岩佐美咲 冬LOVEライブvol.2〜逢いたくて〜ライブレポ 2018年11月24日文化放送 | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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岩佐美咲さんは今秋2019126日に自身5回目となるソロコンサートを東京キネマ倶楽部で開催いたします。213日に新曲「恋の終わり三軒茶屋」の発売も決まっており、このコンサートも盛り上がりを見せるだろうと思います。ソロコン前に去年20181124日に開催された「岩佐美咲 冬LOVEライブ〜逢いたくて〜vol.2」のライヴレポートをまだ書いていなかったので、復習を兼ねて、様々の記事や当日書き留めた文章ををもとに編集して、思い出しながら書いてみたいと思いました。そして2回に分けて、このライブレポと今回のソロコンについて、僭越ながら、感想や思うところなども述べてみたいと思います。

 

「岩佐美咲 冬LOVEライブ〜逢いたくて〜vol.2」は文化放送と長良グループのジョイントライブとして、長良グループの若手精鋭アーティストを集めて、浜松町にある文化放送メディアプラスホールにて、3日間にわたって開催されました。このホールは150ほどのフラットな座席、ミュージシャンとの距離も近く小規模のアコースティックなライブには適していると思います。しかしながらキャパがキャパなだけに、岩佐美咲さんのライブはファンクラブの人でも事前申し込みでも取れないほどで、一般販売は数分で売り切れるなど、大変な盛況ぶりでした。当日券がでてますます会場は満員、熱気むんむんの中で、岩佐美咲さんの「ご来場ありがとうございます。皆さん元気ですか?今回は皆さんに元気になってもらう曲が無いのですけど、、、」などどユーモアを交えた影アナに続いてライブが始まりました。この日はTBSテレビの「有田哲平の夢なら醒めないで」の取材が入っていました。

 

岩佐さんが登場し最初に歌ったのは水樹奈々さんの深愛、今回のライブでは、岩佐さんが今までに歌ったことのないようなレアな曲もたくさん聴くことができ。とても新鮮でした。2曲目の.中島美嘉さんの雪の華は去年も歌いましたが、今年もまた違った響きで、2曲ともしっとりとして、岩佐さんの透明感と伸びのある歌声が際立った素晴らしい出来でした。この冒頭の2曲で会場をすっかり岩佐美咲の世界へ引き込んだと思います。「昨年もここでやらせてもららいました。こんなゆるい感じのライブです。今日は喋る時間をいっぱい貰っています」といつも岩佐さんは、コンサートで何をしゃべろうかと思うが、いざ始まってしまうと、ついしゃべりすぎてしまうようで、前回のソロコンの1部では大幅に時間が超過して怒られたという事もあったようです。でもこの日は、安心して「最後まで楽しんでください!」と元気いっぱいで、ギターの弾き語りコーナーへと突入しました。

 

ギターの弾き語りは普段はなかなか練習できませんが、忙しい合間を縫ってこの日のために練習していたようで、この日は確実に前回のソロコンの時よりうまくいったと思います。今回弾き語りで歌ったのは、粉雪.小さな恋のうたで、両方とも音程とか間のとり方が難しいと思いますが、岩佐さんはさすがの歌唱でしたね。特に小さな恋のうたはスローな部分もあり、急にテンポが上がったり、強弱の付け方と、か弾き語り曲としても難しかしい大作だったのではないかと思いますが、練習の成果が出て、本当に良かったと思います。「最初に弾き語りを行ったのは、浅草でのファーストコンサートの時で、なごり雪をやりましたが、その時よりは成長したんじゃないかと思います」と言っているように、毎回岩佐さんおギター弾き語りの成長ぶりは、見どころの一つで、今後も彼女の成長ぶりを見守っていたいと思います。
 

次のコーナーでは最初に小泉今日子さんの木枯らしに抱かれて、2番目に今井美樹さんの.PRIDEを歌いました。この2曲では岩佐さんの優しさが歌の表現によく出ていて、小泉さんより繊細で豊かな感情が表現された曲になっていましたし。2曲とも岩佐さんの包容力を感じさせるような、スケール感のある曲になっていたように思います。森高千里さんの.(でもこの傾向はあって、元の歌手の方とは違った彼女なりの世界観が表現されていてよかったと思います。.レット・イット・ゴーありのままで演歌バージョンでCDのカップリングに収録されていましたが、こうしてピアノとのアコースティックバージョンは、本来のこの曲に近かったのではないかと思いました。しっかりと盛り上がりも作っていてこのコーナーは聴かせどころでもあったと思います。。「アコーステックライブはちょうどいい暗さで、眠くなる人もいるみたいなので、しかっりと見張っています」などどジョークも言っていました。

 

