テニスATPツアーファイナル1次リーグA組 19日(日本時間20日)ロンドン・O2アリーナ
世界8位の錦織圭(25=日清食品)が1次リーグ1勝2敗でA組3位となり、今季の戦いを終えた。4大大会歴代最多17度の優勝を誇る同3位のロジャー・フェデラー(スイス)を相手に、スーパーショットの応酬を繰り広げた。5-7、6-4、4-6で敗れたとはいえ、錦織復活ののろしを上げた。錦織は1球ごとに声を振り絞り、フェデラーの球に食らいついた。第1セットを接戦で落とし、第2セットで1-4と追い詰められたが、一気に5ゲームを連取。最終セットも1-4から追い上げた。「(勝ちに)近かったので悔しい」「負けたけれど、久しぶりに楽しい一戦だった」と表情は少し晴れやかだった。8月の全米でまさかの初戦負けして以来、「何かモヤモヤ感があった」と言う。しかし、「学ぶ点が多い」という憧れのフェデラーとの一戦で「自分らしいプレーが戻ってきた。来年につながる」。今季を世界8位で終えた。昨年の5位より3つ落ちたが、9位との世界ランクの得点は大差で今季は上位8人が抜けた。
-試合を終えて
錦織 いいプレーができたのはうれしいけど、やっぱり(勝利が)近かっただけに悔しい。最後の最後で負けてしまうのは数ポイントの差でも小さいようで大きい。少しの余裕が彼にはまだある。
-第2セットは1-4から盛り返した
錦織 1ポイントずつ戦うしかなかった。試合の内容が思い出せないぐらい、集中していた。
-満足度は
錦織 自分らしいテニスを取り戻せたのはすごく大きい。満足はある。本当に数ポイント、悔やむポイントが何個かある。
-試合を楽しめたか
錦織 久しぶりに負けはしたけど、楽しめた一戦だった。彼のスーパーショットが決まる度に悔しいけど、同時に楽しさもあった。学ぶところが多い点では、自分も成長できるのを感じられる。
-最終戦を終えて
錦織 これだけ追い詰められたのは来年につながる。自信はついている。モヤモヤしていた中、いいテニスが戻って収穫の方が大きかった。ポジティブに捉えてオフシーズンにまた頑張りたい。