W杯イングランド大会を戦う世界ランク11位の日本代表は今日23日、同12位のスコットランドとの第2戦に臨む。プロップ稲垣啓太(25=パナソニック)は、大金星を挙げた南アフリカ戦での右手中指骨折が判明したが先発入り。稲垣は後半18分から出場した南アフリカ戦で負傷。「入って最初のプレーで。関節が外れたのかなって思ってましたけど。折れてましたね」。添え木をテープで止め、支えているだけの中指を見て言った。第1関節の腱も切れ、自力でまっすぐ伸ばせない状態だ。それでも「よくある。全然問題ないですよ。握れますし。痛みはもちろんありますけど」。中指は伸ばしたまま4本の指でつかめばいい。7月に股関節をケガしたこともあって初戦の先発は三上に譲ったが、本来は先発出場する実力の持ち主。南アとの激闘から中3日しかなく、三上のダメージは大きい。ケガを抱えていても、少しでもフレッシュな状態である稲垣が、ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)から先発を任された。昨季挑戦したSR。レベルズ(オーストラリア)で過ごした半年の間に、110キロだった体重は一時120キロを超えた。「オージービーフが安かったので」と、夕食は自炊で毎日1キロの牛肉を腹に入れた。出発時に持って行った衣服は「だいたい捨てて帰ってきた。きつくてボタンもとめられなくなっていた」。7月のパシフィック・ネーションズ杯(米国、カナダ)期間中、ジョーンズHCと2人で特訓した。「相手を1人2人巻き込んで倒れ、守備の人数を減らすのが僕の仕事。どうすれば効果的か練習した」「W杯で試したいこともある」。スコットランドは南ア同様、大型FW陣に自信を持つ。稲垣は「向こうはいけると思ってくるでしょう。そこを止める」。