28日、81.1メートルの最大瞬間風速を観測した沖縄県与那国島の被害について、沖縄県が確認を進めた結果、これまでのところ住宅全壊が10棟、半壊が27棟、一部損壊が200棟以上に上っているということです。小学校や中学校でも体育館の屋根が剥がれるなどの被害が出ている。また、沿岸部では、沖合に設置された堤防が損壊しているということです。このほか農業では、宮古島で、さとうきびが倒れるなどの被害が出ましたが、与那国島や石垣島では、まだ被害の状況が把握できていないということです。与那国島への生活物資は、週1回、那覇からの貨物船が輸送しているほか、毎週火曜日と金曜日に石垣島からのフェリーでも運んでいます。しかし、先島諸島の沿岸は29日も台風21号の影響で波の高い状態が続いていて、貨物船とフェリーはいずれも欠航となりました。各船会社によりますと、天候に問題がなければ、それぞれの船は1日遅れで出港し、フェリーは30日、貨物船は10月1日、与那国島に到着する予定。与那国島では、29日午後9時現在でおよそ400世帯が停電しているほか、通信ケーブルが損傷して電話やインターネットなどがつながりにくくなっています。このため、電力会社や通信会社の社員などが29日午後、復旧作業にあたるため、自衛隊のヘリコプターで現地に出発しました。