東京マラソン 28日東京都庁前-東京ビッグサイト(42・195キロ)
1月の箱根駅伝を2連覇した青学大2年生の下田裕太(19)が初マラソンで10代日本最高記録(2時間15分30秒)を塗り替える2時間11分34秒で10位、日本人2位と躍進。同1位の高宮祐樹(28)が2時間10分57秒で8位と低調だったことも受け、原監督「東京に向けてリオを経験させないと。選考の有力候補にすべき」と提言した。原監督の指摘「学生に引っ張らすなよ!」。品川を折り返した17キロ過ぎ、約30人の第2集団前方に下田、橋本、渡辺、一色。青学大の面々。実業団選手中心の集団は、日本陸連の設定記録2時間6分30秒ペースには程遠い。けん制しあったのを差し引いても消極的なレース。学生「つまらない。ペース上げる口火を切ろう」。エントリーしたエリート選手164人中唯一の10代、下田が仕掛けた。後続に続くように手であおる。今井、松村、藤原らは低空飛行。「日本人トップの意識はなかった」という無名の高宮が2時間10分57秒。落ちてきた村山、スパートした服部を41キロ過ぎて抜いた下田が日本人2位。同3位の一色と、原監督は「チーム青山の勝利」。「テーブルに上がったというのはしょぼい発想。(下田は)有力候補ですよ。伸びしろは計り知れない。夏の東京へも、暑いリオを経験させないと。3枠を2枠にするのが一番だめ」。下田は「(リオは)考えてない。10代最速の肩書はうれしいけど」。「下の世代が学生でマラソンを走るのが間違ってないと思ってくれれば。『ファーストペンギン(開拓者)』として価値あるかな」。レース後の会見では日本陸連の酒井強化副委員長は「日本トップレベルが出たが、速いペースについていけなかった。物足りない」。学生の活躍に「将来性は(選考要項に)入れておりません」。代表3枠は「要項に『保証するものではない』とある」と、来月のびわ湖の結果次第では2枠の可能性も否定しなかった。