グッズ紹介の後、再び弾き語り、今度は座って歌います。なごり雪は何度も歌って入うとあって、すごくしっかりと安定感のある歌唱でした。コレサワさんのたばこは、岩佐さんの恋愛観みたいなものも出ていたと思います。ところで今回のライブの選曲は正解だったともいます。どの曲も岩佐さんの年頃にあった、等身大の女性の気持ちが表現されていて、岩佐さんにフィットした良い選曲であったと思います。今度は立って弾き語り曲、トーカーの唄3丁目、貴方の家~という歌を歌いました。この曲は私も知らなかった曲でしたが、その名の通りちょっと危ない曲です。岩佐さんにとっても現実起こるかもしれない。岩佐さんは「逢いたくて」というタイトルを聞いて、思い浮かんだそうで、、「実際にストーカーするのではなくて、来年も行ったことのない県に行きたいと思いますので、ストーカーする勢いで全国ついてきて欲しい」というそんな趣旨で歌ったようで、なんとなく納得しました。

 

「弾き語りのライブは緊張するんですけど、演歌のライブとは一味も二味も違って、皆さんも新鮮だと思うし、私自身も楽しいので、春か秋かわかりませんけど、また開いたときは来てください」本編最後は、このライブのタイトルが「逢いたくて」なので、MISIAさんの.逢いたくていまを朗々と歌い上げました。まさしく歌い上げたという言葉がふさわしく、「今、逢いたい、、、」の部分ではこの日最大の声量で伸びのある歌声を聴かせていただきました。普段優しい歌声で歌う岩佐さんが、こんな熱唱する歌い方をするのは今まで見たことがありません。なにか彼女が、すごく神々しく見えました。

 

例によってわさみんコールの後、再び登場。「ありがとうございます。今日のライブを盛り上げてくださったスタッフを紹介します」「ギターはまだまだ未熟ですが、これからの成長を見守っていただきたいと思います」「私がライブを開くことができるのは、応援してくれる皆さんがいるおかげです」「ライブの時、お仕事とかまた頑張ろうとか、ちょっとでも前向きになれるように、恩返しができたらと思います」「来年は年女で猪突猛進で頑張りますのでよろしくおねがいします」アンコールの曲はいきものがかりさんの「ありがとう」です。この曲は岩佐さんのまっすぐな性格をよく引き出してくれて、みんなに希望を持たせてくれるいい曲です。「ありがとうって伝えたくて、、、」この時の岩佐さんの気持ちにピッタリですね。私もすごく晴れ晴れした気持ちになりました。「ありがとうございました!」皆さんのコールでこのライvブも終了となりました。

 

終了後は握手会です。この日はCDも完売、いつまでみつまでも、わさみんとお話ししたいというファンの方の列が続いていましたよ。このライブの模様を収録したテレビ番組でもこの長い列の場面が移っていて、岩佐美咲にはAKB時代からの多くのファンがいると放送していました。最近ではAKB時代からのファンだけでなく、演歌ファンや年配の方のお客さんも増えているようです。それは彼女が確かな歌唱力と、ファンを引き付ける魅力を持っているからだと思いますし、このライブでも、全編を通して、岩佐美咲のやさしい、包容力のある世界観によって空気が保たれていたように思います。アコースティックライブは演歌のコンサートとはまた違って、岩佐さんの心情がストレートに表現され、同じ歌を歌っても、元の歌手とは違う、自身の個性に近い表情を持った歌の連続で、ライブ全体が岩佐美咲の存在そのものであるかのような色彩を放っていたと思います。

 

岩佐さん、「ファンの方も性格が似てくる」と言っていましたが、そんな岩佐さんの周りには幸福がやってくると思います。今年1/26は自身5回目となるソロコンが控えています。次回はこのソロコンについて書きたいと思いますので、よろしければご覧ください。私も文章を書いたことで、思い出がよみがえり、しっかりとした記憶ができました。では皆様ソロコンでお会いしましょう。

 

岩佐美咲 冬LOVEライブ〜逢いたくて〜vol.2セットリスト

 

01.深愛(水樹奈々)

02.雪の華(中島美嘉)

MC1

03.粉雪(弾き語り)(レミオロメン) 

04.小さな恋のうた(弾き語り)(MONGOL800)

MC2

05.木枯らしに抱かれて(小泉今日子)

06.PRIDE(今井美樹)

07.雨(森高千里)

08.レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(松たか子)

MC3

09.なごり雪(弾き語り)(かぐや姫)

10.たばこ(弾き語り)(コレサワ)

MC4.

11.ストーカーの唄~3丁目、貴方の家~(弾き語り)(阿部真央)

MC5

12.逢いたくていま(MISIA)

 --- 本編終了 ---

MC6

EN.ありがとう(いきものがかり)