本州の太平洋側を急発達しながら進んだ低気圧の影響で18日、都心で6センチの積雪を観測するなど、関東甲信や東北南部の広範囲で大雪となった。転倒や事故が相次ぎ、80人近くが負傷。交通網は大きく乱れた。各地の消防などによると、埼玉県では転倒して骨折するなどして30人以上が負傷。都内でも30人近くがけがをして病院に搬送された。栃木県で9人、神奈川県で6人、茨城、群馬、千葉、山梨の各県でもそれぞれ数人がけがをした。空の便や鉄道は欠航や運転の遅れが相次いだ。日航と全日空は、羽田や大阪と各地を結ぶ便など18日の計137便の欠航を決め、1万1千人以上に影響が出た。東海道新幹線は一部区間で速度を落として運転した。首都圏の各私鉄でも遅れが発生。高速道路では、東名高速道路や中央自動車道、関越自動車道など各地で通行止めが相次いだ。18日夜以降は北日本や日本海側を中心に雪を伴って風が非常に強く吹く大荒れの天気となる見込みで、気象庁は大雪や猛吹雪などに警戒するよう呼びかけています。気象庁によりますと、低気圧が急速に発達しながら本州付近を通過しているため、東日本や北日本を中心に雪が降っていて、関東の平野部でも雪が積もっています。午後4時の積雪は埼玉県秩父市と長野県松本市で30センチ、前橋市で16センチ、仙台市と埼玉県熊谷市で8センチ、東京の都心で3センチなどとなっています。全国的に風も強まり、北海道のえりも岬では午後3時すぎに31.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。関東北部や東北などではこのあとも雪が降り続くほか、18日夜以降は冬型の気圧配置が強まるため、北日本や北陸、それに西日本の日本海側などで雪を伴って非常に強い風が吹く大荒れの天気となる見込みです。19日の朝までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、東北で80センチ、北海道と北陸、それに岐阜県で60センチ、関東甲信で40センチ、中国地方で35センチ、四国で30センチ、近畿と九州北部で20センチと予想されています。19日の朝から20日の朝までに降る雪の量は、いずれも多いところで、北海道と北陸で120センチから100センチ、岐阜県で80センチから60センチ、関東甲信と近畿で70センチから50センチ、東北と中国地方で60センチから40センチなどと予想されています。北日本や日本海側などでは、18日夜以降、ところによって吹雪となるほか、北海道などでは19日は見通しのきかない猛吹雪となるおそれがあります。19日にかけての最大風速は、北日本から西日本の陸上で18メートルから23メートル、海上で20メートルから28メートル、最大瞬間風速は30メートルから40メートルに達すると予想されています。全国的に波も高く、19日は北日本や北陸、西日本の日本海側で8メートル、関東や伊豆諸島で7メートル、東海、九州北部で6メートルと大しけとなる見込みです。また、19日は北海道太平洋側東部で高潮による浸水のおそれもあります。
今週は冬型の気圧配置が続くため、北日本から西日本の日本海側を中心に風が強い状態が続くほか、雪が降り続いて大雪となるおそれがあります。気象庁は大雪や猛吹雪、高波や高潮に警戒するとともに、雪による交通への影響や路面の凍結、電線や樹木への着雪などに十分注意するよう呼びかけています。