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ピョンチャン五輪フィギュアスケート 16日男子ショートプログラム(SP) 男子で66年ぶり五輪連覇を目指す羽生結弦(23=ANA)はSP111・68点で首位、昨季世界選手権2位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は同104・17点で3位に入った。初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は、同80・05点で20位だった。 羽生は冒頭に予定していた4回転ループから4回転サルコーに変更。高いジャンプから華麗に着氷。曲調にあわせ全身を使いステップ。トリプルアクセルも難なく着氷。4回転トーループ-3回転トーループのコンビネーションも着氷を決めた。昨年11月に痛めた右足首の不安を一蹴した。演技後は納得の表情を浮かべた。リンクにはたくさんのプーさんのぬいぐるみが投げ込まれた。 宇野は冒頭の4回転フリップをうまく着氷すると、終盤の4回転トーループ-3回転トーループも着氷。トリプルアクセルは少しバランス崩したがこらえ着氷。ダイナミックな演技で観客を魅了した。演技後は笑顔でガッツポーズを見せた。 田中は冒頭の4回転サルコーで着氷時にエッジが滑り転倒。続く3回転のコンビネーションはうまく着氷。終盤のトリプルアクセルも着氷した。演技後は少し悔しそうな表情を浮かべた。元世界王者のハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)は3つのジャンプを全て決め同107・58点で2位に入った。 ドミトリー・アリエフ(18=OAR)が冒頭の4回転ルッツ-3回転トーループで流れに乗るとその後のジャンプでもミスなく演技を行い自己ベストの同98・98点で5位に入った。昨年12月のGPファイナルを制したネーサン・チェン(18=米国)は冒頭の4回転で転倒。その後の2つのジャンプでもミスとなり同82・27点で17位発進となった。2年連続世界選手権3位の金博洋(20=中国)は、冒頭の4回転ルッツ-3回転トーループは高いジャンプから難なく着氷。続く4回転トーループも着氷。トリプルアクセルも決め同103・32点で4位、ソチ五輪銀のパトリック・チャン(27=カナダ)は同90・01点で6位につけた。 羽生は111.68点でトップ。音楽はショパンのピアノ曲「バラード1番」。しっとりと滑り出し、冒頭で4回転サルコーに成功。予定していたループから難度を下げた。フライングキャメルスピンと足換えのシットスピンはスピード豊か。ジャンプの基礎点が1.1倍になる後半に、まずトリプルアクセルを余裕を持って決め、4回転と3回転の連続トーループは2本目で両手を掲げる完成度の高さ。流麗なステップシークエンスは音のひとつひとつを表現するよう。最終要素の足換えのコンビネーションスピンの途中から大きな拍手が沸いた。このスピンでレベルの取りこぼしがあり、自己の持つ世界歴代最高には届かなかったものの、五輪連覇に向け、最高のスタートを切った。羽生結弦の話 特に不満な点もなく、うれしく思っている。やるべきことはやってきたし、(ケガで)2か月間滑れなかった間も努力をし続けてきた。(フリーでは)その努力を結果として出したい。 宇野は104.17点で3位につけた。音楽はヴィヴァルディの「四季」から「冬」。最初に4回転フリップを成功。フライングキャメルスピンとステップシークエンスで世界に引き込んだ。ジャンプの基礎点が1.1倍になる後半に4回転と3回転の連続トーループを決め、さらにトリプルアクセルでも着氷をこらえた。終盤2つのスピンではスタンドから手拍子も。納得のSPに笑顔でガッツポーズ。 |
| 前世界王者のフェルナンデス(スペイン)は107.58点。4回転と3回転の連続トーループ、4回転サルコーを跳び、ジャンプに危なげなし。まるでチャップリンの映画を見ているかのような好演技。金博洋(中国)は103.32点。現在最も難しい4回転ルッツと3回転トーループの連続ジャンプ、4回転トーループに成功。グランプリファイナルを制した18歳のチェン(米国)は82.27点。4回転ルッツで転倒、連続ジャンプも盛り込めないなど、得意のジャンプにミスが続いた。 |