新国立競技場両者「杜のスタジアム」A案法隆寺、B案縄文遺跡にヒント | KONCHAN音楽プロデューサ-のよもやま話

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新国立競技場の新たな建設計画で、日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、総工費や工期、外観イメージなどを記載した応募業者の「技術提案書」を公表した。応募者は2者で、ともに木材を使用した和風建築に重きを置いたデザイン。A案は「法隆寺」、B案は「縄文文化」からヒントを得たと提案書で説明した。新国立の関係閣僚会議が8月に策定した「基本方針」を基にJSCが業者に示した「求める技術提案書」に「日本らしさに配慮した計画」という項目があり、日本の伝統的文化や気候・風土、伝統を踏まえた木材の利用が提示されていた。A案のテーマは「木と緑のスタジアム」。提案書には、世界最古の木造建築といわれる法隆寺五重塔の写真が添付され、日本らしい外観として「垂木構造」を採用している。文化体験ゾーンなどには畳や障子を用いチーム更衣室にも木材をふんだんに使用している。B案のテーマは「21世紀の新しい伝統」。青森の三内丸山遺跡など縄文時代の遺跡や神社の祭事空間には、巨木の列柱がよく見られるとの理由から、高さ19メートルで72本の純木製の柱で天蓋を支えるデザインとし、五輪の祝祭感を表した。両案ともに天蓋には太陽光パネルも設置する。総工費、工期ともに両案は似た数値となった。周辺整備費22億円を除いた上限1528億円に対し、A案は約1489億円、B案は1496億円。完成期限は20年4月となっている中、IOCが20年1月の完成を求めていた懸案の工期も両者ともに19年11月末とそろった。両者のコンセプトには「杜のスタジアム」と一致した。今後、技術提案等審査委員会(村上周三委員長・建築環境専門の東大名誉教授)が審査をするため、官製談合などを防ぐためにもJSCは業者名は非公表としたが、2陣営の建築家は隈研吾氏(61)と伊東豊雄氏(74)とされている。手を組んだゼネコンは大成建設などの企業共同体(JV)と、竹中工務店と清水建設、大林組の3社が組んだJVとみられている。大成建設と竹中工務店はザハ案時も担当した。業者決定前の応募内容公表は極めて異例で、JSCの池田貴城理事は「前計画の反省を踏まえてプロセス透明化を図るため公開した」と説明した。今後は19日に業者のプレゼンを聞いた後、審査委員会が採点。JSC大東和美理事長がA、B案どちらかに決定した後、関係閣僚会議で正式決定し、年内に発表される。