」を歌うポイントとして最初は坦々と歌い、一気にアキラ♪と表現することとお話しされていました。坦々とした部分を抑えめに歌うことで、さらにこのサビの部分のインパクトが増し、アキラという単純な構成の歌の中にも、強弱の抑揚をつけることに成功しているのです。いや単純な構成だからこそ聴く人の耳に残る聴きやすい歌になっているといえましょう。

この坦々と進みながらもサビのところを強調する戦略は前作「右手と左手のブルース」でもみられましたが、前半の坦々と歌う場面で音程が不安定にある場面もあり、その点では今回のほうが岩佐さんにとって、歌いやすい音程と適度な抑揚感があると思います。同じ悲恋を描いた歌謡曲路線とはいえ、作詞者も違い、前作のような重々しささは薄れ、より軽快で受け入れられやすい歌のような印象を受けます。岩佐さん「アキラ」初歌唱の時からかなりの線をいっていたと思いますが、その後の歌唱でも回数を重ねていないにもかかわらず、高い完成度で歌われています。前作はドロドロとした内容でダイレレクトな表現も多く、意図的に声を低く抑えて歌っていたように思いますが、途中からは本来の岩佐さんの歌い方に戻り、この歌でも素直に自分の歌いやすい歌い方で歌われて、作為的な窮屈感がなくなったと思います。

 

岩佐美咲「アキラ」の制作者

 

作詞は言わずもがなと知れた秋元康先生、秋元先生は岩佐さんに演歌歌手でやってみないかとお持ちかけ、彼女の楽曲に毎回参加して下さる大切なお方です。前作は作詞を行っていなかったが、本作ではふたたび作詞を担当しています。以前岩佐さんに大人になっても歌っていけるように作詞しているとお話しされていたそうで、岩佐さんそんなことまで考えてくれているんだなあと感激しておりました。作曲は小網準先生。AKB48の18thシングル「Beginner」のカップリング「僕だけのvalue」、SKE48の12thシングル「美しい稲妻」劇場盤のカップリング「夕立の前」、柏木由紀のソロ1stシングル「ショートケーキ」(Type-C)のカップリング「クラス会の後で」の作曲ほか、多くの楽曲を手がけている方です。なので秋元先生との双生も抜群、「アキラ」でも秋元先生の意図をよく組み入れ、見事な曲に仕上げておられると思います。

 

アキラという男性と主人公の女性

 

1から9まで嘘でいいから 一瞬でも 愛してた それは本当だよね♪冒頭の指を折りながら数える振り付けはこのことだったのかとわかります。それではアキラはどんな男性だったのでしょうか?岩佐さんが思うにこのアキラという男性は女たらしではなかったかということでしたが、それでも愛してしまい、思い出に深く刻まれる存在になった。なんと切ない恋物語なのでしょう。嘘をつかれても許して愛すことができた、単にいい人では、かえって深く愛することができなかった。悪いところも全部好きだったということでしょう。そういう男性像を描いたからこそこの曲の深みもより増しているのだと思います。

以下3枚の画像は10/9応援ソングだよ全員集合より引用

しかし、この主人公の女性は悲恋にはらはらと崩れ落ちるような女性ではありません。どんな悲しみも 幸せだった日々があれはあれでよかったと言い聞かせる♪というところや 最後のほうで曲調が代わり、男運がないなんて思わない あんなに愛せた男がいたもの♪というフレーズ、岩佐さんがこの曲の中で好きな歌詞とお話しされて力を込めて歌われていますが、この主人公の女性は女性らしい繊細でけなげな心を持ちながらも、きっとこの恋愛から立ち直るすべを持った芯の強い女性なのだと思います。この女性は恋の敗北者ではない。敗北とは認めたくないという強い意思が見て取れます。この女性の力強さに単なる悲恋の物語でない救いがありますね。函館の美しい情景を思い浮かべながら、この弱さと強さの微妙なバランスの表現に、ただただ落ち込むことのないこの歌の印象の良さがあると思います。

 

函館山から夜の街を眺めれば キラキラ輝いている 涙も真珠♪なんと美しい表現なのでしょう。深い悲しみがありながらも美しい思い出の変えようとするこの女性の心にも打たれますが、この歌の楽曲制作のセンスが香る一場面でもあります。歌詞に合った振り付けを三波美夕紀先生につけていただいたきました。ここの部分の振り付けもそうですが、涙を真珠と比喩するしぐさや、ねぇアキラのところで繰り返し行われる印象的な表情と手ぶりが、細かい部分の所作は岩佐さんならではの女性らしい繊細さが表れています。このこの繊細で美しい手の表現が曲の品位を高め、私たちを魅了してくれます。前作右手と左手のブルースにみられた切ない大人の恋愛の微妙な感情表現がここでも生きていると思います。

 

アキラ初の生演奏での歌唱

 

先日10/9のコンサートではアキラも披露、生演奏での歌唱は初めてでしたが、カラオケにはないライブ感があり、満席のお客さんの熱気とパワーで一層エネルギッシュな歌唱だったと思います。ギターやサックスも入ったこともあって、普段なかなか聴けないレアな演奏になりました。岩佐さんも大変な感動を覚えたようですし、お客さんの前で歌う方が、より素晴らしい歌唱になると思います。一カ月の間テレビ番組に出演しましたが、スタジオ収録だとどうしても歌声が強調される感あり、それはそはhあ後日書かせていただきます。今回のライブ出演、発売後間もないこの時期、今回は生バンドので初歌唱で、貴重な機会でしたし、舞台での場数を踏めばそれだけ歌い方もわかり、クオリティも向上するので、このような機会が増えるといいと思います。

 

美しい函館の街とMV撮影

 

MVも観てみましょう。撮影は2021年6月末頃、朝から夜まで丸一日使って行われたものと思います。岩佐さんのCDは例年1~2月ころでMV撮影も冬に行われておりましたが。今回は全く寒さを感じることもなく快適な撮影だったと言っておられます。岩佐さんと函館の美しい風景が流れるのですが、気づくことは同じ場面が何度か出てくることです。これはアキラという男性が忘れられない、頭の中をぐるぐる回っている、函館の思い出の地を何度も巡り歩くといことを表現したかったのだと思います。撮影当日函館山の山頂は霧がかかっていて夜景は見えなかったといいます。岩佐さんラッキーピエロというハンバーガー中心のお店にも立ち寄り、すごくかわいいとよく話しておられました。撮影中はなんとかお天気が持ってよかった。2019年以北斗市に来たことがあるが函館でお仕事をしたのは初めて、函館で映像を撮って頂いてありがとうございますとお話しされていました。