~さよならの夏~岩佐美咲Xセシルコルベルインパリ JAPAN EXPO2018 コクリコ坂から | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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上記画像は2018年7月8日スポニチさんの記事から引用させて頂きました。

Japan Expo2018は2018年7/5~7/8ぬパリで開催されたヨーロッパ最大級の日本文化の祭典です。マンガ、ゲーム、J-POP、伝統芸能まで幅広くカバーし最新の日本文化を満喫できるイベントとなっている。今回は演歌界期待の岩佐美咲さんが参加しました。映画「コクリコ坂から」ジブリ映画の名作として今なお絶大な支持を得ています。テレビでも何度となく放送されますので、再度ご覧になっていただけたらと思います。岩佐さんにとっても海外におけるステージを経験した貴重な経験でありますので、当時の様子を今振り返ってみたいと思いました。

 

 

岩佐さん、毎日が取材やサイン会、ライブなどで大忙し、イベントを紹介するレポーターも務めました。その中でも2日目にジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の主題歌を歌っています、フランス、ブルターニュ出身の女性シンガーソングライター、ハープ奏者であるセシルコルベルさんとのコラボが実現したことは特筆に値する出来事でありました。その場にいたわけではないので推察の域は出ないまでも、少しだけ感想を書いてみたいと思います。

コラボしたのは「さよならの夏~コクリコ坂から~」、最初コルベルさんが色々話し、そのあと岩佐さんが「ボンジュール!」と登場しました。コルベルさんのハープに合わせて、岩佐さんが絶妙な間合いで歌いだす。演歌歌手とはいえ、岩佐さんの透き通るような歌声はハープの音にマッチしたものです。コルベルさんの透明感のある歌声、ハープの音色にのって二人は歌でコミュニケーションをかわす。岩佐さんとコルベルさんはお互いにリスペクトしているからこそ、絶妙な掛け合いが実現したのだろう。曲はコルベルさんが歌を重ね合わせ、芸術性の高い、あまりにも美しい世界へと聴く者を連れて行ってくれました。

ここで実現された世界観は、岩佐さんの歌の世界でもまだあまりみた事のない境地だったようにも感じられます。それほど天国にいるような夢のよう世界でしたた。岩佐さん「緊張したけどありがとぷございます。セシルさんどお名人かと思っていましたが、とっても優しくって、お客さんもとっても優しくて楽しく歌わせてもらいました」「アリエッティの映画を観てたので、今回一緒に歌えて嬉しかった」アニメ好きの岩佐さんにとって今回のコラボは願ってもない嬉しい出来事で、フランス人のコルベルさんとのデュオはJapan Expoだからこそできた特別な贈り物だったに違いません。

ライブは「恋するフォーチュンクッキー演歌バージョン」「佐渡の鬼太鼓」の3曲を歌いました。「佐渡の鬼太鼓」は高いクオリティが出たし、日本の伝統文化をフランス人の方々にも伝える事が出来たのではないかと思います。「最後にみんなと写真を撮っていいですか?」岩佐さんはお客さんとのコミュニケーションもうまくこなし、立派な親善大使を務めていただいたのだと思います。

実はこの時間W杯のフランス戦があったので、お客さんが集まるかと心配していたのですが、熱心な日本好きのフランス人の方々が大勢集まり、改めて日本ブームなのか、フランス人の多様性なのか認識を新たにしたのでした。岩佐さんはサイン会でもいい出会いや、.優しいふれあいがあったらしく、国境の壁が薄れていくのを感じたといいます。岩佐さんにとってもかけがえのない経験でしたね。本当に受け取るものが多くて貴重な財産になると思います。Japan Expoに訪れた皆さん、岩佐美咲さんの歌を聴いていただきありがとうございました。

下記は2016年のパリ訪問時の写真です。

 

 

思うに岩佐さんは演歌のみならず、J-POPなど幅広いジャンルの歌を歌っても力を発揮します。だから国境を越えたこういうイベントやコラボには大変適しているのだと思います。演歌という伝統的な日本文化をコアに持っているからこそ、様々な音楽を取り入れても見事に昇華していくのでしょう。

 

私の話で恐縮ですが、学生時代から伝統音楽などに触れ、また中国やバリ島などでフィールドワークをしたり、融合文化の国ブラジルについても書かせてもらった。文化融合によって日本文化を発信するという分不相応な構想を描いたのもそのころでした。私がそういうことを言うべきではないかもしれないがが、最近の日本文化のポジションは世界的に見ても高いものがあるし、日本ブームでここしばらくは影響力があると思います。日本が世界に貢献できるとしたら、経済や技術というより第一に自然と調和した日本の生活文化を提案する事だと確信しています。またパリという街はヨーロッパにおいて様々な文化を受け入れ昇華する文化の中心地であると思います。そういう街で日本の最新の文化を紹介できることは非常に意義深い事なのでありましょう。最近ではウイルスの感染拡大によって、海外との文化交流も途絶えがち。こういうときこそ、日本文化の価値を思い出し、文化の灯が絶えないように、また世界に対して何か貢献できることができれば、これほどうれしいことはないです。岩佐美咲さんが演歌という文化を持って、様々な人や文化に出会い、影響されながら、自身の歌を高めるにとどまらず、新たな日本文化の可能性を開いていくことに期待したいものです。

 
 

 

 

 

コクリコ坂から』(2011年)は、宮崎駿さんが企画・脚本、宮崎吾朗さんが監督を務めた。舞台は、1964年の東京オリンピックの前年である1963年。主人公である16歳の少女・海が、高校の文化部部室の建物「カルチェラタン」の取り壊しに反対する学生との交流を通して成長し、家族の歴史を知る物語。

 

 

 

7/5一日目

7/6二日目

7/7三日目

7/8四日目