気象庁によりますと、前線を伴った低気圧は三陸沖に進み、関東や東北では風の強い状態が続いています。10日夜から11日にかけて前線を伴った低気圧が通過した西日本や東日本では太平洋側を中心に各地で雨や風が強まりました。午前4時半ごろには和歌山市で35メートル、三重県尾鷲市で31.6メートル、正午前には千葉市で28.8メートルの最大瞬間風速をそれぞれ観測しました。また、高知県香美市物部では午前3時5分までの1時間に昭和52年に統計を取り始めてから最も多い86.5ミリの猛烈な雨が降ったほか、西日本の各地で200ミリを超える雨が降り、12月としては統計を取り始めから最も多い雨量を観測しました。さらに南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、西日本と東日本の太平洋側では気温が上昇して各地で20度を上回り、三重県では25度以上の夏日となったところがあります。西日本や東日本の風はピークを越えつつありますが、低気圧はこのあとも東へ進むと予想され、東北では11日夜遅くにかけて太平洋側を中心に風の強い状態が続く見込みです。東日本や東北の太平洋側の海上では、波の高さが6メートルの大しけが続く見込みです。気象庁は引き続き強風や高波に十分注意するよう呼びかけています。